職務経歴書の書き方・まとめ方は?【職種別に要点を説明】テンプレートは使わず差をつける!

転職の際に必要となる書類の1つに、「職務経歴書」があります。

転職希望先の企業へと、これまでの経歴をアピールするための大切な書類ですが、どのように書けばいいのか悩んでしまう人も多いことでしょう。

こちらでは、まとめ方、書き方などをご説明していきます。

 

・関連ページ >>職務経歴書を英語・英文で作成する時のポイント・書き方まとめ

 

職務経歴書の書き方・まとめ方

 

経歴などをまとめる

 

職務経歴書の作成前に、

・これまでの経歴と実績

・スキルや知識、資格など

・今後のプラン、何をしたいのか

という3つの項目を、以下を参考にメモ書きでまとめてみましょう。

 

職務経歴書作成前のメモ書き~年表タイプで作成

 

どのようなサービス・商品などを誰に行ったのか、チームでの業務ではどの役割を担っていたかなど、業務内容に関して具体的に記述していきます。

また、目指していた目標やその達成度(%)なども、思い出せる限り詳しく書き出しましょう。

 

職務経歴書作成前のメモ書き~エピソード

 

インパクトが残る成功体験、失敗体験を挙げ、

 

・そのプロセスで苦労したことは何か

・モチベーションになったのは何だったのか

・何を継続的に行ってきたのか

・失敗体験の場合に、その要因は何だったのか

・その挽回の詳細とは?

 

などを思い返しながらメモしておきましょう。

 

職務経歴書作成前のメモ書き~自身の成長について

 

何かと思い出しながらメモ書きをする上で、何を得られたか、学べたのかということが自ずと理解できるはず。

知識や技術、ノウハウ、対人関係などに加え、取得した資格なども考えられることを全てまとめていきましょう。

 

 

さて、このようにしてメモ書きを準備しておけば、職務経歴書の作成がとてもしやすくなります。

では、書き方についてのポイントなどをご紹介していきましょう。

 

職務経歴書で押さえるべきポイント

 

全体的なポイントとして、以下に注意をしながら作成していきましょう。

 

・A4用紙で2枚まで、多くても3枚までが目安

・ただ単にテンプレートをそのまま使うのではなく、オリジナルとしてカスタマイズすること

・長文ではなく、見やすく分かりやすい箇条書きで端的に

・経験やスキルは必ず順序立てて記載すること

・応募先ごとに合わせた内容・書き方・表現を重視すること

 

上記のポイントをベースに、レイアウトを崩すことなく印刷しやすい「Word」での作成がオススメです。

応募では、フォーマットが固定される「PDF形式」にて提出を。

 

採用担当者が求める職務経歴書とは?

 

当然のことですが、企業が事業拡大へと辿るには、優秀人材を採用することが不可欠です。

 

基本的に、求人を出す背景は、「○○の職種での欠員補充」や、「○○のスキルを持つ人」など、具体的に決まっています。

 

社会人としての長期に渡る育成が前提となる新卒採用とは異なり、企業にとって転職とは即戦力を期待する中途採用ですから、転職希望者の経験がどのように活用できるのかと、採用担当者が魅力を感じるような伝え方が重要になります。

 

そしてもちろん、職務経歴に限らず、自己PRや志望動機も採用担当者は重視しています。

 

そのためにも、自己PRなどは使い回すのではなく、応募する企業のHPから事業内容や特徴などをチェックし、それに応じたアレンジを応募先ごとにしていきましょう。

以下、採用担当者が転職希望者の職務経歴書で求めるポイントをまとめてみました。

書類選考にて通過率を高めるためにも、十分に確認しておいて下さい。

 

・必要とする人材に求める経験があるかどうか

・取り組んだ業務内容と期間、業績について

・転職希望者が持つ特徴、強みについて

・勤労意欲の高さが感じられるかどうか

 

では、職種ごとの職務経歴書について、大まかなポイントを挙げていきます。

 

 

システムエンジニア

 

SEなど、いわゆるアーキテクト職は、多様なシステム業務に携わることが多いため、その時期や場所、自身の役割や何をどのように行ったかなど、詳細を明記することが大切です。

 

