サウナストーブとは?サウナの種類や電気・ガス・薪サウナストーブの特徴やデメリット等紹介

昨今のサウナブームの影響により、温泉やスーパー銭湯だけでなくキャンプ場や川沿いにサウナを設置して屋外でサウナを利用する人も多くなりました。中には自宅にサウナストーブやサウナの設備を設置して楽しむ方も存在します。

本記事では、サウナの中を暖めるサウナストーブって何?という疑問や、サウナストーブの種類・メリットとデメリット・サウナストーブの種類に合わせたサウナの種類などを紹介します。

サウナストーブとは何?

サウナストーブとは名前の通り、サウナ室を温めるための装置のことを指しており、どの種類のサウナにもサウナストーブは存在します。サウナストーブはサウナの種類によって形状やサウナ室を温める熱源が変わっていたり、どのように部屋を温めるかによって方式も変化しており、輻射式(遠赤外線型)・格納式(ボナサーム)・対流式(ストーン型)などが存在しています。

  • 輻射式(遠赤外線型):サウナのイメージにあるような柵や格子に囲まれている状態のサウナ。『コンフォートサウナ』とも呼ばれる。
  • 格納式(ボナサーム):座席のベンチや壁面などに隠されており、サウナ室からサウナストーブが見えないように作られている方式。
  • 対流式(ストーン型):サウナストーブの上にサウナの石が積まれている方式のサウナ。『ロッキーサウナ』とも呼ばれており、石に水やアロマをかけて体感温度を上昇させるロウリュを楽しむことができる。

それぞれのサウナは熱源が違っていれば温度や湿度も変わります。また、サウナストーブの本体代やコストパフォーマンスなども変わります。サウナストーブを選ぶときには自身の好みの温度や湿度に合わせたサウナの方式とサウナストーブ選びを行いましょう。

サウナストーブの熱源はガスと電気と薪、熱源別のサウナの特徴も紹介

サウナストーブの熱源の種類は大きく3種類に分類されており、以下の3点になります。

  • ガス(遠赤外線)
  • 電気(電気で発生させる熱・スチーマーなど)
  • (薪など燃える燃料)

サウナストーブの熱源が変われば、サウナの温度や湿度も変化します。例えば、ガスが熱源のサウナは基本的に遠赤外線のサウナになるため、温度は電気サウナストーブ比べて低く、多湿でじっくりと体を温めるサウナが多いです。熱源によるサウナの種類と特徴をとらえることができれば、自身が入りたいサウナを選ぶときに利用することができます。

遠赤外線サウナ【ガスサウナストーブ】の特徴

遠赤外線サウナの熱源はガスであり、輻射式と呼ばれる熱が体を直接温める方式を用いているサウナです。電気サウナや薪サウナとの違いは、電機サウナストーブにあるサウナストーンや薪のように燃焼させて対流の力によってサウナ室の温度を上げて間接的に人を温める方式とは異なり、遠赤外線が放つ放射熱という力を用いて、直接人の体を温める点がガスサウナストーブの特徴になります。

ガスサウナストーブの温度は約60℃~約70℃とサウナにしては比較的に低温で、湿度も通常のサウナに比べて高くはなく、湿度を保つことはできません。しかし、低温で体を直接じんわりと温めるため、高温のサウナに比べて高いリラックス効果に期待することができます。

電気サウナ【電気サウナストーブ】の特徴

電気サウナストーブは主にドライサウナなどに使用されたり、スチームサウナに用いられています。特徴としては、電気が持つエネルギーを用いて部屋の空気を高温の状態にして、その高温の空気で体を温める対流と呼ばれる方式で温度を調節しております。

電気サウナの温度は約80℃~約100℃と高温で乾燥していることが多く湿度は低めです。高温で一気に体の温度を上昇させ、汗の発汗を促すため、電気サウナ入浴後はスッキリした感覚になることが多いです。

