こんにちは、ザボン犬と申します。
ベトナムの首都ハノイに住んで、六年目。
今日は、在住者の視点から、観光地だけじゃないハノイの魅力を写真たっぷりでご紹介します。
著者 | ザボン犬 |
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著者について | https://zabon-inu.hatenablog.com/about |
ブログ | ハノイ駄日記 |
ハノイの魅力は都会とローカルの混合
ベトナム・ハノイ旅行と言えば、ホアンキエム湖。
そして、シクロの走る、ハノイ旧市街36通り。
この辺のイメージだと、ハノイは古き良き街に見えるけど...
実際は、広範囲に住宅やビルが広がる、都会。
まあ、南のホーチミン市の方が都会だけど(^^;)。
街のあちこちには、ショッピングモールもある。
大きなスーパーもある。
けれど、伝統的市場も欠かせない。
大きな道路沿いなのに、路上で豚の貯金箱を売っていたり。
同じく路上で、農産物の大売り出しをしていたり。
建物の様子もいろいろ。
通り沿いのお店や住宅は、間口が狭く高い。
路地に入れば、のどかな集合住宅も。
一方で、高層ビルや大規模レジデンスが、どんどん増えている。
ハノイの都市部は内陸部&平野で、山も海もない。
ハノイの人々は、そんな都会だからこそ? 緑を愛でる。
街のあちこちには、花を売るバイク行商。
植木の観葉植物も大人気。
山も海もないけれど、ハノイには数多くの湖沼がある。
水質はきれいじゃないけれど、ハノイの湖にはまったりした空気が流れている。
湖を見ながら、道でお茶するのは、ハノイらしいお楽しみの一つ。
ハノイ市民のストリート活動を見学
ハノイの路上では、日本にはない光景がたくさん見られる。
街のあちこちには、広場と青空ジム。
無料で使える運動器具は、大人気。負荷はほぼ感じない(^^;)けど。
朝と夕方は運動のゴールデンタイム。
広場や歩道には、コートとして使える場所も多数。
柔らかいボールで、バレーボールを楽しむ人々。
バドミントンはかなり人気で、よく見かける。
ネットは各自持参。
広場や歩道には、こういう道のお茶屋もつきもの。
自販機はほとんどないけど、道のお茶屋はどこにでもある、ハノイ。
ある広めの歩道では…
路上バドミントン、道のお茶屋、青空ジムとスリーコンボ達成!
ハノイ市民は道でみんなで過ごすのが、大好き。
ハノイには、冷房のきいたおしゃれなカフェもいっぱいある。
でも、路上の席が人気。
特別な景色がなくても、道でお茶がハノイスタイル。
ローカルカフェで、道でお茶。
ハノイを訪れたら、一度は試してほしい。
カフェでは、練乳入りのベトナムコーヒーやエッグコーヒーもいいけれど...
メニューにあれば、お勧めはこちら。
Sữa Chua Cà Phê(スアチュアカフェ)は、ヨーグルトスムージーに、濃いベトナムコーヒーが意外なマッチ。
Trà Chanh(チャーチャイン)は、ジャスミン緑茶に、チャイン(ベトナムのライム)とハチミツで爽やか。
朝の散歩でハノイの活気を感じよう
ハノイの人々は、早寝早起き。
街の市場は早朝からにぎわう。
東南アジアらしい活気を感じたいなら、朝の散歩がお勧め。
アオザイの人はめったにいないけど、ベトナム伝統傘のノンラーは、現役バリバリ。
商品を並べれば、そこが店になる!
飲食店も、早朝から営業している。
みんな、路上のプラ椅子と机で、朝ごはん。
肉まんとお茶で軽く済ませたり。
熱々の麺をすすったり。
観光地以外では、地図にないお店も多数。
地図になくても、地元民でにぎわうお店は、ハズレが少ない。
住宅街の路地で食べる、熱々のフォーは、しみじみおいしい。
ハノイでお勧めの朝ごはんは?
旅行なら、ホテルの朝食もいいけれど、朝の街でのベトナム料理も試してほしい。
お店情報はなしで、定番料理の名前や特徴をご紹介。
定番麺:フォーボー、フォーガー、ブンタン、ブンジウクア
ベトナム・ハノイには数多くの麺料理があるけれど、朝食の定番麺を4つ。
ベトナム料理と言えばのフォーは、牛フォーのPhở Bò(フォーボー)と、鶏フォーのPhở Gà(フォーガー)がある。
両方置く店もあるけれど、一本勝負の店で食べるのがお勧め。
Bún Thang(ブンタン)は、ハノイ名物の鶏五目麺。優しいお味で、薄焼き卵、鶏肉、ベトナムハム、椎茸などが乗る。
Bún Riêu Cua(ブンジウクア)は、トマトと田蟹で旨味たっぷりの麺。Bò(ボー)こと牛肉も乗せると、旨味マシマシ。
汁麺のお値段は、3万ドンから6万ドンくらい。(約150円~300円)
そして、ベトナムの汁麺のお供と言えば、Quẩy(クアイ)。
Quẩy(クアイ)は、揚げパン。スープに浸して食べるとおいしいし、スープにコクを与えてくれる。
揚げパンのお値段は、3本セットで1万ドンくらい。(約50円)
地味でもイチオシ:バインクオン、ソイセオ
汁麺以外なら、地味だけど、しみじみおいしい名物が2つ。
その1は、米粉の蒸し春巻きの、Bánh Cuốn(バインクオン)。
バインクオンは、熱々プルプルの米粉生地に、具は木耳とひき肉が少々。
香草、揚げエシャロット、甘酢だれで食べる。
ハム(というか豚肉の練り物)はぜひトッピングして!
バインクオンのお値段は、1万5千ドンから3万ドンくらい。(約75円~125円)
その2は、緑豆ペースト乗せのおこわ、Xôi Xéo(ソイセオ)。
店舗なしの露店が多いので、でっかいザル(カゴ?)を探してみて。
ソイセオは、ターメリックおこわに、塩味の緑豆ペースト、揚げエシャロット、肉でんぶ(ポークフロス)を乗せて食べる。
もしあれば、トッピングに甘辛く煮たお肉をぜひ。
ソイのお値段は、1万ドンから3万ドンくらい。(約50円~150円)
おわりに
ベトナム・ハノイは、都会とローカルが入り混じった街。
おいしいものも、日本では見られない光景もいっぱいある。
旅の中で、移動中の街の様子を観察したり、ローカルな飲食店に挑戦したり...
観光地以外で過ごす時間も、余すことなく楽しんでほしい。
最後までお読みいただきありがとうございました。