サウナの種類を紹介!様々なサウナの特徴や違い・効果・効能を徹底解説!

サウナの種類は何種類も存在し、それぞれサウナの温度や効果・効能は異なります。

本記事では、サウナの種類を分類し、それぞれのサウナがどのような雰囲気なのかや、どこで体験可能か、サウナの違いについて一つずつ紹介します。また、オススメのサウナの入り方や注意点なども解説します。

サウナの種類は3種類に分類・それぞれのサウナの違いについて解説

サウナの種類は、サウナの温め方や部屋の形状、設置されている機械によって大きく3種類のサウナに分類されます。以下が3つの分類になります。

  • 乾式サウナ
  • 湿式サウナ
  • フィンランドサウナ

サウナを設置している施設や場所・温め方によってサウナの種類は異なっており、温度・湿度・効果効能が変わっております。乾式サウナ・湿式サウナ・フィンランドサウナの温度や湿度・効果効能の違いは何?という方に向けて以下の表でまとめました。

サウナの種類 温度 湿度 特徴 効果・効能
乾式サウナ 約90℃~約110℃ 約10%~約15%

カラッとしている、

高い温度で一気に発汗を促す

短時間で大量の汗を発汗することができる。

血行促進・疲労回復・肩こり・疲労回復・ストレス解消など

一気に体の温度が上昇し、副交感神経が活発になるためサウナの後はスッキリした感覚になる

湿式サウナ 約50℃~約85℃ 約100% 蒸気や霧を発生させて体をじんわり温める 多湿による肌のうるおい効果・循環器系の改善・ストレス解消・疲労回復など
フィンランドサウナ 約70℃~ 約70%

低温多湿で体をじんわり温める

スチームやスモークを浴びてリラックスすることができる。

発汗による新陳代謝の向上・血行促進・疲労回復・ストレス解消など

フィンランドサウナのヴィヒタには減菌効果もあり、傷の治癒や体を清潔にする効果もある

上記の表でもわかるように、乾湿サウナと湿式サウナ・フィンランドサウナの違いは湿度の差が大きく異なっていることがわかります。湿式サウナフィンランドサウナの湿度は約90%~約100%に対して、乾式サウナは10%~15%と湿度が大きく違うことから、体の暖まり方も変わります。

サウナの種類によって変わる体の暖まり方の違いは、フィンランドサウナ・湿式サウナは低温多湿で体の内からじんわりと温めるサウナですが、乾式サウナは高温で体を外から一気に温めるサウナになります。体の温め方が変わるとサウナの種類によって効果・効能も変化します。

乾式サウナと湿式サウナ・フィンランドサウナの効果・効能の違いは、それぞれのサウナの温度の違いによって変化します。乾式サウナは高温で体温を一気に上昇させるため、副交感神経が活発化し、サウナ後はすっきりした感覚(整うといった状態)になります。

湿式サウナ・フィンランドサウナに関しては、低温多湿でじんわりと温めるため、リラックス効果やストレス解消・疲労回復などの効果に期待できます。

乾式サウナの種類と特徴・効果効能

乾式サウナの種類は大きく2つのサウナが存在します。

    • ドライサウナ
    • 遠赤外線サウナ(コンフォートサウナ)

乾式サウナなので、2種類とも湿度が低いことが特徴です。しかし、温度に差が大きくあり、ドライサウナでは90℃~100℃の高温低湿、遠赤外線サウナは60℃~70℃ほどの低温低湿のサウナを楽しむことができます。

温度や湿度、特徴や効果・効能についてまとめた表が以下になります。

乾式サウナ 温度 湿度 特徴 効果・効能
ドライサウナ 約90℃~約110℃ 約10℃~約15℃

低湿高温で体を一気に温める

 

血行促進・疲労回復・肩こり・副交感神経の活発化によるスッキリ感の向上
遠赤外線サウナ 約60℃~約70℃ 約10℃~約15℃ 遠赤外線を用いて効率よく体温を上昇させる 心臓の健康をよくする効果・血圧を低下させる効果がある