ボナサームサウナ【電気サウナストーブ】の特徴

ボナサームサウナは格納式サウナとも呼ばれており、サウナ室のベンチの下や壁面などにサウナストーブが設置されるため、サウナ室からサウナストーブが見えないサウナです。サウナストーブが見えないため、サウナ室の見た目はすっきりとし、狭い空間でもコンパクトにサウナストーブが設置できることがボナサームサウナの特徴と言えます。

基本的に、ひな壇の下にサウナストーブが設置され、温められた空気が上に上昇することを利用し、対流によってサウナ室全体を温めます。

ロッキーサウナ【電気サウナストーブ】の特徴

ロッキーサウナの特徴は名前の通り、電気サウナストーブの上にサウナストーンを山積みに置き、サウナ石を温めることで空気全体を温める方式です。フィンランドで発祥し、古くから存在するサウナの種類であり、日本でも大変人気を誇っています。サウナストーンは花香石という石を用いられています。

ロッキーサウナの温度も80℃~100℃ほどの高温で低湿ですが、サウナストーンに水をかける「ロウリュ」を行うことで、サウナストーンにかかった水が蒸発し、湿度を保つことが可能です。また、体感温度も上昇し、アロマ水でロウリュすることでリラックス効果にも大きく期待することができます。

サウナ室の真ん中に電気サウナストーブとサウナストーンを置き、格子や柵で囲んだ見た目のサウナことを『ikiサウナ』と呼んでおります。

セラストームサウナ【電気サウナストーブ】の特徴

セラストームサウナの特徴は、セラミックヒーターでサウナ室を温める方式のサウナです。普通の室内に置かれるセラミックヒーターを想像するとわかりやすいですが、サウナ内の温度もそこまで高くはありません。また、現在ではセラストームサウナの製造は行われておらず、日本でも数件しかないため、激レアのサウナです。

イズネス【ガスサウナストーブ+サウナストーン】の特徴

イズネスは熱源がガスでありながら、サウナストーンも用いたサウナストーブであり、遠赤外線ヒーターとサウナストーンを用いることで、低温の遠赤外線で体の芯からじっくり温めることができながら、サウナストーンで部屋の空気自体も温めることができ、更にロウリュや、「アウフグース」と呼ばれる、タオルや団扇を仰いで部屋の暖かい空気を循環させてくれるサービスを使うことで、体感温度も高いまま遠赤外線サウナを楽しむことができます。

薪サウナ【薪サウナストーブ】の特徴

薪ストーブサウナの特徴は、電気やガスというエネルギーではなく、薪を燃やすことによる燃焼の火を用いるため、より自然に一体化したサウナを楽しむことができる点です。薪の量や燃焼の度合いによって温度が変わるため、サウナの温度を一定で楽しむことは難しいですが、自身の好みに合わせて薪を足して温度を上げることができるのが薪サウナの醍醐味ともいえます。

日本では消防法の兼ね合い上、施設で常設されているお店はほぼありませんが、薪サウナはテントサウナで活躍することが多く、テントサウナ場のサウナ施設は基本的に薪サウナが採用されていることが多いです。

電気ストーブ・ガスストーブ・薪ストーブのメリットとデメリット

電気ストーブサウナ・ガスストーブサウナ・薪ストーブサウナの3つの種類のサウナストーブにはそれぞれ環境や設備、コストに対してメリットとデメリットが存在します。

自身が入りたいサウナの温度感や湿度を調べたいときや、また新しく自宅や周囲にサウナを設置する時に各それぞれのサウナストーブのメリットとデメリットを理解してサウナストーブ選びをすることで、自身に適したサウナストーブを選ぶことが可能です。

電気ストーブサウナ・ガスストーブサウナ・薪ストーブサウナのメリットとデメリットを表にまとめたものが以下になります。

サウナストーブの種類 メリット デメリット
電気サウナストーブ

・部屋の余熱が手軽

・温度調節が簡単

・煙突の設置などの余計な手間がかからない

・火を使わないため安全

・サウナストーブの初期費用や本体代が高い

・余熱時間が長い(約30分)

・火力が低い

 