特に、長い経歴を既に持っている人は、応募先企業が求める分野に合う職歴をピックアップし、記入していきましょう。

 

逆にキャリアがまだあまり積めていない人は、取得資格やスキル、学んできた専門分野に加え、応募先企業・業種に何故興味があるのかなどを記載しておくといいでしょう。

まだ経験が浅い場合は、様々な要素の組み合わせでカバーすることも、スキルの1つです。

 

そして、関わったプロジェクトでは、開始~終了の時期と期間、メンバー数、自身の役割などを記述します。

例え資格を持っていなくても、プロジェクトマネジメントやリーダーを経験していたのなら、アピールになりますから、必ず記載しておきましょう。

 

プログラマ

 

プログラマ系の職種は、システムやアプリケーションの一部に関連した業務が多く、1つのプロジェクトにおける期間が短いことが特徴的。

従って、経験を積んでいるほどに、職務経歴書は目安枚数以上に長くなりがちです。

とはいえ、職務経歴書とは、経験を多く積んでいることだけをアピールするものではありませんから、応募先の企業が求める人材に適した経験をメインとして構成しましょう。

そして、どのようなプログラムに携わったのか、どのような環境であったか、システムのどの部分に関わったのかなども記載し、職種以外の役割があった場合も、他のスキルのアピールになるため、必ず記載しておきます。

 

もちろん、マネジメントの経験、チームリーダーであった場合は、メンバー数など詳細を挙げ、そのチームの規模を分かりやすくしておきましょう。

 

メイン以外のスキルは、取得資格・技術の一覧などにスペースを作り、記述するといいでしょう。

 

 

職種に関係がない資格であっても、大切な目安となるため、必ず記載し、取得はまだでも勉強中のものも記載しておきます。

 

職業別職務経歴書のポイント~クリエイティブ系の場合

 

Webデザイナー

 

専門性が高いため、携わったプロジェクトとその期間、メンバー数、自身の役割、使用したシール、スキルなどの詳細、そして自身の得意分野も明確に記載しておきましょう。

 

Webプロデューサー

 

こちらも専門性が高いため、自身の得意分野はもちろんのこと、あればマネジメントの経験について、使用したツールなど、細やかに明記するといいでしょう。

関わったプロジェクトでは、その期間を明記し、使用ツールは特に詳細を記載します。

プロジェクトのメンバー数や自身の役割などの記載も重要です。

 

職業別職務経歴書のポイント~営業の場合

 

法人営業(企業間取引、BtoB)

 

自身がこれまでに経験してきた営業のスタイル、得意分野などの詳細を記述します。

勤務していた企業の規模や在籍部署についての詳細、対応していた顧客の業界や規模などに加え、商談相手の役職や年齢層など、平均的金額や期間などを記入しておくと、採用担当者に伝わりやすいでしょう。

特に、担当していたサービス・商品、営業スタイル、担当していた業界、担当していたエリアの記載は重要です。

 

そして、顧客からの課題にどのように提案・対応したか、またその結果など、経験した仕事の好事例があるのなら、実績として記載しておきます。

その実績では、具体的な内容、目標と達成率などの数字について、アピール度が高い書き方であるかどうかも、重要視されると覚えておきましょう。

 

アピールとして、営業経験中にて独自に工夫したポイントや利用可能なアプリケーションなどの情報も記載も有効的です。

 

また、同業種での転職においては、自身の営業がどれほどの規模であったか、提案内容の詳細などを、異業種での転職では、多様性の営業能力をアピールできるような内容を重視して記述しましょう。

 

個人営業(企業/消費者間の電子商取引、BtoC)

 

自身が「売る」職にふさわしいと伝わるような書類作成であることが大きなポイントです。

 

達成率や成績順位、表彰された回数、売上高など数値で表せられる箇所は必ず、具体的な数字を記載しましょう。

 

営業と一括りではあるものの、その種類は様々。

営業のエキスパートとして、文面であっても常に、他業界の方々にも理解しやすい説明をすることが重要です。

 

 

成績以外でも、対象となるクライアントの属性について、企画業務や営業戦略立案についてなど、自身が中心になって関わっていた業務があった場合は記述しておきます。

 

