PayPay後払いの支払いが遅れたらどうなる?ペナルティや返済方法・対処方法解説

決済サービスの主流として使われている『PayPay』は、翌月に支払いを回すことができる『PayPayあと払い』という支払い方法が存在します。

支払いを来月にすることによって当月の支払いの負担を減らすことができる大変便利なサービスです。

しかし、翌月になるとお金がない状態であったり、支払いを忘れていた、という経験もあると思います。

本記事では、PayPayあと払いを引き落としできなかった時の流れやリスク・ペナルティを解説し、また支払い遅れ時の対処方法やお金が無くて返済できない時の対策についても紹介します。

PayPay後払いの支払いに遅れたらどうなる?流れ

PayPay後払いの滞納は、支払い日に口座が残高不足のため自動引き落としができない時に滞納として扱われます。

再振替はないため自身で現金を振り込む必要があります。

実際にPayPay後払いを滞納したらどうなるか、流れも含めて以下で解説します。

◎PayPayあと払いの支払いに遅れた時の流れ

  • 1日目~:PayPayあと払いサービスの利用停止
  • 5日~1週間ほど(早ければ1日~2日後):支払い催促の電話や督促状が自宅に届く
  • 1か月後:未払いのPayPayあと払い利用料金が一括で請求される
  • 3か月後~半年:裁判が起き財産や給与の差し押さえの可能性がある

結論から述べると、PayPay後払いを滞納し続けた場合、最終的には裁判になり自身の財産や給与を差し押さえされる恐れがあります。

また、裁判にいたるまでにペナルティが発生したり、滞納し続けることによる新たなリスクが発生するため、PayPay後払いの支払い遅れに気づいた場合、すぐに支払うことができるのであれば即座に支払いする必要があります。

滞納1日目:PayPay後払いが利用停止される

PayPay後払いが支払い遅れてしまった場合、早ければ1日(翌日)でPayPay後払いが利用停止されます。

クレジットカードの支払い遅れと同じように、滞納した未払いの支払い料金を支払うまではPayPay後払いも利用できなくなります。

滞納した未払いの料金を支払うとPayPay後払いの利用停止が解除され使えるようになるため、すぐにPayPay後払いを復活させたい場合は今すぐ未払い額を払う必要があります。

注意点:延滞しているPayPay後払いの未払い金を支払っても、振り込みの確認に3日~4日かかるため、すぐに解除されないため注意が必要です。

滞納5日後~1週間後:ハガキや督促状が届く・支払い催促の電話がくる

PayPay後払いを滞納して5日後から1週間後(早くて翌日から2日目)には、支払いを催促した督促状とともに支払い請求書が自宅に届きます。

また、支払いを催促する連絡がPayPayカードコンタクトセンターや、支払い催促を委託されているコールセンターからきます。

以下の電話番号からの着信は支払い催促の電話になるため、無視や放置をせず対応して支払いをする必要があります。

注意点:督促状や支払い催促の電話を放置し続けた場合、職場や自宅に連絡がくる可能性があります。

◎PayPayあと払いの支払い催促の電話番号

  • 0570-02-8181
  • 0570-06-8200
  • 0570-00-5046
  • 093-330-8485
  • 092-303-0820

滞納1か月後:滞納したPayPay後払い利用分が一括請求される

PayPay後払いを滞納して1ヶ月が過ぎると、あと払いの未払い額と前月のPayPay後払い分がまとめて一括請求されます。

一括請求は、PayPay後払いのサービスを利用する前に同意する必要がある利用規約の一部に含まれており、滞納した場合は規約に則って債務全額をすぐに一括で支払う必要があります。

以下がPayPay後払いサービスの利用規約になります。

第26条(期限の利益喪失)

  1. 1. 会員は、次のいずれかの事由に該当するときには、何らの通知、催告を受けることなく当社に対する一切の未払債務について当然に期限の利益を喪失し、その債務全額を直ちに支払うものとします。
    1. (1) 会員がショッピング(ただし、1回払に限ります。)又はキャッシングを利用した場合において、当該支払金の支払を1回でも遅滞したとき(ただし、カードキャッシングの利息については、利息制限法第1条第1項に規定する利率を超えない範囲内においてのみ効力を有します。)

(引用:PayPayあと払いサービス利用規約)

つまり、PayPay側は何が言いたいかというと、

滞納した未払い金を支払い期限までに一括で返済する必要があります

支払い期限のうちに支払えない場合法的処置、即ち裁判が起きる可能性があります

という内容が利用規約に明記されているため、ルールを守って利用してください。と言いたいことがわかります。

滞納3か月後~半年:裁判に発展し財産や給与を差し押さえされる可能性がある

督促状や支払い催促の電話を放置し続けて、PayPay後払いを3ヶ月から半年の間延滞し続けると、PayPay側は利用規約に則り法的処置に移行します。つまり裁判が発生する可能性があります。

