メルカリの売上金やポイントを日常の支払いに利用することができる『メルペイ』。メルカリの売上金だけでなく銀行口座からもチャージすることが可能ため、非常に使いやすくユーザーが多い決済サービスとして知られています。
その中で、利用した支払い金額を翌月に支払う『メルペイスマート払い』というサービスで、うっかり支払いを滞納してしまっていた...なんてケースも存在し、経験がある方もいるもいると思います。
本記事では、メルペイのスマート払いを滞納した場合はどうなるのか?という疑問から支払い遅れ時の流れやペナルティ、どうしても支払えない時の対処方法について解説します。
- メルペイスマート払いの支払期限を過ぎたあとの流れ
- メルペイスマート払いを滞納・延滞するとどうなる?
- メルペイスマート払いの支払い遅れ時のペナルティとリスク
- 支払い期限を過ぎたメルペイスマート払いの支払い方法はメルペイチャージ残高とコンビニ・ATMの2種類
- メルペイスマート払いが払えない場合の対処方法と対策
- メルペイスマート払いの制限解除を復活させ利用可能金額を元に戻す方法
- メルペイスマート払い滞納に関するよくある質問・FAQ
メルペイスマート払いの支払期限を過ぎたあとの流れ
メルペイスマート払いを滞納し続けた場合、最終的には裁判に発展します。しかし、裁判に至るまでに督促状やメールでのアナウンスなどで警告があったり、メルペイが利用制限になったりと、利用者に気づいてもらえるように様々な制限や通知が発生します。
メルペイの支払い期限を過ぎてしまっても通知やアナウンスを知っておくと、未払い金を滞納し続けるリスクを回避することができます。
滞納1日後:支払い期日超過のアナウンス・メルカリ残高が自動で充当される・利用制限がかかる
メルペイの支払期限を1日過ぎた時点で、メルペイスマート払いが利用できなくなります。また、アプリに支払い期限超過の通知がきます。
メルカリの売り上げ残高がある人は、メルカリの売り上げ残高がメルペイの支払いに自動的に充当されます。
メルカリ残高でも未払い金が充当できない場合、以降に商品が売れて発生したメルカリの売り上げ金も自動的にメルペイの未払い金に充当されます。
滞納5日後:メルカリ・メルペイの購入制限がアナウンスされる
滞納5日目でまだ清算が完了しない場合、滞納10日目にはメルペイスマート払いだけでなく、メルカリとメルペイで商品を購入したり支払いに制限がかかる旨の通知がきて、早く清算するように催促されます。
滞納10日後:メルカリ・メルペイの購入制限がかかる
メルペイを10日滞納した場合、メルカリの買い物とメルペイの支払いが利用できなくなります。購入制限・利用停止を再開するには、未払い金の清算が必要です。
そのまま放置していても解除されるどころか、メルカリ事務局の対処が変わってくるため、このタイミングまでに清算しておく必要があります。
滞納約2週間後:延滞事務手数料(300円)が発生する可能性がある
2022年3月15日以前にメルペイを滞納していた人は、支払い超過後2週間ごとに延滞事務手数料が300円発生しています。そのため、延滞後2週間たつと最初の延滞事務手数料が発生する可能があります。
2022年3月16日以降は、メルペイが延滞事務手数料を廃止しており、代わって遅延損害金という年率14.6%のペナルティが発生するようになりました。
滞納約1ヶ月後:遅延損害金(年率14.6%)が発生する
メルペイを延滞し続けて1ヶ月が経過すると、遅延損害金と呼ばれる年率14.6%のペナルティが発生します。
いわゆる、クレジットカードのキャッシング枠やリボ払いと同水準の高い利息が発生するため遅延損害金が発生する前に清算した方が、余分な手数料を払わずに清算することができます。
この間もアプリやメルペイに登録したメールを通じて支払いの催促は行われているため通知に気づいたらすぐに支払う必要があります。
滞納約3ヵ月後:督促状が届く・ブラックリストに登録される
メルペイを3ヵ月滞納した場合、信用情報機関に連携されブラックリストに登録されます。
また、定額払い契約中のお客さまが支払いの期限を過ぎた場合、延滞情報が信用情報機関に提供されます。お客さまの今後の与信判断に影響がある可能性があります。