また、飛び込みや電話など営業の手法について、また自身の提案力をアピールしたい場合には、成果に限らず、その具体的な内容の記載もいいでしょう。

 

そして、役職にはつかなかったものの、リーダーやマネジメントの経験があるのなら、重要視されるために必ず記載しておきましょう。

その他、在籍していた企業の規模、部署における概要の記載も必要です。

 

IT営業

 

営業スタイルは、販売する商品・サービス、商談相手や企業の方針などによって大きく異なってきます。

 

採用担当者には、自身の得意分野や、経験してきた営業のスタイルについて、十分に理解してもらえるよう詳細を記述することが大切です。

 

担当販売商品(サービス)、営業スタイル、担当を経験した業界や担当エリアは必ず記載し、特に営業スタイルは分かりやすく記述することがアピールポイントになります。

顧客の課題から自身の提案、その結果という流れでの好事例がある場合、導入実績に記入します。

 

もちろん、実績も予算や達成率など具体的に数値を挙げ、関心が向けられるトピックスとして記述することも重要です。

 

他にも、在籍企業の従業員数や事業内容など、規模を明確に記載しておきましょう。

 

職業別職務経歴書のポイント~販売・サービス系の場合

 

コールセンター

 

コールセンターの場合には、まずアウトバウンド(発信)かインバウンド(受信)なのかを明記すること。

 

そして、スタッフ数などでコールセンターの概要を詳しく記述し、実績についても具体的な数字を挙げてしっかりとアピールするようにしましょう。

また、職務経歴の概略では、自身の得意分野を明記し、他にも取得資格がある場合は、別項目でアピールしておきましょう。

 

小売系~スーパーバイザーの場合

 

スーパーバイザーの経歴書では、担当経験がある店舗数など、その規模を明確にすることが大切です。

そしてもちろん、売上アップ率の数値、利益改善など、成果・実績の詳細も、時系列で分かりやすくまとめておきましょう。

 

担当店舗においては、その店舗数の他にも、直営店かフランチャイズ加盟店なのかといった運営状況も記載しておきます。

 

経歴の概略では、得意分野を明記し、特に、PC、英語などのスキルがあれば、活用できる知識・経験として明記しておきましょう。

 

小売系~店長の場合

 

店長の職務経歴書でも、担当店舗数、フロアスタッフ数、商材(高級品か日用品なのか)、品目数など、その規模の明記が大切になります。

そして、売上のアップ率の数字、利益改善における実績など、しっかりとアピールを。

その他、経歴の概略で、得意分野を明確にし、取得資格、活かせるスキルも別項目で明記しておきましょう。

 

小売系~販売職の場合

 

在籍していた店舗の規模を分かりやすくするために、スタッフ数、取り扱った商材について(高級品か日用品なのかなど)、品目数などの詳細を必ず記載しましょう。

そしてアピールポイントとして、売上などによる成果を、具体的な数字を挙げて記述しておきましょう。

 

その他、経歴の概略で得意分野を明記し、取得資格、活かせる知識なども別項目で明記するといいでしょう。

 

職業別職務経歴書のポイント~管理・事務・企画系の場合

 

マーケティング

 

マーケティング職は、企業により部署ごとの担当業務に大きな違いがありますから、所属部署の役割、担当業務を明確にすることが大切です。

企画業務やPOP、パンフレットの制作など、どの業務をメインとしていたのかなど、その規模とともに明記し、成果についても詳しい数値などを挙げ、具体的に記載しましょう。

 

そして、「マーケティングミックス」における4P、

 

・Product…製品、サービスやブランドなど

・Price…価格、割引、支払条件や信用取引など

・Promotion…広告宣伝、ダイレクトマーケティングなど

・Place…流通、流通範囲、輸送、立地、チャネルなど

 

にて、自身がどの位置に強みを持っているのかということを明記するといいでしょう。

 

また、業務内容でプロジェクト例があれば必ず、組織構成やマーケティング予算、役割分担など詳細を含めて記載し、成功となったプロジェクト例では、実績として、その規模や自身の役割などを明記、また外部協力を得た場合では、リサーチ・SP会社、代理店、ベンダーコントロール経験などについても明記しておきましょう。

 

人事

 