 

ドライサウナ

ドライサウナとは多くの方が想像する、日本では昔から存在している銭湯に設置されているサウナの中でも基本のタイプのサウナになります。カラカラとした室内が特徴で、温度は約90℃~約100℃と高温でありながら、湿度は約10%~約15%ほどと低湿度なため、ドライサウナに入れば一気に大量の汗を発汗し、スッキリとした気分になれるため日本でも根強い人気を誇っています。

ドライサウナの効果と効能は、副交感神経の活発化によるスッキリ感だけでなく、短時間で血行促進、肩こり、リフレッシュ効果などが挙げられます。

低湿で高温なため空気が乾燥しやすく、熱い温度が苦手な方は皮膚や頭が熱く感じたり呼吸が辛いと息苦しさを感じるケースもあります。タオルを口付近に被せて呼吸する時の湿度を保ち、呼吸しやすくしたりサウナハットをかぶることで頭が熱くなることを防ぐことも可能です。

遠赤外線サウナ(コンフォートサウナ)

遠赤外線サウナは別名コンフォートサウナとも呼ばれており、遠赤外線ランプを利用して体を温めるサウナです。遠赤外線の仕組みは光の波長の一部である遠赤外線を体に当てることで、外気の気温ではなく、直接人の温度をあげているのが遠赤外線サウナの仕組みになります。

遠赤外線サウナの効果・効能は、遠赤外線の低温でじっくりと体を温めるため、ドライサウナとは逆の交感神経が作用し、リラックス効果・疲労回復・ストレス解消などが期待されます。

話題の「遠赤外線サウナ」って?

湿式サウナの特徴と効果・効能

湿式サウナは、温度は約50℃~約70℃ほどとサウナの中では高くない種類の温度になりますが、湿度が約90%~約100%とほぼ100%に近い湿度を保つサウナになります。種類としては

  • ミストサウナ
  • スチームサウナ

の2種類に分類されます。スチームサウナもミストサウナも温度や湿度に大きな差はありませんが、ミストとスチームの違いがありますので、違いを下記で解説します。

ミストサウナ

ミストサウナとは、ミスト(霧)の名前の通り、お湯を霧状に変化させ霧の湿度と温度でサウナ内を暖めるサウナです。温度は約40℃~60℃ほどになり、湿度は100%近くあります。ミストサウナの霧は、霧を噴射するノズルがサウナの部屋の上につけられていることが多く、上から下へ霧がおりてきます。

最近では、サウナに使うミストのお湯の中に、リラックス効果を用いた香りのアロマなどが混ぜられていることもあり、更にリラックス効果を高めてくれます。

更にミストサウナの効果・効能として、低温でじっくり体をあたためるため血行が促進されたり、高い湿度で肌のうるおい成分を増幅させ、美肌効果などにも影響を与えます。

ミストサウナの効果-東京ガス

スチームサウナ

スチームサウナは、サウナ浴室内に設置された機械を用いて、水を蒸発させた時に発生する蒸気で部屋を暖めるサウナです。温度は約40℃から50℃、湿度は約100%と、sチームサウナとミストサウナの違いは、温度や湿度という点ではほぼありません。

スチームサウナはサウナの浴室の下から蒸気を発生させるため、下から上にかけて温度を高めていきます。

スチームサウナの効果・効能も、ミストサウナと非常に似ており、低温多湿という点から血行促進・リラックス効果や美肌効果に期待することができます。

フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ)の特徴と効果・効能

銭湯の表記でたまに見るフィンランド式サウナですが、まずフィンランドサウナと日本のサウナって何が違うのだろう?と疑問に感じた人もいると思います。

フィンランドサウナ(別名:ロウリュサウナ)は、寒くて年間の日照時間が短いフィンランドに住む人が、寒い地で体を温めるために考案したサウナの種類であり、日本のサウナとフィンランドサウナの違いは、日本が高温低湿のサウナでフィンランドが低温多湿のサウナといったところにあります。