(参照:メルカリガイド『支払い期限までに支払いが間に合わない場合』)
また、今までアプリやメールで支払い催促の通知がきていたものが、ハガキや封筒のような督促状で届くようになります。督促状で届くというのはメルペイが第三者機関に債権の回収を委託したということになります。
よってその督促状は弁護士事務所からきたものになります。また、督促状とともに弁護士事務所または弁護士から直接支払い催促の電話がきます。以下がメルペイの規約と委託している法律事務所になります。
メルペイは回収業務の一部を弁護士法人に委託しているため、支払い期限を過ぎて未払いのお客さまには弁護士法人からのご案内が届くことがあります。あらかじめ、ご了承ください。
《委託先事務所名一覧》
なお、支払いはメルカリアプリを通じたお支払いのみで弁護士法人に直接お支払いいただくことはございません。
(参照:メルカリガイド『支払い期限までに支払いが間に合わない場合』)
督促状や弁護士からの電話はいわゆる最終警告のようなものになります。この督促状や電話を放置し続けると最後には裁判へ発展します。
滞納約半年後:裁判が起きる
メルペイの支払いを放置して半年がたつと、自宅に訴状が届き裁判へ発展する可能性があります。訴状を届ける時、裁判所からの通知だということを伝えられるため家族には確実にバレます。
裁判が起きると、メルペイの未払い金の支払い金額だけでなく、延滞事務手数料・遅延損害金・裁判費用まで一括で支払いを命じられます。一括で支払えない場合、財産・給与の差し押さえをされる可能性があり、職場にまでバレる可能性があります。
メルペイスマート払いを滞納・延滞するとどうなる?
メルペイのスマート払いを滞納してしまった場合どうなるのでしょうか?メルペイ公式HPの見解をもとに解説します。
◎メルペイ公式のメルペイ滞納に対する見解
支払い期限までにお支払いいただけなかった場合、お支払いが完了するまでメルペイのあと払いのご利用をお断りするほか、残高(売上金含む)の充当(期限超過充当)を行います。
また、定額払い契約中のお客さまが支払いの期限を過ぎた場合、延滞情報が信用情報機関に提供されます。お客さまの今後の与信判断に影響がある可能性があります。
支払い期限超過後もお支払いの確認ができない場合、下記の対応を行う可能性がありますことをご了承ください。
- メルカリ/メルペイの一部機能の利用を制限する場合があります。
- 未払いのメルペイのあと払い債権、手数料等の回収を第三者に委託することがあります。
- 年率14.6%の遅延損害金を請求することがあります。
- お電話または書面でお支払いのご案内をすることがあります。
(参照:メルカリガイド『支払い期限までに支払いが間に合わない場合』)
メルペイ公式の見解をもとにまとめると、滞納した場合以下のようなことが起こります。
- メルペイスマート払いを利用できない
- 支払い督促状、ハガキが届く
- 弁護士から支払い催促の電話がくる
- 裁判になり、最悪の場合財産の差し押さえも
メルペイスマート払いは、当月の支払いを翌月にメルペイ残高で支払ういわゆるクレジットカードのような仕組みの支払い方法です。そのため、その翌月の支払期日にメルペイ残高が不足していた場合、支払いを行うことができず、滞納になってしまいます。
そしてメルペイスマート払いを滞納し続けた場合、クレジットカードの滞納と同じようにペナルティやリスクが発生するため、メルペイを利用するにあたって滞納した時づなるかを理解しておく必要があります。
メルペイスマート払いが利用できなくなる
メルペイスマート払いの支払期限遅れで滞納してしまった場合、メルカリの売り上げ金額から先に充当されます。それでもなお支払いができなかった場合、滞納した支払い金額を清算するまではメルペイスマート払いが利用できなくなります。
正確には、滞納約10日ほどでメルペイスマート払いに購入制限がかかり、メルカリの一部機能とともにメルペイスマート払いが利用できなくなります。
滞納した日数によってメルペイ側の対処が変わってきます。滞納13日までに支払いをすることが可能であれば、支払い遅れた金額を支払うことで、再びメルペイスマート払いを利用することができます。
弁護士事務所から督促状や支払いの電話がくる