人事職の業務内容は、「ルールの構築と運用」、「採用と教育」、「労務管理」という3つに大きく分類されます。

 

また、企業によっては人事総務部というように、人事と総務を組織統一していたり、逆に様々な業務を細分化している場合もあります。

職務経歴書では、自身がどの分野をメインに担当していのか、その具体的な業務、所属していた部署のミッションなど、分かりやすく詳細を記載しましょう。

 

成果・実績には、人事採用の目標とその結果、給与計算での時間やコスト他で改善事例などがある場合、アピールポイントとして併記しておきましょう。

 

また、在籍企業について、その規模、部署の概要など、具体的に記述し、従業員数、年間の採用人数、業務処理数など、分かりやすくするために出来る限り数値も記述、また採用に関連した募集ツールも記載するといいでしょう。

 

さらには、自身が希望する担当業務に関わる経験などは、積極的にアピールすることが重要です。

 

経理

 

経理の業務内容は、「月次・年次の決算業務」、「税務業務」、そして「有価証券報告書作成業務」と、基本的に大きく3分類となっています。

 

組織の規模が大きくなるにつれ、分業化していることが多々なので、自身が経験してきた業務、課せられた役割など、詳細を記載しておきましょう。

 

企業の規模などで全体的な職務内容がイメージしやすくなるため、在籍企業の規模を示す数値や部署の概要も記述することが大切です。

 

業務内容では、成果であれば社内制度の改善など、具体的に記載、特に、希望の業務に関連した経験については積極的にアピールしましょう。

 

さらに、将来的に経営企画分野へとキャリアアップを望んでいる方には、有価証券報告書に加え、財務諸表の分析業務での経験をアピールするといいでしょう。

また、経歴の概略では、自身の強み、アピールポイントを意識しながら記載します。

そして、取得資格では、未だ取得には至っていなくても、現在取得へと勉強中であること、科目合格はしているなども明記しておきます。

 

経営企画

 

経営企画職は、経理同様数字の扱いをベースとする「予実管理」や「原価企画」、経営陣をサポートし事業推進を行う「事業企画」や「経営管理」に大きく分類されます。

これまでに経験してきた業務の詳細に加え、自身の企画が事業化された場合には、その過程と結果なども具体的に記載しましょう。

 

やはり行ってきた業務については、大きなアピールポイントになりますから、数値化など可能な限り詳しく分かりやすい書き方をすることが重要です。

その他、在籍企業について、その規模や部署の概要を記載しておきます。

 

アシスタント

 

他に比べて、成果の表現を明確にしづらい職種ですから、対応件数やOAアプリケーションスキルなど、細やかな業務であれ全てを具体的に伝えることが重要です。

特に、メインとして行った業務は、大きなアピールポイントとなるので、使用したアプリケーションについてなど、出来る限り詳細を記載しておきましょう。

 

 

また、得意業務は電話対応・来客などの「接客業務」か、スピーディな処理など「デスクワーク業務」であったのか、さらにどちらの業務を希望するのかも併記するといいでしょう。

 

もちろん、在籍企業について、規模や部署の概要を記載しておきます。

 

そして、日常の業務のみならず、部署内の改善、業務改善といった経験もあれば、その詳細を記載することも重要です。

 

もし将来的に他の職種などへとステップアップを希望しているのなら、そのような自ら率先して行った経験などが、とても大きなアピールポイントになります。

他に、PCスキルや保有資格なども、大きなアピールポイントになりますから、全てを明記しておきます。

 

コンサルタント

 

コンサルタント職といえば、転職でのハードルがとても高いとされています。

そのハードルを飛び越えるには、実績をどれほどアピールできるかが重要ポイントとなるのです。

 

プロジェクトに関わった仕事をベースとしている場合、これまでのプロジェクトの開始と終了時期、全メンバー数、自身の役割や担当業務など詳細を記載し、特にリーダーやマネジメントの経験があれば、大きなアピールポイントとなるため必ず記載しておきましょう。

 

また、どのような目的でプロジェクトに関わったのか、どういった貢献をしたのかなども、出来る限り詳細を記載しておくといいでしょう。

もちろん、顧客との守秘義務には触れることなく、具体的に記載することが大切です。

 