厳密に言うと、裁判は半年以上滞納しないと起きませんが、滞納を続けている限り裁判はいつかのタイミングで必ず発生します。

裁判で財産の差し押さえが強制執行された場合、家の金品や家財だけでなく、勤務先の給与や銀行口座の預金残高も差し押さえになります。

また裁判が起きた場合、借金の減額できる可能性のある債務整理なども行えません。

裁判が起きてしまうと、必ず家族や勤務先にもバレてしまうためお金や財産だけでなく社会的信用や借金を減額する手段すら失ってしまいます。

PayPay後払いを延滞した時のペナルティとリスク

PayPay後払いの支払いに遅れて滞納し続けていると、最終的には裁判に発展しますが、その前に自身に様々なペナルティが発生します。また、滞納し続けることによって起きるリスクも存在します。

◎PayPayあと払いの支払い遅れ時のペナルティとリスク

  • PayPayあと払いサービスの利用停止
  • 遅延損害金(年率14.6%)の高い利息が発生する
  • 信用情報にキズがつく・ブラックリストになる
  • 家族や勤務先にバレる可能性が高くなる

滞納を続けると未払いのお金が膨らんでいくだけでなく、金融機関のブラックリスト入りや滞納が第三者にバレるリスクも孕んでいます。

滞納のペナルティやリスクを把握した上で、支払いに遅れた場合少しでもペナルティやリスクを減らすためにも、少しでも早く返済する必要があります。

PayPay後払いが利用停止され使えなくなる

PayPay後払い支払い遅れ時のペナルティの1つに、PayPay後払いサービスの利用停止が挙げられます。

未払い額の支払いが確認できるまで、PayPay後払いを使うことができなくなります。

未払い額を清算しても、振り込みの確認に3日~4日ほど日数がかかるため、すぐにPayPay後払いを利用することはできません。

また、滞納した期間が長ければ長いほど、PayPay後払いの利用停止の解除が遅くなる可能性があります。

遅延損害金(年率14.6%)が発生する

PayPay後払いを滞納し続けた場合、年率14.6%の遅延損害金が発生して、1日ずつ利息が増えていきます。

遅延損害金は、支払いが遅れた翌日から発生します。滞納分の支払いが終わるまでずっと発生するため、支払い遅れに気づいた段階ですぐに返済した方が余計な利息を払わずに返済できます。

PayPay後払いの遅延損害金である年率14.6%は、消費者金融のキャッシングやリボ払いの利息と同水準の高い金利のため、滞納した未払い額が大きいほど利息もどんどん膨れ上がります。

以下がPayPay後払いの遅延損害金の計算方法になります。

(引用:PayPayカード『遅延損害金の計算方法について』)

信用情報にキズがつく・ブラックリストに入る

PayPay後払いを61日以上または3ヶ月以上滞納すると、信用情報機関に異動情報として登録され、信用情報にキズが付く、いわゆるブラックリスト入りをしてしまいます。

(参照:信用情報開示報告書)

長期の滞納は金融の事故情報として取り扱われるため、ブラックリストに入った場合以下のようなペナルティが発生します。

◎ブラックリストになった時はどうなる?

  • クレジットカードやあと払い機能が使えなくなる
  • カードローンやキャッシングなどの新規の借り入れができなくなる
  • 携帯の分割払いが組めなくなる
  • 第三者に保証人になれない
  • 賃貸が契約できない など

一度ブラックリストに入ってしまうと、数か月や1年でブラックリストが取り消しされるわけではなく、解除に5年以上かかってしまうケースが多いため、ブラックリストに入っている数年の間は、日常の生活にも大きなペナルティが発生し生活に支障をきたします。

PayPay後払いを滞納している人は、ブラックリストに入る前である滞納2か月の間に支払いを済ませることが重要です。

督促状や裁判によって家族や勤務先に滞納がバレる

PayPay後払いを延滞し続けるリスクの1つに、家族や勤務先に支払いの滞納していることがバレるリスクがあります。

PayPay後払いを滞納すると、督促状が自宅に届いたり、支払い催促の連絡が自宅や勤務先に電話されたり、最悪の場合裁判が起きる可能性があります。

裁判が起きた場合、家族だけでなく勤務先にも必ずバレます。

滞納や未払いがバレると、自分が恥ずかしい思いをするだけでなく、社会的信用や信頼関係を失うリスクまで発生します。

延滞したPayPay後払いの返済方法は口座振り替えのみ

残高不足でpaypay後払いが引き落としができなった場合の支払い方法は、指定口座への振り込みでのみ承っています。

口座への再振替はありませんので、支払い期日を過ぎてから勝手に引き落としすることがないため、自身で指定された口座へ入金する必要があります。

◎滞納したPayPayあと払いの指定口座を確認する方法

 ※電話番号:0570-09-8181(24時間年中無休)

