岩盤浴の入り方を解説!マナー・注意点や持ち物・カップルでの入り方等も紹介



多くの方が体の調子を整えるために利用する『岩盤浴』。その岩盤浴の効果・効能は多岐にわたり、サウナと同じく根強い人気を誇っています。

岩盤浴初心者で、「岩盤浴の入り方はどうするんだろう?」と今さら聞けない方に向けて岩盤浴の効能や基本的な入り方から男女別の必要な持ち物、マナーや注意点も解説します。

また、最近流行している岩盤浴デートの入り方も紹介します。

 

岩盤浴とは、岩盤浴とは温めた鉱石に寝ころび体を温め汗を流す入浴方法

初めて岩盤浴に入る前に、岩盤浴って何?という疑問や、サウナは経験したことがあるけど岩盤浴との違いは何?という方に向けて、岩盤浴とサウナの入り方の違いや効果・効能について紹介します。

岩盤浴とは、温められた鉱石が敷き詰められた岩盤に寝ころび体を温める健康法です。主にスーパー銭湯や温泉の施設の中に併設されていることが多いです。岩盤浴は、温められた岩盤の放つ遠赤外線の力によって、体を芯から温め、多量の汗を発汗させます。

また、岩盤浴に使われる鉱石には様々な種類があり、使用される鉱石によって効能が変わるのが岩盤浴の特徴です。

よく使われている天然鉱石にはラジウム鉱石や医王(いおう)石、ブラックシリカや天照石などがあり、それぞれの鉱石から放たれる微弱電流やマイナスイオン、放射線(ラジウム鉱石の微弱な放射線は体にいいとされています)によって、代謝効果の促進や肩こり関節痛の改善、癒しのデトックス効果などにも作用しています。

サウナとの違いは体の温め方!遠赤外線による効能があるのは岩盤浴

岩盤浴とサウナの違いとして一番の違いは体の温め方が大きく異なっています。サウナが80~90℃ほどの室内温度で急激に体の外から温めることに対して、岩盤浴は40~50℃の室内温度で体の芯からじんわりと温めるという違いがあります。

体の内からゆっくり温めることで体に大きな負担をかけることなく発汗を促すことができます。また内臓から温めることや鉱石の持つ遠赤外線の効能で、体調を整える効果があるのも岩盤浴の特徴です。

更に、岩盤浴でかいた汗はサウナに比べ水分の濃度が高くサラサラしており、心地よい汗をかくことができます。(関連:サウナ初心者のためのサウナの入り方!整うとどうなる?マナーや注意点も紹介!)

岩盤浴の効果は何?

岩盤浴の効果・効能はさまざまで数十種類あるとも言われています。そのそれぞれの効果をいっぺんに体感できることも岩盤浴の魅力の1つです。その中で、主幹になる5つの岩盤浴の効果を紹介します。

 

期待できる効果 解説
新陳代謝活性によるダイエット効果 実はダイエット効果は発汗によるものではなく、体が温められることによって新陳代謝機能が活発化することで、エネルギーの消費効率が向上し、岩盤浴を継続的に利用することで脂肪が燃焼しやすい体づくりをすることができます。岩盤浴は1時間で約160キロカロリーと、岩盤浴自体のダイエット効果は高くありません。岩盤浴はダイエットに適した体づくりをするものであるため、岩盤浴だけでダイエットにはならないことを意識して日頃の運動を欠かさないことも重要です。
血行を促進し、内臓活発化によるデトックス効果 岩盤浴の発汗によって汗と一緒に老廃物を排出するとともに、内臓から温める力によって、血行が促進され内臓の働きが向上します。それに伴い、毒素を排出する腎臓が活発化し、尿によるデトックス効果を向上させます。この2つの作用により体を内側から綺麗にしていきます。
副交感神経やマイナスイオンによるリラックス効果 岩盤浴入浴中は横になった体勢で行うため、十数分脱力したまま体が温められることができ、その時に副交感神経が作用し、疲労回復の効果が作用します。岩盤浴に使用されている鉱石によっては、マイナスイオンを放射する鉱石もあり、更に高いリラックス効果・癒し効果が期待できます。
基礎体温向上による免疫力の強化 体を内側から温めることで、新陳代謝が向上し、基礎体温の向上に繋がります。基礎体温の向上によって白血球が活発化し、免疫力が向上することで、様々な病気の予防に繋がります。
肌の保湿性や保護する力の向上 岩盤浴で汗をかくことで、皮膚の水分量が増え肌の保湿性が向上します。また新陳代謝が活性化することで、皮膚の保護する力も向上すると言われています。また、上記に記載したように、岩盤浴でかいた汗は水分濃度が高く、美容液に近い役割を果たすと言われており、岩盤浴利用者の中には、サラサラの汗をタオルでふかずそのままにして休憩される方も多いです。