薪サウナストーブ

・熱効率が高い

・火力が高い

・焚き火効果でリラックス効果にも期待できる

・薪割り、薪集めが大変

・煙突やサウナ内の維持管理が大変

・薪や施設の費用などコストが高い

・薪サウナの煙が人体に悪影響を及ぼす可能性がある

・火を取り扱うため危険

ガスサウナストーブ

・余熱時間が短い

・サウナストーブの本体代や費用が比較的安価で使いやすい

 

・設置が難しい

・環境への影響が良くない

 

電気サウナストーブのメリット

電気のサウナストーブを用いるメリットは以下の4点になります。

  • 部屋の余熱が手軽
  • 温度調節が簡単
  • 煙突の設置など余計な手間がかからない
  • 火をつかわないため安全

電気というエネルギーを用いるため、着火から温度の上昇、調整などを電気に任せることができるため、極力手間をかけずに手軽にサウナを利用することができる事が電気サウナストーブのメリットだと考えられます。

サウナ室の余熱が手軽

電気サウナストーブの余熱はスイッチのONとOFFのボタン1つで行うことが可能なため、薪を割ったり火を起こしたりする手間を省くことができ、手軽に余熱をスタートすることができます。

温度調節が簡単

電気のサウナストーブは余熱がボタン1つで行うことができるのと同じように、温度調節も手軽に行うことが可能です。薪サウナであれば、薪を追加する作業が必要になりますが、温度の維持や調節は制御盤を用いるため、こちらもボタンの操作1つで温度を調節することが可能です。

サウナストーブの設置が簡単で手間がかからない

電気サウナストーブは設置が簡単なこともメリットの1つとして挙げられます。火を用いず電気を利用するため、煙突の設置や有毒なガスを排気する手間も必要ありません。電源口さえ確保できれば、どこでも電気ストーブサウナを楽しむことが可能です。

逆に、薪ストーブサウナとガスストーブサウナは二酸化炭素や一酸化炭素が発生するため、煙突や排気管を設置する必要があります。

火を使わないため安全にサウナストーブを利用できる

電気サウナストーブは火を使いません。そのため、火を用いる薪サウナやガスを用いるガスストーブサウナに比べ比較的安全にサウナを利用することができます。薪サウナで火を用いた場合、火をずっと気にしながらサウナに入る必要があります。

また、サウナ室内の排気や煙で汚れたサウナ室や煙突掃除したり手間も発生するため、そういった手間を省くことができる意味でも火を使わない電気サウナストーブはメリットがあるといえます。

電気サウナストーブのデメリット

電気サウナストーブのデメリットは以下の4点になります。

  • 電気代が1時間あたり約100円~約120円ほどかかる
  • 電気サウナストーブの本体代が約20万円~約40万円ほどと初期費用が高い
  • 余熱時間が長い(約30分)
  • 最大火力が低い

電気サウナストーブは電気を用いるため当然電気代が発生します。また、電気サウナストーブの本体は、薪やガスに比べて本体代が高く初期費用が高いです。電気サウナストーブのデメリットを理解して、サウナ選びを行いましょう。

電気サウナストーブは電気代が1時間あたり約100円~約120円ほどかかる

電気サウナストーブは電気を用いるため当然電気代が発生します。電気サウナストーブの電気代はいくらなのかというと、1時間あたり約100円~約120円ほどと考えられています。

毎日サウナストーブを利用した時の1か月の電気代は約3000円~約3600円ほどとされていますが、サウナの余熱の時間が約30分ほどかかるため、サウナ室を余熱している時間を除いて1時間であれば、1か月の電気代は約4500円~約5500円ほどになります。

電気のサウナストーブの本体代は約20万円~約40万円と初期費用が高い

電気サウナストーブの本体代は、薪サウナやガスのサウナに比べてサウナストーブの本体代が高く、初期費用が高いことがデメリットの1つとして挙げられます。

電気サウナストーブの本体代の相場は、約20万円~約40万円ほどと薪サウナなどに比べると何十倍も高くなることもあります。しかし、電気ストーブサウナは燃料費や設備に対して維持費などがほぼないため、ランニングコストを長い目で見ると薪サウナよりお得になる可能性もあります。

余熱時間が長い(約30分)

