社会人なら、新聞に目を通すことを習慣にしている人が多いもの。
その新聞にも、求人情報は掲載されています。
これは昔ながらの方法ですが、広告を掲載する側にすれば、注目度が高い新聞への「求人広告」は、今でも利用しやすいと言えます。
ただ、どのような求人が多いのか、正社員としての転職活動に役立つものなのか、気になりませんか?
では、新聞での求人広告について、詳細をご紹介します。
新聞の求人折込広告の特徴と注意点
新聞ということで、信頼性が高く感じられ、ブラック企業の求人はありえないはずと思っている人が多いかもしれませんが、新聞もTVや雑誌と同じく、多くが広告費により成り立っています。
つまり、広告費を支払ってもらえるのなら、少々残念に感じる求人であっても、掲載がされるわけです。
無料掲載のハローワークに比べれば、悪質な企業は少なめと言えますが、「新聞の求人は優良企業による」という考え方はやめておきましょう。
地元のローカル企業が多め
新聞掲載の求人情報は地域密着型であることが多々で、ローカルの企業による求人が多いことが挙げられます。
時代はインターネットとはいえ、特に長い歴史を持つローカル企業では、昔ながらの方法を重視し、求人広告は新聞と決めているところもありますから、古い企業や中小企業の求人が多く見られるのです。
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そのような企業は、安定した業績という特徴があると言えますが、中にはやはり、離職率が高い企業、ブラック企業からの求人もありますから要注意。
新聞の求人広告であっても、応募前にその企業についてチェックするようにしましょう。
対象年齢層が高め
昨今、20代における新聞購読率の低下が伝えられており、実際に新聞の求人情報でターゲットとなる年齢層は、30~50代が多いとされています。
つまり、この年代の転職希望者であれば、新聞の求人情報が収集の媒体として優良と言えます。
ただし、新聞を購入している人はもちろんのこと、地域によっては図書館などでも新聞の求人広告を置いているところがあるようなので、求人情報をチェックする人が多く、その求人企業へのミドル層応募者による競争倍率の高さが難点でもあります。
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また逆に言えば、応募者にミドル層が多いことから、20代の転職希望者にとってチャンスとも考えられます。
中には、若い人の雇用を考えている企業も多く、20代の応募者が少ないほど、他求人媒体と比べれば有利と言えるでしょう。
新聞の求人情報は、全国版や地方版により、掲載される曜日、掲載数、内容も違ってきます。
例えば、日経新聞では日曜掲載がほとんどで、金融・証券関係の求人が多いという特徴があります。
新聞による情報収集も価値があるものですから、まずは手に入るだけの新聞を選別・チェックし、絞り込んでから、良い情報だけを集めるようにしてはいかがでしょうか。
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