職業別職務経歴書のポイント~専門職の場合

 

監査法人

 

監査法人の場合では、専門性が高い職務経歴書になりますから、自身の得意分野を明確にしておく必要があります。

 

関わったプロジェクトでは、クライアントやプロジェクト内容はもちろんのこと、その役割、成果などを時系列で記載し、特に業務内容は具体的に記載しておきましょう。

プロジェクト数が多ければ、まとめても大丈夫です。

 

そして、会計系の保有資格があれば、必ず明記し、また取得のために勉強中であっても、大きなアピールポイントとなるため、勉強中として記載しておきましょう。

 

金融アクチュアリー

 

こちらも専門性が高く、自身が得意とする分野をはっきりと伝えられるようにすることが大切です。

 

時系列で、部門と役割、業務内容をセットにし、記載していきましょう。

業務改善などの成果や実績がある場合は、大きなアピールポイントとなるので、必ず記載します。

資格では、情報処理など金融系の保有資格がある場合、必ず明記し、取得はまだであっても勉強中である場合も記載しておきましょう。

 

 

戦略系コンサルティングファーム

 

こちらも専門性が高い職務経歴書になりますから、自身が得意とする分野を明確にしておくことが大切です。

 

そして、関わったプロジェクトでは、クライアントとプロジェクトの内容はもちろん、役割と成果もセットで、時系列かつ詳細を記載します。

プロジェクト数が多い場合は、代表的なものだけをピックアップし、その他は概要をまとめておくといいでしょう。

 

また、活かせる知識やスキルなどでは、コンサルタント職で必要とされる企画スキルや情報収集スキルなど、自身の強みを明記しておきます。

もちろん、英語力、MBA取得なども大きなアピールポイントなので、必ず記載しておきましょう。

 

職業別職務経歴書のポイント~エンジニア(電子・電気・機械)系の場合

 

サポートエンジニア

 

担当フェーズにより、業務内容など全てに大きな違いが見られる職種ですから、経験した業務の詳細、そこで得られたスキルも簡潔にまとめ、自身の知識や習得技術を分かりやすく伝えることが重要です。

 

担当フューズに関しては、「○次サポート」といった書き方をするといいでしょう。

また、携わったプロジェクトやチームについて、その規模と業務内容、自身のポジションを記載し、マネジメントスキルのアピールに繋げましょう。

 

リーダーを経験している場合は、付加業務についても記載します。

得意分野では、技術・知識、マネジメント、さらに顧客折衝の視点からトピックを挙げ、明確にアピールをしましょう。

 

そして、自己PRでは、今後何をしたいのかといった自身の希望だけを記載するのではなく、これまでの経験をどのように活用していくのかという心構えを記載することも大切です。

 

機械設計エンジニア

 

機械設計エンジニアは、ハードウェア設計においてベースとも言える職種。

つまり、技術における専門知識や経験、習熟度の高さが重要視されているため、実績を分かりやすく明確に伝えることが大切です。

 

携わったプロジェクトの内容、マネジメント能力などをアピールするために、部下の人数など詳細を記述することはもちろん、得意な技術と積み重ねてきた経験についても、使用したことがあるツール類などの詳細、バージョンも忘れずに分かりやすく併記しておきましょう。

 

自身で手がけ、世に出た製品があれば、最大のアピールポイントになりますから、その詳細の記述と、製品カタログなどがあれば、別途資料として提出するといいでしょう。

 

 

また、自己PR欄は出来る限り簡潔に伝わりやすくすることが大切ですが、十分に書ききれなかった場合には、カバーレターにてフォローするという方法もあります。

 

デジタル回路設計エンジニア

 

デジタル回路設計エンジニアでは、手がけたプロジェクトが先端的製品の適用に繋がることが多い仕事ですから、設計のスキルや積み重ねてきた知識豊富な経験の証明として、自身が手がけた製品名を挙げるなどの詳細を記述することが有効的です。

 

さらに、自身が携わってきたプロジェクトで、メンバー数なども含めた全般的な業務内容、自身の役割と担当業務内容を整理し、評価に値する工程管理、マネジメント能力、顧客折衝能力などについて記述、アピールするといいでしょう。

 