電気サウナストーブのデメリットの1つに余熱時間が長いこともあげられます。電気サウナストーブの余熱時間はおよそ30分ほどのため、余熱開始から30分ほどはサウナに入ることができません。

当然、余熱にも電気代が発生するため、電気サウナストーブを1時間利用したいときは、余熱の30分を含め、1時間30分電気サウナストーブを稼働させる必要があります。

サウナストーブの火力が低い

電気サウナストーブは温度調整がボタンでできる一方、温度にも天井があるため、サウナ室の温度をあげたくても最高温度の設定に達しているため、温度をあげることができない可能性があります。

電気サウナストーブの温度や火力を上げたい場合は、サウナストーンを用いたロウリュを行うことで、体感温度をあげることが可能です。体感温度があがると熱い温度を求めている場合、満足感が更に増します。

薪ストーブサウナのメリット

  • 熱効率が高い
  • 火力が高い
  • 焚き火効果によるリラックス効果

薪ストーブサウナのメリットは上記の3点になります。薪ストーブサウナは唯一自然の火を使ったサウナのため、電気サウナストーブやガスサウナストーブより高い温度や強い火力でサウナを楽しむことが可能です。

熱源がガスや電気と異なっていることから、サウナに入ったときの肌に伝わる温かさの違いを体験することができます。

熱効率が高い

薪サウナストーブのメリットの1つとして熱効率の良さが挙げられます。電気やガスという熱源と違って、薪を燃やして直接的にサウナ室の温度を高めるため、サウナ室全体に温度がいきわたりやすくなります。

火力が高い

薪サウナは電気サウナストーブやガスサウナストーブに比べて最大の火力が高いことが魅力の一つです。電気サウナストーブやガスストーブの温度は約50℃~約90℃ほどに比べて、薪サウナは薪を追加し燃料を増やすことで100℃を超えることも可能です。

高温で熱いサウナが好きな方は、薪サウナを選んで温度をあげてサウナを楽しむことができます。

焚き火効果でリラックス効果に期待できる

薪サウナストーブのメリットは、焚き火効果により高いリラックス効果を得ることができることが最大の効果と言えます。薪サウナの炎は1/fゆらぎという、人間が本能的に持つ快感や感覚の成分が含まれており、薪が燃える火を見ながらサウナに入ることで、火がメラメラ燃えている音や、パチパチと火が音をたてたり、薪が燃える臭いで更にリラックス効果を生むことができます。

薪ストーブサウナのデメリット

  • 薪割り・薪集めが大変
  • 煙突やサウナ内の維持管理が大変で難しい
  • 薪が1時間あたり120円~160円分を消費するため、コスパが悪い
  • 余熱時間が長い
  • 薪サウナの煙は人体に有害な影響を与える
  • 火を取り扱うため危険

薪ストーブサウナのデメリットは上記の6点になります。薪サウナのメリットは薪サウナ特有の癒し効果などがありますが、デメリットも多く存在しており、特に薪を燃焼させて温度をあげるため有害な影響を与える事が他の電気やガスのサウナストーブにはないデメリットになります。取り扱いも炎を取り扱うため、より一層注意が必要です。

薪割り・薪集めが大変

薪サウナストーブは薪が燃料になります。燃料として使う薪は消費が激しいため、大量の薪が必要になります。薪を拾っていく場合、薪を集める労力も必要になりますし、薪をサウナストーブに入れる大きさに薪を割る必要もあります。薪を割る労力や、薪集めに多大な労力がかかることがわかります。

煙突やサウナ内の維持管理が大変

薪サウナストーブは、薪を燃料にして温度を高めるため一酸化炭素が発生します。そのため薪サウナを行う場合、空気を換気する煙突が必要になります。また、薪から排出される灰やすすがサウナ室を汚す可能性があるため、煙突のサウナ室の維持が電気やガスのサウナストーブに比べて大変なことがデメリットとしてあげられます。

薪は1時間あたり120円~160円ほどの薪を消費するためコスパが悪い

薪サウナストーブは薪を燃料にしてサウナ室の温度をあげるため、薪サウナには大量の薪が必要になりコストが高くなることがデメリットとして挙げられます。薪の消費量は、1時間あたり約120円~約160円分の薪を必要とするため、電気サウナストーブと比べても、1時間あたりのサウナのコストとしてはコスパが悪くなってしまいます。