メルペイは債権回収業務の一部を弁護士法人に委託しているため、メルペイスマート払いを超過し未払いを続けている人には、メルカリが債権の回収を弁護士事務所に委託します。そして弁護士事務所はハガキで督促状を送ったり、電話で支払いの催促を行っています。
メルペイが委託している法律事務所は3つ存在し、以下が委託事務所になります。
(参照:メルカリ ヘルプセンター)
弁護士事務所からの督促状や電話では、支払い期日を伝えられて期日までに支払うように言われます。
実際にSNSなどでメルペイの支払いを滞納した人がハガキ・督促状を受け取ったり、電話がきたという口コミも多くみられます。
◎メルペイの滞納で弁護士事務所からきた督促状の口コミ①
(参照:Twitter)
◎メルペイの滞納で弁護士事務所からきた督促状の口コミ②
(参照:Twitter)
メルペイの滞納で弁護士事務所から電話がきた口コミ
(参照:Twitter)
裁判に発展し財産の差し押さえをくらう可能性がある
メルペイスマート払いの支払い期日を延滞し続けた結果、最終的には裁判に発展し、財産・給与が差し押さえられる可能性があります。
滞納してから約半年ほどで裁判へ発展します。その半年の間にメルペイ側としてはメルペイを利用停止させたり、弁護士事務所に債権回収を委託し支払い督促状を送ったり、電話で支払いを催促しますが、それも無視し続けた場合の最後として裁判沙汰まで発展してしまいます。
弁護士事務所からくる支払いの督促状の種類は、①受任通知→②催告書→③警告書→④訴訟予告所という順に催促されます。
最初は青色の封筒で催促がきますが、徐々に赤色、黒色と警告のレベルがあがっていき、最終の黒色の督促状を無視すると裁判に発展します。
◎裁判になった時に支払わないといけないもの
・メルペイを滞納した金額
・延滞事務手数料
・遅延損害金
・裁判費用
裁判になれば、メルペイの遅延している金額を支払えばいい訳ではなく、延滞事務手数料や遅延損害金まで支払い、特に一番大きい裁判費用まで支払わなければいけなくなります。これらの費用は全て一括で支払う必要があるため、一括で支払えない場合は、財産の差し押さえだけでなく、給与の差し押さえなどが強制執行される可能性があります。
メルペイスマート払いの支払い遅れ時のペナルティとリスク
メルペイを滞納し続ければ最後には裁判に発展する恐れがありますが、未払い金を清算するまでに様々なペナルティが発生すると規約に書かれています。
また、滞納し続けることによる自身へのリスクも発生します。滞納することで起きるペナルティとリスクを把握しておけば意識的にも未払いを防ぐことができる可能性があります。
メルペイの支払いが終わるまでメルペイ・メルカリの一部機能が利用できない
メルペイスマート払いを滞納したペナルティの1つにメルペイ・メルカリの一部機能が利用ができなくなるペナルティがあります。
正確には、1日メルペイを滞納した時点でメルペイでの支払いに制限がかかり、メルペイスマート払いが利用できなくなります。
メルペイの支払いを延滞して10日後には、メルペイだけでなくメルカリでの買い物もできないように制限がかかってしまいます。
クレジットカードの滞納と同じように、メルペイを滞納した場合も未払い金の清算が終わるまでメルペイスマート払いを利用できなくなります。
遅延損害金(年率14.6%)が発生する
メルペイスマート払いの支払いを約1ヶ月滞納した場合、年率14.6%の遅延損害金が発生します。遅延損害金は未払いの金額に対してかかります。
年率計算のため、未払い金を放置しておくと1日ごとに遅延損害金が発生し、どんどん手数料が膨らんでいきます。1日単位で見ると数円・数十円しかあがりませんが、放っておくと数千円・数万円の手数料が気づかないうちにかかってしまう可能性もあります。
メルペイの遅延損害金の計算方法や注意点については下記の公式サイトで確認可能です。
◎メルペイ遅延損害金の注意点について
- 1年365日による日割計算ですが、閏年は366日で計算します。
- 算出した金額の小数点以下は切り捨てます。
- 請求開始以前に延滞状態だった利用も遅延損害金請求対象です。ただし、請求開始以前に発生した遅延損害金を請求することはありません。
