犬と猫一緒に飼うコツと同居のやり方

犬と猫一緒に飼うコツと同居のやり方

犬も猫も飼いたい人に贈る 同居のコツを実体験からお伝えします!

 

いつもは『あっちこっち飛び猫』https://tobineko.officekawachiyo.com/で猫っぽい出来事を書いている『カワチヨ。』こと川島千夜ですが、今回は『読む為にずむ』さんにて、猫だけではなく犬のことについてもお話したいと思います!

 

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著者:川島千夜さま
Twitter:@kawachiyo
ブログ:あっちこっち飛び猫
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犬猫多頭飼いのコツ

 

多頭飼いで知られているカワチヨ家ですが、現在犬1&猫4とワンニャン交えての大家族。

 

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人間の方が少ないので、人間よりも羊の方が多いニュージーランドをもじって、近所では「カワシーランド」と呼ばれているほど。

うるさいわ。

……で、そんな犬猫多頭飼いですが、我が家はこんな方法で犬猫共々仲良くやってくれるようにしてます。

犬が一番初めだとやりやすい

 

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私が最初に飼っていたのが「犬」ということで、後から来た猫を受け入れやすかったということがあります。

 

犬は基本的に大勢で群れることを好むため、新参者が来ても相手が子猫なら特にウエルカムで迎えてくれます。

 

もちろん、その犬の気質にもよりますが、普通に育てて、ある程度穏やかな犬なら子猫が猫パンチ喰らわせても「うへ♡うへへへ♡」とニヤニヤして子猫のお尻の匂いを嗅いでくれるでしょう。

 

そして、犬に育てられた猫は、新参者を迎えることが当たり前という感覚になりやすいらしく、その後もスムーズにニューフェイスの犬・猫を迎えて、教育してくれます。

 

徐々に徐々に……

 

犬×猫よりも、猫×猫の時の方が特に慎重にしたいのが、『ファーストコンタクトをいかに緩やかにするか』ということ。

 

ペットショップや保護施設から引き取ったばかりの犬猫には、他のワンニャン臭がたっぷり。

 

犬や猫は匂いで相手のことを把握する部分が強いため、そんな新参者を見ると(嗅ぐと)大パニック。


敵認定しかねません。

 

なので、初めは別部屋に新しく来たワン・ニャンを隔離。

 

  • 1日目~2日目は存在を確認させる。
  • 3日目は大丈夫そうなら新しく来た子をお風呂に入れて臭い落とし。
  • 4日目は少々汚いのですが、使用済みの猫砂の一部を新しく来た子のお尻などにこすりつけて臭い付け。
    (先住者がワンの場合は、普段使っている犬用ブラシでその子をブラッシングするなどをして、ともかく臭い付け)
  • 5日目は臭い付けした状態で新しく来た子をケージに入れた状態で部屋を解放。
    攻撃的にしない限りは先住猫・先住犬が嗅ぎたいように嗅がせてあげて見守りましょう。
  • 6日目はケージも解放、好きにさせるけど、必ず飼い主はそばにいてあげるようにする。
  • 7日目以降、問題が無さそうなら放置。

 

と、このようにゆっくり、それこそ我が家の匂いを新参者に染み込ませて慣らすようにしてあげると、意外とスムーズに受け入れてくれます。

 

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褒める・ともかく褒める

 

受け入れてくれたら、あとは仲良くしてもらうと、飼い主の心が潤います。

そのために、犬猫が仲良くしてくれたら、褒めましょう。

 

ともかく、『お鼻で挨拶』してくれたら喜ぶ、そばに寄ってくれたら褒める、先住ペットが面倒をみてくれたら狂喜乱舞しておやつをあげるなど、仲良くする=いい事だと思い込ませるようにしましょう。

 

猫には警戒を犬には叱る心を

 

それでも時折起こるのが、犬猫の喧嘩。

 

おふざけから、ガチの喧嘩まで色々ですが、基本、猫は飼い主が起こると「こいつのせいで自分が怒られた」と逆切れする生き物なので、喧嘩になりそうだな……と思ったら犬・もしくは猫を抱っこするとか、おやつで気を逸らすなどをして、喧嘩に発展させないようにしましょう。

 

一番多いのが、犬がしつこく尻の臭いを嗅ぎまくって、猫が切れるケースが多いため、ガチで引っ掻いてしまったりする前に犬を引き留めましょう。

 

犬猫の連結は見ていて楽しいんですけどね……

 

一方、犬の場合はテンションが上がって、子猫に前脚バンバンをさせてしまうケースが一番多いかと。

小型犬ならまだ大丈夫ですが、中型犬以上になるとケガさせてしまうため、バンバンが始まったり、猫を踏みつけたりしたら、「コラ!!」と一言びしっと叱るようにしましょう。

どちらも、慣れてくるとお互い加減して噛みついたりして、「あ、これはやったら嫌なことなんだな」と学んでくれるので、注意するのも初めの頃だけで十分ですけどね!!