習得技術については、言語・ツールなど、箇条書きで分かりやすく記述し、マネジメントなどの経験も記載していいでしょう。

技術領域の新開発へと繋ぐ職種でもありますから、自己PR欄にて転職後に自身のスキルをどのように活用していくのかなど、強いアピールも重要です。

 

アナログ回路設計エンジニア

 

活躍の領域が多岐にわたる職種であり、基礎研究も多く、自身の手がけたプロジェクトがどのように活用されているかをアピールすることが重要です。

既に長いキャリアを有する場合には、その間に世に出た製品に関して、製品名、5W1Hによる実績の記載、仕様書があれば付けるといいでしょう。

 

逆に、キャリアがまだ浅い場合は、これまでの経験で学んだこと、今後応募先企業にてその経験と学習をどのように活かしていくのかなどをアピールしましょう。

 

また、手がけた製品の詳細を記載することで、自身の技術スキルの高さをアピールし、マネジメント経験や部下数などの記載で、自身の経験値に加えマネジメント能力の高さを伝えることが可能です。

 

取得技術欄では、技術の専門知識や経験を項目ごとにまとめるといいでしょう。

 

そして、言語やツールはもちろんのこと、マネジメントやスケジューリングのスキルも記述しておきます。

自己PRでは、経験や得意分野など簡潔に分かりやすく書くことが基本ですが、書ききれなかった分は、カバーレターでフォローするといいでしょう。

 

制御ソフト開発エンジニア

 

製品により、全く異なったシステム傾向であることが特徴的な分野ですから、応募先企業が求める経験に、自身の経験がマッチすることがとても重要となります。

そのため、使用経験のあるOSの種類、開発言語、システムやハードウェアについてなど、可能な範囲で詳細を記載するといいでしょう。

 

一見小規模に思えるプロジェクト内容であっても、求人企業にとっては重視すべきケースであることも少なくありませんから、経験した業務内容に関しては必ず明確に記述しておきます。

 

さらに、リーダー・マネジメント経験がある場合は、選考で有利に働くことが多々ですから、記述漏れがないようにしましょう。

 

もちろん、自己PRでは、技術に関連した専門知識や経験などをアピールするため、具体的な業務内容などのエピソードを加えたり、成功・失敗談から学習したことなども記載するといいでしょう。

 

生産技術

 

生産技術の職務経歴書では、自身が関わってきた業務において、プロジェクトの規模や自身の役割の記述はもちろんのこと、その成果を数値で表記・分析するというスタイルでまとめれば、大きなアピールポイントになります。

 

そして、ラインにおいて立ち上げ経験がある場合は、応募先企業が高く評価する要素の1つとなっていることを覚えておきましょう。

品質やコスト、生産性などについて、具体的な数値を挙げてアピールすると効果的です。

 

さらに、注意しておきたい点として、職種上、電気や機械など関わる技術領域が幅広く、同じ生産技術とはいえ企業によっては担当分野に違いがあるということ。

そのため、業界や担当分野が異なっていても、自身が通用する技術スキル・経験に恵まれているということを分かりやすく表記し、アピールすることが大切です。

 

品質管理・品質保証

 

技術面のみならず、顧客の対応や社内調整など、まさに様々なスキルを必要とする職種であり、知識や経験、自身のパーソナリティなど多方面からアピールしていくことが有効的。

 

習得技術はもちろん、携わった業務によってどのような成果を得られたのかなど、具体的な数値を挙げ詳細を記述すれば、網羅性の高い内容となり、仕事への強い姿勢を伝えることが可能です。

 

そして、リーダーやマネジメント、教育担当などの経験も、マネジメントスキルにおいてアピールポイントとなりますから、必ず記載しておきましょう。

 

職務経歴書は、提出書類の中でも、最も重要と考えられます。

 

どれほど有効的な実績があろうと、職務経歴書にて分かりやすくアピール、プレゼンテーションができなければ、書類選考の枠内にも入れないと意識して作成するようにしましょう。

相手に分かりやすい文章とは、「ですます調」ではなく、「である」など言い切りで箇条書きにすることが基本です。

当然ながら、誤字脱字、書き漏れがないかなど、入念にチェックすることも心がけましょう。

 

 

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