クレジットカードのキャッシング枠の利息、リボ払いの手数料の相場は約15%です。そういった借金と同じ同水準の利息を払うペナルティとなるため、遅延損害金が発生する前に未払い金は清算する必要があります。
支払い後もメルペイの利用可能金額や上限金額に制限がかかる
メルペイを滞納してしまうと、未払い金を清算した後もしばらくの間はメルペイスマート払いの利用可能金額もとい上限金額に制限がかかるペナルティが発生する可能性があります。
利用可能金額や上限がいつ復活するかは、厳密にどれくらいの期間制限がかかるかは明言されていませんが、メルペイからの支払いに対する信用をあげる必要があるため、ある程度の期間は今まで通りにメルペイスマート払いを利用できなくなる可能性があります。
信用情報にキズがつきブラックリストに登録される
メルペイは信用情報機関(CIC)に加盟しているため、メルペイスマート払いを61日以上または3ヵ月以上滞納すると、信用情報に異動情報に記録されます。いわゆるブラックリストに登録され、信用情報にキズがつくといった状態になります。
(参照:信用情報開示報告書)
信用情報にブラックリスト登録されると日常生活にも様々なペナルティが発生します。実際にブラックリストに入るとどうなるの?という質問に関しては下記のよくある質問に記載しています。
家族や勤務先に支払いを滞納していることがバレる
メルペイの支払いを延滞し続けると、メルペイが委託している弁護士または法律事務所から督促状や電話がきて第三者に滞納していることがバレるリスクが高まります。
督促状の封書は見た目でわかるほど重要な通知書になっており、家族が見るとすぐに滞納していることがわかります。また、裁判にまで発展してしまい、財産や給与の差し押さえまで発展してしまうと、勤務先にも支払いの滞納をしていることがばれるため、非常に恥ずかしい思いをします。
支払い期限を過ぎたメルペイスマート払いの支払い方法はメルペイチャージ残高とコンビニ・ATMの2種類
支払期限がすぎたメルペイの清算金を今すぐ支払う方法は2種類存在します。メルペイチャージ残高で支払う方法とコンビニもしくはATMで支払う方法が存在します。どちらの方法も手続きはメルカリアプリまたはWebでの手続きが可能です。
支払いを行う十分なお金がある場合は、今すぐどちらかの方法で未払いのメルペイを清算してしまいましょう。
メルペイ残高から支払う方法
- 『マイページ』→『あと払い』を選択
- 『支払い方法』を選択
- 『チャージして支払う』を選択
- 『〇月利用分を支払う』を選択
- 『チャージして支払う』または、『ポイント・残高から支払う』を選択する
コンビニ・ATMから支払う方法
原則としてコンビニ・ATMで支払う場合は、220円~880円の清算時手数料が別途発生します。
- メルカリのマイページで支払い予定日を設定する
- 〇月利用分の支払い画面で『コンビニ・ATMで支払う』を選択
- 支払うコンビニ・ATMを選択する
- 『お客様番号を発行する』を選択する
- 『支払い手続きをする』を選択する
- 指定したコンビニ・ATMで支払いをする
メルペイスマート払いが払えない場合の対処方法と対策
『お金がないからメルペイスマート払いが払えない....』、『他の支払いで手がいっぱいでメルペイの支払いができない』と様々な理由でメルペイの支払いができない場合が存在します。今すぐ支払いをしたいけれど、どうしても払えない....といった時の対処方法や対策を下記で解説します。
- 督促状や催促を放置せず支払いの意思を伝える
- お金を工面して用意する
- キャッシングを利用してお金を借りて返済
- 借り換えて無利息の間に一時的返済をする
- 債務整理
ハガキや督促状・メールを無視せず支払いの意思を伝える
メルペイまたはメルカリからくる支払いの催促メールや、委託された弁護士事務所からくる督促状を放置せずに、連絡をとって支払いの意思があることを伝えることが重要になります。
ハガキや督促状、電話を放置し続けると弁護士は『支払いの意思がない/支払い能力がない人』という判断を下し裁判へと発展する可能性があります。
本当に支払う意思があるのであれば、メールや督促状に書いているお問い合わせ先へ連絡したり、メルカリ事務局に連絡し、支払いの意思がある旨や確実に支払いができる日を伝える必要があります。
