読む為にずむ【日々の出会い・暮らしを楽しくするブログ】を読まれている皆さま、こんにちは。
「子どもと接するのが苦手な父親の記録」というブログをはてなブログ上に執筆している「かずさん」です。
今回は、こちらのブログで寄稿させていただくチャンスをいただき、記事を執筆することとなりました。
特に今からブログを始めようとされている方の参考になればうれしいです。
著者 | かずさん |
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ブログ | 子どもと接するのが苦手な父親の記録 |
ブログを始めたきっかけ
大変お恥ずかしい話なのですが、私がブログを始めた理由は副収入を得たかったからです。
特別な技能を持っている訳ではなかった私にできることを調べていて辿り着いたのが、ブログを運営することで広告収入を得ることでした。
少し古い調査にはなりますが、2009年に総務省が行った「ブログの実態に関する調査研究」によりますと、1年続くブログは「30%」、2年続くブログは「10%」、3年続くブログはわずか「3%」なのだそうです。
参考資料:https://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2009/2009-02.pdf
※この調査では、1ヶ月以内に更新されたブログを継続とみなしています。
また、「一般社団法人 日本アフィリエイト協議会(JAO)」が行った「アフィリエイト市場調査2022」の調査結果によりますと、月間収入が1,000円にも満たない人が71%という結果となっています。
つまり、ほとんどのサイト運営者は収入を得ることができていないということになります。
一方で、月1万円以上のアフィリエイト収入を得た運営者は全体の14.4%、月3万円以上は全体の9.7%となっており、これは過去最高記録なのだそうです。
どの世界も厳しい競争があるのは当たり前のはずなのに、私はこのような現実を全く知ることなくブログを始めました。
説明書を読まないタイプの方へ
私は家電製品などの説明書を読むのが面倒なので、適当にいじってしまうタイプです。
その性格が災いし、ブログも「まずは始めてから考えよう」というスタンスで、無料サービスから始めてしまいました。
後から知ったのですが、ブログ運営で広告収入を得るためには、Google AdSenseの広告を載せることが必要不可欠なのですが、広告掲載するには審査を受けることが必要です。
審査を通るためには、無料サービスでは対応できない、いくつかの必須事項があります。
最初から審査を通過するための対策を打っていれば、早期で審査を通ることも可能らしいのですが、私は後から対策をしたので全然審査が通りませんでした。
どうしたらよいのか、対策すらわからないので、ほとほと嫌になり、ブログ運営で収入を得ることは諦めたんです。
そこから1年以上放置です。
但し、全くやめたわけではなく、趣味として継続していたことで、後日たまたま申請したら審査に通るという奇跡につながるのですが、新しく始める人に私のような苦労をしてもらいたくありません。
収入を得たいと思ってブログを始めるのであれば、事前準備と初期投資は必須だと思った方が良いです。
副業はライター業で
このように私のブログ運営は苦労続きだったのですが、ブログを初めて良かったことがあります。
それは「文章を書くことが好きだ」ということを思い出せたということです。
どうせ副業するのであれば、自分が好きだと思えることをやりたい。
これを機に、私の副業はライター業となり、ブログ運営は趣味へと変わりました。
ブログ運営をしてよかったこと
子どもの頃の私は、新聞社などで働くことを夢見ていた時期がありました。
受験に失敗し、夢途絶えたわけですが、文章を書くという職業への憧れは心の中でくすぶっていたんだと思います。
ライター業は依頼に基づいて記事を書くため、自分の書きたい内容が書けるわけではありません。
ブログ運営により、私はそのくすぶりを解放することができているんです。
自分の発信したいことが伝えられる
例えば、自分以外にあまり知っている人がいないような情報ってあるじゃないですか。
「駐車場の一番奥に車を止めたんだったら、花火大会が終わる20分前には出ないと、渋滞で2時間は出られなくなるよ」
「マンゴーって常温に放置しても熟していくから、スーパーで買った後でもすぐに食べないで、食べ頃まで待った方がいいよ」
みたいな話です。
「花火大会が好きだから皆に楽しんでもらいたい」
「マンゴーの美味しさを大勢の人に伝えたい」
これを世の中に発信する場があって、記事にすることで、もしかしたら誰かの役にたつかもしれない。
それがたとえ一人だけだったとしても、こんな嬉しいこと、ないですよね。
生活に張りが出る
「ブログに載せるために新しいことをやってみよう!」
この気持ちが、今の私の生活に張りをもたらしてくれます。
現地調査をしに行ったり、新しい料理を食べに行ったりするようなことは、ブログ運営をしていなければ、絶対にやっていない行為です。
いい加減な記事を書くわけには行かないから、根拠となるエビデンスを調べてみようといったような事もあります。
そして知識が増えていきます。
仕事(本業)には慣れてしまい、新しいことにチャレンジすることがほとんどない年齢となった私にとって、生活の刺激をブログ運営からもらっています。
ブログを継続させる方法
いくら好きなことだとしても、必ず嫌になる時期は訪れます。
そこをいかに乗り切るかが、継続できるかどうかの全てです。
日記を継続するのと似ていると思うのですが、私は日記を続けられたことがありません。
そんな私が何故継続できたのか、いくつか思い当たることをご紹介します。
目標投稿回数を決める
私は今、週3回記事を投稿することにしています。
広告収入をあきらめ、放置していた期間は、月に4回は投稿することに決めていました。
一度決めたことに固執せず、気分次第で目標は変えてよいと思います。
しかし、決めた目標は達成するという気持ちは持っていた方が良いです。
私も何とか、この目標数だけはクリアして来たので継続できています。
無名な自分のことなんか誰も気にしない
一つの発言が物議を起こすような有名人ではないですから、道徳的なタブー(人を傷つけたりすることなど)さえ気をつければ、何を書いても自由です。
「読者に響く何かを書かなければならない」「こんな内容を公開してしまっても良いのか」などと考えてしまうと筆は止まります。
つまらない記事は読まれないだけです。ただそれだけ。
気にする必要なんてありません。
たまに打ったヒットで喜ぶ
無名の自分でも、たまにヒットを打つことがあります。
私はプチバズリした記事があったら、どうしてバズったのかを考えてみます。
そして、バズった記事に寄せた内容でまた書きます。
それがバズったらめちゃくちゃ嬉しいです。
PVが伸びたら楽しいんですよ。
やっぱり読んでもらいたくて書いている訳ですから。
仕事だと、必ずヒットを打つことが求められますが、趣味だから絶対にヒットを打つ必要はない。
でもヒットが出ると嬉しいし、楽しいし、また打ちたいなと思う。
その繰り返しですね。
ちなみに私は「マンゴー」と「花火」に関する記事で少しバズらせてもらいました。
朝起きてPCを開き、PVが伸びているのをみてにやにやしている自分がいます。
まとめ:無料で楽しめる趣味くらいにはなり得る
現在の私は、有料プランでブログを運営しているので、経費がかかっています。
最近ようやく、Google AdSenseの広告から得られる収入がわずかに経費を上回るようになりました。
つまり、無料で趣味が出来ているというレベル感です。
収入を得ているレベルには達していませんので、ブログを始めた当初の目的は、いまだ果たせずにいます。
しかし、ブログを始める前より明らかに充実した生活を送ることができています。
いろいろなことにチャレンジするようになりました。
どうしようかな、面倒だなと思い、躊躇することがなくなりました。
自分が他人に伝えたいと思うことを発信する場を得ました。
小遣い稼ぎ目的で始めたブログ運営は、趣味となり、今では生きがいに変わっています。
人生、思いもよらない不思議なことが起こるものですね。