岩盤浴の入り方:基本編

岩盤浴の正しい入り方は、

  • ①水分補給
  • ②うつぶせ
  • ③仰向け
  • ④休憩

の4つのステップを繰り返して入浴します。岩盤浴の入り方ってどうするの?岩盤浴は何分入るの?という方に向けて、岩盤浴の基本的な入り方と、更に岩盤浴を効果的に入るための方法を紹介します。

水分補給は入浴前に必ずこまめに摂取!水分補給はコップ1杯分!

まずは脱衣所で岩盤浴を利用する方向けの館内着を着て岩盤浴に向かいます。岩盤浴は自身の思っているより大量の汗をかきます。体内の水分量が減り続けると、脱水症状で頭痛やめまいなどの体調不良を起こしてしまいます。

また、入浴中の発汗を促進するためにも岩盤浴入浴前には必ず水分補給をしてから入浴しましょう。目安の水分量はコップ1杯分です。また、入浴後の休憩中にもこまめに水分を補給しましょう。

うつぶせで先に内臓から温める(目安時間:5~10分)

ここからは岩盤浴内に入ります。岩盤の上にそのまま横たわるのではなく、必ずタオルを敷いてから岩盤浴を開始しましょう。最初はうつぶせから岩盤浴を始めます。内臓を先に温めることで体全体を温めやすくするためです。

うつぶせの体制が苦しい方は、適宜体勢を変えながら楽な姿勢で体を温めましょう。

仰向けで体全体を温める(目安時間:10分~15分)

うつ伏せが終われば次は仰向けで体全体を温めます。うつ伏せで体の中から温めることができていれば、徐々に心地いいサラサラの汗が出てき始めて、代謝の活性化からデトックス効果が感じられると思います。

仰向けでリラックスしたまま10~15分汗をかきましょう。岩盤浴中のかいた汗は拭いても、拭かなくてもいいです。

休憩は涼しい場所でリラックスした体勢で休憩(目安時間:10~15分)

仰向けでしっかりと汗をかいたら、岩盤浴からでて外の休憩スペースで休憩しましょう。施設によっては椅子や横たわるスペースがあるので、一番楽な体勢で高めた体温をゆっくり下げましょう。この時、かいた汗をタオルで拭きとっても構いません。

休憩の目安は10~15分ほどで、この間に水分補給や、替えがあればタオルの交換などを済ませておきましょう。

岩盤浴の入り方:効果的でおすすめの手順やコツ

上記で説明したのが、岩盤浴の基本的な入り方です。ここからは岩盤浴の効能を更に発揮できるおすすめの効果的な入り方・コツを紹介します。

岩盤浴の前に入浴やシャワーを浴びて体を温めておく

岩盤浴に入浴するより、湯舟に入った後やシャワーを浴びた後に岩盤浴に入浴した方が当然体内がある程度温まっているので、岩盤浴での発汗が促進されやすく、また上昇した体温を休憩で下げていくときによりリラックスした状態になることができます。

週に1回以上岩盤浴を継続する

岩盤浴の効果は継続することで、岩盤浴の新陳代謝やその他機能が向上しているその効果を発揮します。1回の岩盤浴では効果を実感することは少ないですが、継続的に岩盤浴に行く度に、代謝の良さやダイエット効果など徐々に実感する点が増えていくでしょう。

岩盤浴の入り方のマナーや注意点、Q&Aの紹介

銭湯やサウナと同じように、岩盤浴にも入る時のマナーや注意点があります。他の岩盤浴利用者が快適に利用できるように岩盤浴に入る時のマナーや注意点を知って利用しましょう。その他岩盤浴の入り方についてよくある質問も紹介します。(関連:銭湯の持ち物リスト一覧は何?持っていく必要なものを初心者にもわかりやすく男女別で解説!)