お金を工面して支払い金額を準備する
お金を工面してどうにかして支払いの金額を準備することも未払い金を返済する1つの方法になります。
◎お金を今すぐ手に入れる方法
・日雇いのバイトでその日中に現金を手に入れる
・家族や知人に相談してお金を借りる
・身の回りの物を売って現金を手に入れる など
すぐに現金は必要な場合で自分でできる事としては、上記のような方法ですぐに現金を手に入れる事が可能です。
メルペイの未払い金の金額が少なくて第三者から借りやすい金額であったり、日雇いで日銭を作ったり物を売ったりして返済できる金額であれば、早めにお金を工面して延滞しているメルペイの支払い金額を返済してしまう方が良いとされています。
クレジットカードのキャッシング枠を利用してお金を借りて返済する
クレジットカードに付帯されているキャッシング枠を利用して、お金を借りてメルペイの支払いの返済にあてることもメルペイの返済方法の1つになります。
クレジットカードのキャッシング枠とは、クレジットカードに付帯されているお金を借りる機能のことで、利用可能金額の上限内であればいくらでもお金を借りることができます。
滞納しているメルペイの支払い金額がキャッシング枠の上限内であれば、必要な分だけお金を借りて延滞しているメルペイにあてることで未払い金の返済をすることが可能です。
しかし、クレジットカードのキャッシングにも当然利息(手数料)が発生します。キャッシングの返済が遅くなるとその分年率約15%ほどの手数料が発生するため注意が必要です。クレジットカード会社の利息無料キャンペーンなどの期間内に返済してしまう事で利息をゼロにして返済することが可能です。
カードローンに借り換えて無利息期間のうちに一時的に返済する
カードローンなどから借り換えして、無利息期間中に一時的にメルペイの未払い金を返済してしまう方法も、払えないメルペイを返済する1つの方法になります。
レイク・プロミス・アイフル・アコムなどの消費者金融は初回30日間無利息キャンペーンなどを行っており、借り換えをして30日以内に返済できるのであれば、利息ゼロで返済することが可能です。
注意点としては、キャンペーン期間をすぎると年率15%~18%ほどの利息(金利)が発生するため、メルペイの遅延損害金である年率14.6%を超えた高い手数料を支払うようになってしまうため、必ず30日以内に返済する手段があることを確認してから借り入れをする必要があります。
どうしてもお金がない...債務整理(任意整理)を検討する
どうしてもメルペイスマート払いの未払いが払えない場合、最後の手段として弁護士に相談し債務整理を行い利息の減額と支払いを分割にして返済する手段が存在します。
任意整理とは、債務整理の中の1つの方法です。弁護士が債権者(メルペイ)と直接交渉を行い、膨らんでしまった遅延損害金(利息)の減額や、未払いの支払い金額を分割で返済するプランを提案し、そのプランにそって分割で支払いを進める方法です。
任意整理のメリット | 任意整理のデメリット | |
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任意整理 |
・利息(遅延損害金)の減額が可能 ・メルペイの未払い金の一括返済を分割にして返済することが可能 ・任意整理の手続きが簡単 ・面倒な処理は全て弁護士が行う |
・必ず信用情報機関にブラックリスト入りする ・メルペイの未払い金額に対して減額することはできない
|
任意整理のメリットとデメリットを比較して、メリットが多く魅力的に感じる方もおられるかもしれませんが、メリット以上にデメリットの方にあるブラックリストに登録されてしまうことが一番大きく、強力なデメリットになります。
ブラックリストに登録されると、今後日常の生活に大きなペナルティと支障を与え生活が不自由に感じる可能性が非常に高くなります。
任意整理を行う前に、本当に自分自身で解決できる方法が他にないかを確認して、任意整理は最終手段だという認識を持って任意整理を申し込む必要があります。
メルペイスマート払いの制限解除を復活させ利用可能金額を元に戻す方法
