ゆで卵の最適な保存方法は、どれくらいの期間保存したいのかであったり、
ゆで卵の状態によって最適の保存方法が変わります。
その中で、ゆで卵の冷蔵保存、冷凍保存の方法やゆで卵の賞味期限を延ばす方法、
レシピをご紹介いたします。
- ゆで卵の最適な冷蔵保存方法はゆで卵の状態によって変わる
- 冷凍保存したゆで卵は約1か月保存可能
- ゆで卵は常温保存では何日も日持ちしない
- ゆで卵をさらに日持ちさせる方法は煮卵にして賞味期限を延ばす
- まとめ
ゆで卵の最適な冷蔵保存方法はゆで卵の状態によって変わる
前述の通り、ゆで卵の冷蔵方法はゆで卵の状態によって最適な保存方法が変わります。
特に、『ゆで卵が固めか半熟か』、『殻付きか殻なしか』の2点で保存方法や日持ちが
変わります。鮮度を保ち、おいしく食べるための冷蔵保存方法をご紹介したいと思います。
殻付き固ゆで卵は冷蔵保存で3~4日保存可能
殻付き固ゆで卵は冷蔵容器で冷蔵します。
ゆで卵は殻をむいていなければ、冷蔵で3~4日保存可能です。しかし、ゆで卵の殻に
ヒビが入っている場合、保存は2日までと短くなります。
ヒビから細菌が侵入し卵が痛む速度が速くなり、また食中毒の原因にもなりうるので、
できる限りその日のうちに消費してしまいましょう。
殻付き半熟卵は冷蔵保存で1~2日保存可能
殻付き半熟卵は冷蔵容器に入れ、ラップ等でふたをし、空気に触れさせないように冷蔵保存します。日持ちは1~2日です。こちらも殻にヒビが入っている場合、固ゆでの
ゆで卵より早く痛んでしまうため、必ずその日のうちに消化しましょう。
殻なし固ゆで卵、殻なし半熟卵はその日のうちに保存
殻なしの固ゆで卵と殻なしの半熟卵は、冷蔵容器に入れ、ラップ等でふたをし空気に
触れさせないよう保存します。
殻なしのゆで卵は日持ちしないため、必ずその日のうちに消化しましょう。
冷蔵保存のゆで卵の賞味期限の見分け方は見た目と臭いで判断
冷蔵したゆで卵の賞味期限や食べれるかどうか心配な方へ、冷蔵したゆで卵が
食べても大丈夫か判断する見分け方をご紹介します。
- 硫黄臭
- ゆで卵を触ると白い糸をひく
- ゆで卵がぬるぬるしている、粘り気がある
などの症状が現れます。保存期間の目安内でも食べる前に確認することをおすすめします。
冷凍保存したゆで卵は約1か月保存可能
ゆで卵は冷凍保存も可能です!保存期間は約1か月ほどです。
しかし、ゆで卵をそのまま冷凍してまうと味が劣化してしまいます。
ゆで卵を冷凍保存するには、フィリングやタルタルソースにするなど、ひと手間加えることで味の劣化を防ぎ、おいしく食べることができます。
冷凍保存のメリット、デメリット
- 冷凍保存のメリット
冷蔵保存したゆで卵より長期保存が可能になる。
調理時間の短縮。
卵の大量保存が可能。
- 冷凍保存のデメリット
ゆで卵のまま保存すると、白身の水分が抜けパサつくため、味が劣化する。
ゆで卵のまま冷凍保存する方法は冷凍容器に殻付きで保存
ゆで卵のまま冷凍保存する場合、保存容器に入れて保存します。
雑菌などの観点から、殻なしより殻付きで保存する方が良いでしょう。
解凍後は、フィリングやタルタルソースにすることでおいしく食べることができます。
フィリングに調理し冷凍することでゆで卵をおいしく冷凍保存することができます
ゆで卵のおいしく食べる方法の1つに「フィリング」と呼ばれる、パン等に挟んで食べるための具材に調理してから冷凍保存することができます。
フィリングは1食分、または1回で使う分の量をラップで包み、冷凍保存することで
使う分だけを解凍することができます。
- フィリング レシピ (1人分)
ゆで卵1個、マヨネーズ大さじ2、塩コショウ少々、味の素(なくても可)
- ゆで卵を包丁や卵切りで細かくみじん切りにします
- 塩コショウで味付けします。
- マヨネーズを多めに入れ、混ぜ合わせます。
- 完成!