余熱時間が長い(約1時間)

薪サウナストーブの余熱時間は約1時間です。電気サウナストーブの余熱時間が約30分ほどということを考えると、サウナ室の余熱時間が約30分ほど長くかかってしまうことが薪サウナのデメリットです。そのため、薪サウナを利用する場合、約1時間前くらいからサウナを温める必要があります。

薪サウナの煙は人体に悪影響を及ぼす可能性がある

薪を燃焼させてサウナ室を温める薪サウナは、薪が燃焼されるため一酸化炭素が発生します。一酸化炭素は人体にとって有害な物質であり、十分な換気を行わないと一酸化炭素中毒を起こす可能性があります。

また、薪の燃焼によって発生する灰やすすも人体の中に入ると有害な物質であるため、体に悪影響を及ぼす可能性があると考えられています。薪サウナを行う場合は、必ず煙突を設置し換気を行うことと、サウナ室に飛沫した灰をこまめに掃除する必要があります。

火を取り扱うため危険

薪サウナストーブは唯一火を取り扱うサウナストーブです。火は扱いをあやまると火事の原因につながるため危険です。そのため、薪サウナ利用中は、サウナ室から出ても薪サウナストーブの火の具合を注意しながら利用する必要があります。

薪サウナから出る時は必ず、薪サウナストーブの火の具合を確認してからサウナ室を出る必要があります。

ガスストーブサウナのメリット

  • 余熱時間が短い
  • サウナストーブの本体代が電気サウナストーブより安価でコスパがいい

ガスサウナストーブは遠赤外線を利用したサウナストーブです。メリットは2点あり、①余熱時間が短いこと、と②ガスサウナストーブの本体代が安価でコスパがいいことの2点になります。

余熱時間が短い

ガスサウナストーブの最大のメリットは、余熱時間が短いことです。熱効率が非常に高いため、電気サウナストーブや薪サウナストーブと比べ、圧倒的に短い時間でサウナ室全体を温めることが可能です。

また、ガスサウナストーブは遠赤外線を用いて、低い温度で体を直接温めるためサウナ室の温度が低くても、体を直接じんわりと温めてくれるため、電気や薪サウナに比べて体も温まりやすいことがメリットとしてあげられます。

サウナストーブの本体代が比較的安価でコスパが良い

ガスサウナストーブのメリットはサウナストーブの本体代が安価である点も挙げられます。電気サウナストーブが比較的に高価なものであるため、初めてサウナストーブを買う事を検討している方にとっては、比較的に始めやすい価格のものが多く、手軽に始めることが可能です。

ガスサウナストーブのデメリット、

  • ガスサウナストーブは設置が難しい
  • 環境に悪影響を及ぼす

ガスサウナストーブのデメリットは上記の2点になります。危険性などは電気サウナストーブや薪サウナストーブに比べても低く、人体への影響も比較的に少なくありますが、デメリットも存在するため紹介します。

設置が難しい

ガスサウナストーブの最大のデメリットは、サウナストーブの設置が難しい点にあります。ガスサウナストーブは名前の通り、ガスを使ったサウナのため、ガスサウナストーブの設置時にガスの取り扱いやガス管の接続が必要になります。

一般の方では、ガスの知識などに理解がある人は多くないため、ガスの知識がない人はガスの専門業者に依頼して、ガスサウナストーブを設置することで簡単にサウナストーブを設置することができます。

環境への影響が良くない

ガスサウナストーブはガスを利用するため、環境に対して悪影響を及ぼす可能性もあります。ガスサウナストーブを利用すると当然ガスが発生するため、電気サウナストーブと比べても二酸化炭素が増えたり、一酸化炭素を排出するようになります。