 

見守る気持ちが一番大切

 

と、まぁ。

仲良くしたら褒めて、悪いことをしたときは怒るという当然なポイントを書きましたが、一番大切なのは飼い主側がハラハラ、アワアワせずに見守ること。

 

ほら、あれですよ『親』って、「木の上に立って見る」って書くじゃないですか。

人間も、動物も同じ。

 

いや、人間の感情に敏感な四つ足の動物のほうがなおさらそういった飼い主の感情に敏感ですので、そっと見守るくらいの感覚で世話をしてあげると良いでしょう。

 

強いて言えば、一応年長の犬、猫から優先して褒めたり、ご飯を上げたりしてますが、それくらい。

 

あとは、多少取っ組み合いの喧嘩をしても「あらあらまあまあ」くらいで見守ってます。

 

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犬猫多頭飼いの注意

 

ゆる~い感じの、犬猫同居のコツでしたが、一応今まで見てきた「あ、これは注意した方がいいな」というケースもご紹介。

 

目が出てるタイプの犬は注意

 

「目が出てるタイプの犬ってなんだよ」

 

と、言われそうですが、シーズーやパグなんかの鼻ぺちゃな犬種(短頭種)は顔に対して目が大きく、猫が手を出した時に目を引っ掻いてきずつけてしまうことがあります。

 

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私も初代の犬がシーズーだったため、2回程猫に爪で引っかかれ、目を怪我させて病院へ駆け込んだことが……。

 

猫は悪気がないとはいえ、爪は凶器ではあるので、必ず短く切ること、そして、異種多頭飼いを考えている場合は、柴犬とかコーギーとか、黒目がち(つまり目が大きくない)な子を選ぶようにしましょう。

 

猫の攻撃力侮るなかれ

 

3~4㎏の猫と10㎏くらいの犬は同じ攻撃力を持ちます。

 

大型の犬は飼えても、大型の猫が飼えないのは、猫のそもそもの運動能力の高さから。

まぁ、グレートデンは飼えても、ライオンが飼えないことを考えると……ね。

 

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なので、小型犬と猫よりも、中型犬以上と猫の方が安心かな……と思いますが、小型犬とでも上手くいっていたので、あくまで注意する……ってくらいでだいじょうぶです!

 

どうしても同居不可能な個体も

 

猫×猫ですが、一度だけ、何をどうしても新参者の猫を受け入れてくれない先住猫がいました。

 

私の猫ではないのですが、知り合いの家の猫は新しく来た子に慣れず、攻撃はしないものの、ハンガーストライキを起こし、3日以上ご飯を食べなくなり、飼い主がギブ。

 

新しく来た子は他の貰い手さんの元に行くことになってしまった……というケースを見たんです。

 

もしかしたら、やりようはあったかもしれませんが、「絶対に自分だけ可愛がってもらうでござる!!」みたいな個体も、特に猫の中にはいるかと思いますので、保護施設から引き取る場合はトライアルを設けておいたほうが良いでしょう。

 

犬猫同居のやり方まとめ

 

  • 一番初めは犬からが楽
  • 1日目は壁ごしに、2日目は洗って……と徐々に慣れさすようにしましょう。
  • 猫砂こすりつけ作戦は有効
  • 喧嘩をしたら猫は気を逸らす・犬は短く怒る
  • 仲良くしたら褒めちぎる
  • 先住ペットを優先して

 

こんな感じで過ごしていれば、やがて同じお皿でご飯を食べてくれたり、一緒に寝てくれたりと、飼い主が「エモい……」と狂ったように写真を撮る光景を見ることができるかも……♡

 

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どうやら、猫とフェレットと犬なんかも仲良くしてくれるらしいし、この世には小鳥が犬や猫と仲良くしたりしているご家庭もあるようなので、ある人間と同居可能なペットとなら、ペット同士仲良くできるのではないかと。

 

飼い主の技量によるとは思いますが!!

 

まぁ、良く考えたら犬猿の仲って言葉がある中、犬と大本が猿である我々人間が仲良くできるのだから、うまいこと暮らせないわけないことで…………ミンナ、ナカヨク、デキタライイネ。

 

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