関東からの移住者が福井への愛と感謝を伝えるメディア!『Dearふくい』

『読むためにずむ』を読んでいる皆様、こんにちは!

福井県のローカルメディア『Dearふくい』を運営している、江戸しおりと申します。

 

今回は、関東出身の私が、縁もゆかりもない福井でローカルメディアを始めるに至った経緯ややりがいなどについて書いていきますので、参考になれば幸いです。

 

著者 江戸しおり
ブログ Dearふくい|福井県のローカルメディア
X(旧Twitter) @Dear_Fukui
Instagram @dear_fukui
Facebook @dearfukui

Dearふくいを始めた理由

私は2015年からフリーランスライターとして活動しており、昨年法人成りして、現在は会社を経営しながらライター業を営んでいます。

 

2015年当時、なんの実績もなかった私は、「何か実績を残さなければ」「何か新しいチャレンジをしなければ」と思いながらも、どうしたらいいのかわからない日々を送っていました。

そんな時、たまたま目にした「ゆるい移住」というプロジェクトに惹かれて、縁もゆかりもない福井県で半年間の体験移住をしたことが全ての始まりでした。

とにかく福井が素敵!

当時は、「福井ってどこ?」というレベルで福井のことを全く知らなかった私ですが、初めて訪れた福井のまち(鯖江市)は、想像以上に素敵だったんです。

 

山が多い場所ですが、少し足を伸ばせば美しい海もあり、とにかく自然豊か!
お米や日本酒のほか、海の幸も山の幸も美味しい!
そして何より福井の方は、東京から来たという私に「そんなに遠くから!ようこそ~」と、満面の笑顔で声をかけてくれる方ばかり。

 

なんて素敵なまちなんだろう!と福井が大好きになり、このまちの魅力を発信したい!と思うようになりました。

地方での情報発信は、ダイレクトに反応をもらえる!

そこで私がまず始めたのが、福井での体験移住の日々をつづった「ゆるい移住ブログ~ゆるブロ~」。

ゆるブロの記事は、想像以上に反響がありました。

 

まちを歩いていると、

「ゆるブロ読んでます!」

「地元育ちの自分も知らなかった穴場がたくさん紹介されていて、おもしろいです!」

「自分にとっては当たり前のことだったけど、よそから来た人にとっては珍しいものだったんですね」
などなど、さまざまなご意見をいただくことができました。

 

ライターとしてさまざまな地域(主に東京)の記事を書いた経験がありましたが、東京ではそんな反応はなかなかもらえませんよね!

 

こうして、地方での情報発信のおもしろさを知り、もっと発信したい!と思うようになりました。

福井全域の情報をもっと発信したい!

半年間の体験移住が終わり、東京に戻った私でしたが、福井愛は止まらず、それから3年間、毎月1週間ほど福井に滞在する生活を送ることに。(その後、現在は完全に移住しています。)

 

体験移住終了と同時にブログもいったん終了となりましたが、初めてのブログ運営で得た素晴らしい経験は、私の頭の片隅にずっと残っていました。

そして、移住終了から半年ほど経った2016年秋に、福井県のローカルメディア「Dearふくい」を立ち上げたのです。

 

ゆるブロは、私が体験移住していた鯖江市の情報を中心としたブログでした。しかし、より多くの人に、より充実した情報を届けるためには、もう少し広い範囲の情報を発信したほうがいいはず。

そこで、テーマを「“福井県全域”の、観光・グルメ・イベント情報など」とし、Dearふくいの運営を始めました。

 

「Dearふくい」という名前は、「福井への愛と感謝を伝える」という思いを込めて。
「親愛なる福井の皆様へ」「親愛なる福井のために」といった意味で、「Dearふくい」という名前をつけました。

 

Dearふくいをやっていて、嬉しいこと

8年以上も記事を書き続け、サイトを運営していくには、さまざまな苦労があります。

それでもDearふくいを続けているのは、たくさんのやりがいがあるからです。

好きなことを書ける

Dearふくいは、ふらっとご飯を食べに行った先のお店が気に入ったら、その場で掲載依頼をし、自分で自由に記事を書く、というスタイルでやっています。

このやり方は、ライターとして日々仕事に追われる自分の気分転換に役立っています。

 

仕事としてお金をいただいてライターをしている以上、書きたくないこと、興味がないことでも書かなければいけない瞬間がたくさんあります。

しかし、自分で運営しているメディアであれば、自分の思ったことを自由に書くことができるので、そのようなストレスがありません。

 

書きたいことを、書きたいように書く。それができるDearふくいは、私にとっての癒しの場となっています。

そして、書きたいことを書きたいように書いているから、ウソ偽りのない、正直な情報を発信できるメディアでいられるのです。

反響が大きい!

ゆるブロの時と同様、Dearふくいも、読者の方からダイレクトに反応をいただけることが多いです。

特に嬉しいのは、取材先の方が喜んでくれた時!

 

「自分の思いを正確に言語化してくれて、宝物のような記事になりました」

「お店のホームページがないから、この記事を公式サイトのように使っていいですか?」

などなど、Dearふくいの記事をとても喜び、大切にしてくれる方が多く、そんな感想をいただけた時は本当に嬉しいです。

 

福井のメディアといえばDearふくい!と言われるようにしたい!

今年8年目を迎えたDearふくいですが、これからも、細く(笑)長く続けていけたらいいなと思っています。

 

最近では「Dearふくいゼミ」という講座も開催しています。

1クール5回の講座で、企画・構成・取材・写真撮影・執筆の方法をお伝えし、参加者の皆さんが作った記事を、実際にDearふくいで公開する、というものです。

情報発信にかかわるさまざまなジャンルのプロも、ゲスト講師として1クールに2人お呼びしています。

 

すでにのべ30人ほどの方に参加していただいており、いろいろな視点から福井の情報発信をすることの面白さも感じています。

これからは私だけでなく、福井を愛するたくさんの方に記事作成にも参加していただき、

「福井のメディアといえば、Dearふくい!」と言われるようなサイトを目指していきたいと思っています。

 

皆様にも、福井旅行の際はぜひDearふくいをご覧いただきたいです。

 

最後に

一時期のブームの時から見れば、ローカルメディア、地域情報発信ブログといったジャンルが下火になってきているのかもしれません。

しかし、地域の情報発信の楽しさはいつの時代も変わりません!

地域情報に特化したブログなどを始めたいと思っている方は、ぜひ前向きにチャレンジしてほしいなと思います。

 

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