低温多湿といっても、温度は約70℃~80℃ほどなので、日本のスチームサウナやミストサウナより温度は高く、湿度は約70%ほどになるため、位置づけとしてはドライサウナとスチームサウナ・ミストサウナの中間に位置づけされています。

フィンランドサウナ 温度 湿度 特徴 効果・効能
ロウリュサウナ(ロッキーサウナ) 約70℃~ 約70% サウナストーンに水(アロマ水)をかけた蒸気で発汗させる 発汗・血行促進・新陳代謝の促進・リラックス効果
スモークサウナ 約70℃~ 約25%~ 煙突や排気口がない施設の中で薪を燃焼させる。薪や木のスモーキーな香りが楽しめる。保温効果が高い 疲労回復、リラックス効果
ケロサウナ 約70℃~80℃ 約25% 断熱性が優れてかつ甘い香りがする希少性の高い木材を使用したサウナ 疲労回復、リラックス効果、発汗、
アイスサウナ(スノーサウナ) 約0℃~-25℃ -

通常のサウナ入浴後に入るサウナ。

暖まった体を冷やすために入浴する

副交感神経の活発化によるスッキリ感、リフレッシュ効果

 

フィンランド式サウナにも種類が複数ありますので、ひとつずつ解説します。

ロウリュサウナ(ロッキーサウナ)

ロウリュサウナはロッキーサウナとも呼ばれており、熱したサウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させて温度を上げるサウナの種類です。ロウリュストーンに水をかけるとスチームサウナなどに比べて、一気に大量の蒸気が発生するため、温度も急上昇します。

ロウリュは水だけでなく、香りがついたアロマ水をかけることもあり、香りによって更なるリラックス効果を発揮します。

ロウリュサウナ・フィンランドサウナは『ヴィヒタ』と呼ばれる、白樺の若葉を束ねたもので、サウナの中に置くことで白樺の香りでリラックス効果を高めたり、ヴィヒタで体を叩いて当てることで発汗や血行促進、代謝を促進させる方法も存在します。(ウィスキングと呼ばれます)

スモークサウナ

スモークサウナは、『キング・オブ・サウナ』と呼ばれるほどのサウナの原点にもなっているサウナの種類です。何時間も温められた石に水を注ぎ、蒸気で部屋の温度を更にあげる仕組みのサウナです。薪などを燃やした炎で石を暖めるという点ではロウリュサウナと同じですが、スモークサウナの特徴は、煙突がありません。そのため、サウナの中から木の香りや煙のスモーキーな香りを楽しむことができます。

つまり、燃やした煙などを逃がす空気の通路がほぼないため、部屋が温まったとしても薪が燃焼中であれば煙で一酸化炭素中毒を起こしてしまうため、煙を小さな隙間から逃がした後に入浴可能となります。スモークサウナの準備時間はおそよ7時間ほどです。

ケロサウナ

『ケロ』とはフィンランド北部に存在する高価で希少性の高い木材のことで、木の断熱性と甘い香りがすることからサウナに最も適切な木材と言われており、そのケロを利用したサウナがケロサウナと呼ばれています。温度は約70~80℃ほど、湿度は約25%~となっております。

希少性が高く、国内外問わず入ることが難しいサウナではありますが、木から発する甘い香りを楽しむことができます。国内でケロサウナに入れる施設は、東京の『かるまる』などがあります。

サウナ&ホテル かるまる 池袋店

アイスサウナ(スノーサウナ)

アイスサウナ(別名:スノーサウナ)は、サウナで暖まった体を冷ますためのサウナです。そのため、アイスサウナに入浴する時は通常のサウナに入った後に入ります。

アイスサウナの部屋の温度は氷点下を記録しており、中には-25%のアイスサウナも存在しております。サウナで上昇した体温をアイスサウナで下げると、副交感神経が活発化するため、アイスサウナ入浴後は目が覚めるほどスッキリした感覚になったり、疲労回復やリフレッシュ効果にも期待できます。