メルペイスマート払いは支払い金額を滞納・延滞すると利用制限がかかり、利用上限が低く設定されてしまいます。メルペイスマート払いの制限解除を復活させる方法は、『メルカリ・メルペイから信頼してもらう』ことになります。
本項目では、メルペイスマート払いの制限解除を復活させる詳しい方法を3つ紹介します。
支払い遅れのメルペイの支払い金額を今すぐ支払う
まずは、支払い遅れのメルペイの支払い金額を今すぐ支払うことが利用制限を復活させる方法の1つになります。メルペイの未払いを滞納している時点で、メルペイからは支払い能力がない、もしくは支払う気がない人と判断されてしまい、滞納が続くと未払い金を清算したとしてもなかなか利用制限を復活させることが難しくなります。
支払い遅れのメルペイ支払い金があるのであれば、すぐに支払う必要があります。
今後はメルペイスマート払いの支払期日を過ぎないように支払う
メルペイスマート払いの未払い金を清算した後は、今後メルペイの支払期日をしっかり守ることも、利用上限を復活させる方法の1つになります。
何度も支払い期日に遅れてしまう人に対して、メルペイの利用上限を復活させることは難しいです。一度支払いに遅れてしまった後は、支払い期日を守り続ける事でメルペイ・メルカリから信頼を取り戻す必要があります。
メルペイ・メルカリをルールを守って利用し続ける
一度支払い期日を過ぎてしまった場合でも、メルペイ・メルカリをルールに従って正しく利用を継続することで、メルペイの制限解除を復活させることができる場合があります。
メルカリ・メルペイのルールを守りながら利用し続ける事で、メルペイを利用し続ける意思があることと、正しく使うことでメルペイからの信頼をあげることができ、制限解除が復活する可能性があります。
メルペイスマート払い滞納に関するよくある質問・FAQ
最後にメルペイスマート払いを滞納したことに対するよくある質問をまとめました。
結論ですが、メルペイの滞納に対して大丈夫なことは1つもありません。メルペイを滞納・延滞している場合は今すぐ支払う必要があるという認識を持ってメルペイを利用する必要があります。
メルペイスマート払いの滞納は何ヶ月まで大丈夫?
A.メルペイを滞納している場合は、手元に支払える金額があるのであれば今すぐ支払う必要があります。メルペイ滞納は約1ヶ月ほどで遅延損害金(年率14.6%)が発生し、滞納61日後~約3ヵ月でブラックリストに登録されます。
最悪の場合、裁判にまで発展し財産・給与の差し押さえにまで発展する可能性があります。
メルペイスマート払いは踏み倒しできる?
A.メルペイスマート払いを踏み倒すことは絶対にできません。メルペイは債権回収を第三者機関である法律事務所に委託しており、長期の未払いの人に対しては、督促状や電話で支払いの催促を行っており、それも放置すると訴訟に踏み切るため裁判にまで発展します。
法律事務所に委託されると踏み倒すことができないことがわかるため、今すぐ払えるのであればすぐ支払ってしまいましょう。
メルペイスマート払いは支払期日を延長してくれる?
A.基本的にはメルペイスマート払いの支払い期日の延長は行いません。
個別での支払い期限延長の対応等は行うことができません。
(参照:メルカリガイド『支払い期日までに支払いが間に合わない場合』)
メルペイスマート払いの支払い期日はいつ?
A.アプリ内通知でもご案内しておりますが、メルペイのあと払いの支払い期限はご利用月の翌月末日までです。
(参照:メルカリガイド『支払い期日までに支払いが間に合わない場合』)
メルペイスマート払いを滞納してブラックリストに登録されるとどうなる?
メルペイを61日~3ヶ月滞納すると信用情報機関からブラックリストに登録されます。
ブラックリストとは、借金や滞納を繰り返し返済能力がないと判断された事故情報のことを指します。
◎ブラックリストに登録されるとどうなる?
・クレジットカード、ETCカードが利用停止される可能性がある
・新しいクレジットカードの新規作成ができなくなる
・新規の借り入れ、ローンなどの審査が通らなくなる
・第三者の保証人になることができなくなる
・携帯の契約や賃貸の契約が難しくなる など
一度ブラックリストに載ってしまうと、約5年ほどは事故情報が消えないと言われており、数年の間日常生活に大きな支障をきたします。