岩盤浴の入浴は3セットを目安に入浴する

岩盤浴を長時間利用し続けたり、何度も利用し続けると体調不良を起こす可能性があるため、岩盤浴は3セットを目安に入浴しましょう。

岩盤浴に入る時の髪の毛はヘアゴムや髪留めでくくっておく

岩盤浴に入る時に髪の毛が長いと汗をかいた時にベタベタしたり、髪の毛が床に落ちて他の利用者に迷惑がかかってしまうため、マナー違反になります。髪の毛が長い場合、ヘアゴムや髪留めで髪をくくって入浴しましょう。

岩盤浴は基本的にメイク・化粧は落として入浴する

岩盤浴に入る時、メイクや化粧をしたまま入浴すると汗で化粧が落ちて、顔が汚れてしまうだけでなく、他の利用者の迷惑をかけてしまうケースもあるためマナー違反になります。化粧、メイクは岩盤浴に入る前に化粧落としで落としてから入浴しましょう。

岩盤浴内ではメガネを外して入浴する

メガネをつけたまま岩盤浴に入ると、メガネが熱で変形したり、金属の部分が熱を持ってやけどする可能性があるため危険です。岩盤浴に入る時はメガネを外して入浴するかお風呂用メガネを購入して利用しましょう。

岩盤浴の下着は基本的には着けない

館内着に下に下着はつけるの?という人に対して、パンツやブラの下着の締め付けは血行促進の邪魔をするので岩盤浴では基本的に下着は着けないです。

館内着は透けない素材でできており、体のラインがでないようにゆったりした服装になるので、安心して利用してください。

岩盤浴とお風呂の順番はどちらでも良い

岩盤浴とお風呂(湯舟)の順番に決まりはありません。しかし、岩盤浴をより効果的に入るために先にお風呂に入り体を温めてから岩盤浴をすることをおすすめします。

石の上で寝ない

岩盤浴の岩盤の上は眠くなることもありますが、寝てしまうと次の利用者に迷惑がかかってしまうことと、脱水症状を起こしてしまう可能性があるため寝ないようにしましょう。

岩盤浴の浴室内の過度な私語、会話は慎む

岩盤浴内での過度な私語や大声でのおしゃべりは静かに使っている他の利用者が快適に過ごせなくなるためマナー違反です。会話は節度ある量と声の大きさで話しましょう。

岩盤浴で携帯電話、スマートフォンの利用は禁止!店舗によって利用可能の場所もある

岩盤浴および銭湯も脱衣所から携帯電話、スマートフォンの利用は禁止されています。写真撮影をしてしまうと盗撮にあたる恐れがあるため、脱衣所からスマホや携帯電話を使わないようにしましょう。

店舗によってはスマホ利用可能の岩盤浴もあるため、事前に調べて行きましょう。

飲酒後や体調不良時の岩盤浴の利用は避ける

飲酒時の岩盤浴の入浴は、急激な血圧の上昇を引き起こし大変危険な状態です。また、体調不良を治すために岩盤浴に入ることも、かえって体調を悪化させてしまうケースがあるため、飲酒時と体調不良時の岩盤浴の入浴は控えましょう。

岩盤浴デートする時のカップルでの入り方を紹介

岩盤浴には恋人カップルや夫婦で岩盤浴デートをする人も多くいます。岩盤浴は男女共用のことが多いため岩盤浴をデートとして利用することが可能です。岩盤浴をデートとして利用する人に向けて、岩盤浴デートの入り方や注意点、マナーを紹介します。