自然環境にも悪影響を及ぼすだけでなく、人体にも悪影響を及ぼします。

サウナストーブの熱源によるサウナの種類

サウナストーブの熱源は、電気・ガス・薪の3種類がメインになりますが、それぞれの熱源を利用したサウナの種類はどのようなものがあるかを紹介します。

  • 乾式サウナ
  • 湿式サウナ
  • フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ)
  • その他のサウナ

基本的にサウナの種類は4種類に分けられます。銭湯や温泉に併設されているサウナは、乾式サウナ・湿式サウナ・フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ)の3種類です。それぞれサウナ室の中の形状が変わっていたり、温度や湿度が違っています。

ここではサウナの種類を紹介しますが、サウナの種類の詳しい内容や効果・効能・温度や湿度などの違いに関しては、別の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

サウナの種類を紹介!様々なサウナの特徴や違い・効果・効能を徹底解説!

乾式サウナ:ドライサウナ(電気)・遠赤外線サウナ(ガス)

乾式サウナとは名前の通り、湿度が低いという特徴を持っています。サウナ室の中はカラッとした空気になっており、温度が高くなるほど熱く肌が焼けるように熱くなります。

  • ドライサウナ(熱源:電気 高温低湿)
  • 遠赤外線サウナ(熱源:ガス 低温低湿)

乾湿サウナは大きくドライサウナと遠赤外線サウナの2種類に分類されています。乾式サウナの湿度は約10%~約20%ほどと湿度が低いことが特徴として挙げられます。

ドライサウナは熱源が電気です。温度が約80℃~約100℃ほどと高温が特徴で、短時間で汗を大量にかくことができスッキリすることに向いています。

遠赤外線サウナは熱源がガスです。温度は約50℃~約80℃ほどと低温で、遠赤外線の輻射という効果を使って、体をじっくり温めリラックス効果を高める作用がある特徴を持っています。

湿式サウナ:スチームサウナ(電気)・ミストサウナ(電気)

湿式サウナとは、湿度が90%~100%と高い湿度を持っていることが特徴のサウナです。湿式サウナには以下の2種類のサウナがあげられます。

  • スチームサウナ(特徴:サウナ室の下から蒸気を発生させ上に循環させる)
  • ミストサウナ(特徴:霧をサウナ室の上から下に循環させる)

スチームサウナとミストサウナの温度は約40℃~約50℃ほどと、温度は高くなく低温多湿になっています。しかし、特徴としてサウナ室の空気の循環が上からなのか下からなのかが違います。

湿式サウナも低温でじっくりと体を温めるためリラックス効果が高まることや、サウナの種類の中で一番湿度が高いため、肌に潤いを与えることができることから、美肌効果にも期待することができます。

フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ)

フィンランド式サウナはロウリュサウナとも呼ばれており、電気サウナストーブの上にサウナストーンを置いて、サウナストーンに水をかけることによって体感温度を上昇させる『ロウリュ』を行うことができるサウナです。

フィンランド式サウナの特徴は、高温低湿でありながらも、温度は約70℃~100℃、湿度は約25%ほどと、乾式サウナと湿式サウナの中間くらいの温度と湿度を持っています。

フィンランド式サウナにも種類が何種類か存在しており、ロウリュサウナ・スモークサウナ・ケロサウナ・アイスサウナなどがあります。

その他サウナ(塩サウナ・ボナサウナ・バレルサウナ)

サウナの種類は大きく乾式サウナと湿式サウナとフィンランド式サウナの3種類に分類することができますが、この3種類に含まれないサウナも多数存在します。

塩サウナは、体に塩を塗ることで身体の発汗作用を促しまた、美肌効果にもいい影響を与えます。

ボナサウナは、サウナ室からサウナストーブやサウナストーンが見えない構造のサウナです。サウナストーブはひな壇の下や、壁面に埋め込まれているためサウナ室はコンパクトですっきりとした外観になります。

バレルサウナは名前の通り、樽状の外観をしたサウナになっており、耐熱性の優れた設計やサウナ室内が熱循環にも優れているため、温度が部屋全体に行き届きやすいサウナになっています。

その他のサウナには他にも様々なサウナが存在していますが、フィンランドをはじめとした海外のサウナがほとんどのため、国内で入れることが稀なものが多いです。

 

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