参考サイト:
タルタルソースに調理して冷凍保存することでもおいしく食べることができます
冷凍したゆで卵をおいしく食べるもう一つの方法として、「タルタルソース」に調理してから冷凍保存することができます。タルタルソースは、揚げ物やムニエルなど多岐にわたって利用することができます。
- タルタルソース レシピ (1人分)
ゆで卵1個、たまねぎ1/4個、マヨネーズ大さじ4、酢小さじ2、
塩コショウ少々、パセリ少々(なくても可)
- たまねぎをみじんぎりにして水にさらす ※レンジでチンすると辛みが飛びます
- ゆで卵を潰し、みじんぎりしたたまねぎと混ぜる
- 調味料を混ぜて完成!
参考サイト:
冷凍したゆで卵を解凍する方法は冷蔵庫に移して自然解凍
冷凍保存したゆで卵をおいしく解凍するためには、自然解凍が一番良いです。
冷凍庫から冷蔵庫に移し、一定の温度を保ちながら解凍することで、味の劣化や
卵が痛むことを防ぎながら解凍することができます。解凍時間は3~4時間程です。
電子レンジでの急速解凍は、水分が抜けてパサついてしまうためNGです。
ゆで卵は常温保存では何日も日持ちしない
ゆで卵は基本常温での保存に向いておりません。
加熱されたゆで卵は雑菌の繁殖スピードが速いため、特に殻をむいたゆで卵はその日のうちに食べましょう。半熟卵の常温保存は半日の12時間です。
ゆで卵をさらに日持ちさせる方法は煮卵にして賞味期限を延ばす
結論、ゆで卵は状態にもよりますが、冷蔵保存で約3~4日まで賞味期限を延ばすことができます。さらにゆで卵を煮卵などに調理することで、冷蔵保存の日持ちを延ばすことができます。
煮卵は冷蔵保存で4~7日冷蔵保存が可能
ゆで卵を煮卵に調理することで、塩分がゆで卵に加わります。
細菌が繁殖するのは水分です。塩分は水分活性を下げるため、細菌が使える水分が減り
最近の繁殖を防ぐことができ、結果として冷蔵保存の期限を延ばすことができます。
ゆで卵の冷蔵保存期間が3~4日に対して、煮卵は4~7日ほどと賞味期限が延びます!
- 煮卵 レシピ (作りやすい分量)
卵6個、醤油大さじ4、水大さじ3、みりん大さじ2、砂糖大さじ1
- 卵を7~8分茹で、半熟卵を作る。
- 鍋に調味料を入れ火にかけながら箸で混ぜる。
- 沸騰するまで温めた後に粗熱をとる
- 粗熱をとった茹で汁とゆで卵を保存容器に入れる。(保存用ポリ袋でも可)
- 1~3時間ほど漬けて完成!
まとめ
ゆで卵を保存する方法は冷蔵保存と冷凍保存の2種類が一般的になります。
冷蔵は殻付きの固ゆで卵の場合、3~4日、半熟卵の場合は1~2日の保存が可能です。
殻なしゆで卵はその日のうちに消費しましょう。
冷凍保存は約1か月日もちします。フィリングやタルタルソースに調理して冷凍保存することでおいしく食べることができます。
また、ゆで卵を煮卵に調理することで、賞味期限を4~7日ほどに延ばすこともできます。ゆで卵を大量消費する場合は、調理して保存することでゆで卵の賞味期限を延ばすことができます。