男女共用スペースの岩盤浴か事前にチェック

岩盤浴は基本的には男女共同で入る施設が多いですが、男女で分けられている施設もあります。岩盤浴デートは一緒に岩盤浴に入れないと楽しめないので、岩盤浴に行く前にその店舗の岩盤浴が男女共同か男女別の岩盤浴なのかを調べて行く必要があります。

岩盤浴デートの入り方や持ち物は基本的な入り方と変わらない

岩盤浴デートでの岩盤浴の入り方や持ち物は、基本的な入り方と変わりません。下記に記載されている持ち物リストを見て忘れ物がないようにしましょう。基本的に一緒のタイミング岩盤浴に入ったり休憩したりすることで楽しむことができます。

岩盤浴デートは岩盤浴中おしゃべりできない?

岩盤浴デートでは岩盤浴内で会話することは可能です。岩盤浴を出た休憩スペースでは岩盤浴の休憩中にお話しをされている方が多くいます。しかし、岩盤浴内では他の利用者も岩盤浴を利用しているため妨げにならないよう、節度のある会話の量と声の大きさで話しましょう。

岩盤浴の持ち物、必要なものリスト一覧!

銭湯やサウナと同じように、岩盤浴に入るために必要な持ち物があります。岩盤浴には何を持っていくの?という方に向けて、男女別で岩盤浴に必要な持ち物を紹介します。岩盤浴に行く前に持ち物チェックリストとしてご活用してください。

男性、女性共通の岩盤浴の持ち物リスト

銭湯やサウナと同じく、岩盤浴にも必要な持ち物があります。岩盤浴に入る時は何を持っていけばいいの?女性の岩盤浴の持ち物は何がいるんだろう?と疑問に思っている人に向けて男女共通の持ち物と、女性が必要な持ち物、更に岩盤浴に入る時にあると便利なものを紹介します。

  • お金(小銭):岩盤浴1000円前後、銭湯の入浴込みで1500~2000円ほど
  • 服装は身軽なもの
  • 着替え、下着:荷物を少なくするために下着だけ変える人もいます
  • バスタオル、フェイスタオルは1枚ずつ以上必要
  • 飲み物(水筒、ペットボトル飲料)
  • 洗顔、洗面器具
  • ビニール袋(濡れたタオルや着替えた服を入れる袋)

上記が男性・女性共通で必要な岩盤浴に入る時の持ち物です。岩盤浴の持ち物を少なくしたい人は、バスタオル・フェイスタオルは施設で有料レンタルで貸し出していることが多いので、店舗の情報を調べて貸し出しレンタルの制度があれば持ち物を少なくすることができます。

また、水筒、ペットボトル飲料水も施設内に冷水器があることが多く無料で使えたり、施設内に自動販売機でペットボトル飲料水を購入することもできるので、持ち物を少なくすることができます。

女性が必要な岩盤浴の持ち物リスト

女性に必要な岩盤浴の持ち物リストが以下のものになります。

  • ヘアゴム、髪留め
  • 化粧落とし
  • メイク道具
  • 化粧水、乳液などのフェイスケア用品

ヘアゴムや髪留めは店舗で販売していることが多いですが、その他の持ち物は店舗で販売していることが少ないことと、店舗に販売されている化粧品が自分の肌にあった化粧用品とは限らないため、上記の持ち物は必要であれば持ってくるようにしましょう。

あると便利な持ち物

岩盤浴に入る時に必要ではないがあると便利な持ち物も2点紹介します。

  • ミニバッグ:岩盤浴内にもっていく荷物をまとめるための小さなバッグ
  • お風呂用メガネ

岩盤浴内に持っていく持ち物はフェイスタオルや飲み物や、洗顔など色々持っていくことが多くなるので、それらの持ち物をまとめるミニバッグがあれば、持ち物をなくすことなくまとめることができて便利です。

岩盤浴にメガネをかけて入ると金属が熱で曲がったり、金属のところが高熱になりやけどを負う可能性があるため、それらを防止するお風呂用メガネがあると視界を保ったまま安全にメガネをかけて岩盤浴に入ることができます。

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