国内でアイスサウナを楽しめる施設は、『サウナ&カプセルホテル ウェルビー栄(名古屋)』で体験可能です。最大-25℃のアイスサウナを楽しむことができます

サウナ&カプセルホテル ウェルビー栄

その他のサウナの種類を紹介

サウナの種類は、乾式サウナ・湿式サウナ・フィンランド式サウナの3つの種類があり、上記で説明しましたが、上記の3種類のサウナに含まれない種類のサウナも存在します。以下が特殊なサウナの種類です。

  • 塩サウナ
  • ボナサウナ
  • バレル式サウナ
  • マグマ式サウナ
  • テントサウナ

それぞれのサウナの種類の特徴や効果・効能について詳しく説明します。

塩サウナ

塩サウナは、サウナの中にある塩を体に塗って入浴するサウナの種類です。塩を体に塗ることで通常のサウナより更に発汗効果を促進させ、また美肌効果にも期待できます。

体に傷口があったり、塩を肌に強く擦り付けすぎると肌を痛めたり、傷口に塩が入って痛いため、塩を塗る時は傷口付近を避け、優しく肌につけましょう。

また、塩サウナ入浴後のマナーとしてシャワーで体に付着した汗や塩を落としてからお風呂や銭湯に入浴しましょう。

ボナサウナ

ボナサウナの特徴は、サウナストーンなどの機械がサウナ室から見えません。ボナサウナはサウナのベンチの下にヒーターが内臓されており、熱い空気が上にのぼっていく仕組みを利用してベンチの下段にヒーターを内臓したサウナの種類です。

サウナストーンやスチームを発生させる機械がないため、ボナサウナの中は通常のサウナに比べて比較的にゆとりをもったスペースになっています。

バレル式サウナ

バレルとは『樽』を意味しており、樽状の施設の中に存在するサウナです。普段想像する樽と少し異なった形状の樽であり、熱の強度が強い設計になっており熱を均一に保つ設計にもなっています。

バレルサウナの形状は熱の循環も効率的に行うようになっており、ロウリュ時の熱の上昇も効率よくサウナ全体に行き届くような設計になっています。

テントサウナ

テントサウナのテントは通常のテントと違って、フィンランドサウナに使用可能な耐熱性を持ったテントを用いており、フィンランドサウナと同じようにテントの中で薪を燃やして石を暖め、テント内の温度を上昇させます。テントサウナのテントには煙突がついており、薪を燃焼した煙などは煙突からでていく仕組みになっております。

熱した石に水やアロマ水を流して、テントサウナでロウリュを楽しむことも可能です。

テントサウナは近くに川などがあれば、暖まった体のまま川で体温を冷ますことも可能で、自然の中でサウナを楽しむことができます。

サウナのオススメの入り方を解説

サウナはサウナに入って体を暖めるだけで終了する以外にもおすすめのサウナの入り方が存在します。基本的にはサウナは3つのステップでの入浴が基本でかつおすすめされています。

  1. ①サウナ(所要時間:5分~20分)
  2. ②水風呂(所要時間:1分~3分)
  3. ③外気浴(所要時間:5分~10分)

所要時間は、人の個人差やサウナや水風呂、外気の温度によって変化するため、自身に一番あったタイミングでの入浴をおすすめします。サウナ・水風呂・外気浴でそれぞれ適した入浴方法が存在しており、正しい入浴方法でサウナに入ることでよりととのうことに近づきます。そういった正しいおすすめのサウナの入浴方法や、サウナに入る時のマナーや注意点、持ち物について書いた記事がありますので、そちらも確認し、快適で気持ちいいサ活を過ごしてください。

サウナ初心者のためのサウナの入り方!整うとどうなる?マナーや注意点も紹介!

 

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