  • 督促状の振込請求書で確認する

滞納分を振り込んでから支払いの確認をするため、振り込みから第2営業日から第4営業日ほどでPayPayあと払いが使えるようになります。

PayPay後払いの支払い日は毎月27日

PayPay後払いの支払い日は毎月27日です。

27日の午前中には、前月利用した分のPayPayあと払いの利用料金分が口座から自動引き落としされるため、残高不足にならないように前日の26日の時点で銀行の口座に前月利用分の金額以上の残高があることを確認しておく必要があります。

また、PayPay後払いの利用料金が確定する締め日は末日になります。

滞納したPayPay後払いが払えないときの対処方法

『PayPay後払いの滞納した未払い金を支払いたいけどお金がない...』

『滞納している間の遅延損害金の利息がもったいないので一括で返済したい』と考えている人も多く存在します。

残高不足で滞納したPayPay後払いがどうしても払えない時の対処法は大きく以下の6点になります。

◎やばい!支払えないPayPayあと払いを返済する方法

  • コンタクトセンターに連絡する
  • 日雇いバイトなどで日銭を稼ぐ
  • 物を売って現金を手に入れる
  • キャッシング枠を利用してお金を借りる
  • カードローンなどに借り換えて一時的に返済する
  • 債務整理(任意整理)を利用する

延滞し続けているあと払いを返済する方法はいくつも存在します。自身の環境に適している手段を用いることで早く返済することが可能です。

PayPayカードコンタクトセンターに電話し返済期日を調整する

支払い期日に遅れたPayPay後払いは、PayPayのコンタクトセンターに連絡することで支払い期日を調整することが可能です。

ナビダイヤルにそってガイダンスを進めていき、支払い日を選択することができます。今すぐの返済が難しい場合は、コンタクトセンターで支払いができる日を選んで返済することができます。

コンタクトセンター:0570-09-8181

365日年中無休 24時間電話可能

※上記に電話できない場合:093-330-8484でも電話可能

督促状を確認して振り込む方法より、コンタクトセンターで指定口座を確認する方が、督促状が自宅に届くタイムラグを考慮すると早く返済することができるかつ、遅延損害金も少ない状態で返済することが可能です。

短期バイトや日雇いバイトをして即日でお金を稼いで返済する

PayPay後払いの滞納している金額が数万円ほどであれば、短日で即日現金がもらえる日雇いバイト・短期バイトを行い、その日中または数日働いて返済することが可能です。

日雇いバイトなどの単日のバイトの日給の相場は7000円~10000円ほどです。

数万円の滞納であれば数日働けば返済が可能ですが、PayPay後払いの未払い額が10万円以上になると、月の半分以上働かなければ返済することが難しく、また働いている間も遅延損害金が膨らんでいくため、未払い金が大きいほど日雇いバイトなどは返済不向きだということがわかります。

物を売って即日でお金を手に入れて返済する

お金を手に入れる方法の1つに家にある不要な物や高価な物を売ってお金を手に入れる方法があります。

物を売る方法は、『買取本舗』のような質屋に直接物を持っていき売る方法や、『メルカリ』、『楽天ラクマ』のようなフリマアプリで販売することが可能です。

物を売る方法 質屋など フリマアプリ
お金を受け取るタイミング 即日 商品が売れた後
手数料 高い 安い
利益率 低い 高い

質屋では、その日中に物が売れるため即日でお金を手に入れることができますが、フリマアプリでは物が売れるまではお金が発生しないため、お金を手に入れるまで時間がかかります。

即日でお金を手に入れて返済したい場合は、質屋で売ることで即日で現金を手に入れることができます。

カードローンに借り換えて無金利期間中に返済する

PayPay後払いの未払い金を一括返済するために、カードローンに借り換えして無利息期間中に返済する方法も、PayPay後払いを利息ゼロで返済できる方法の1つになります。

カードローンは会社によってキャンペーンがある場合があり、各社初回借り入れ30日は無利息期間だったりするため、借り入れを行い先にPayPay後払いを返済し、無利息の期間中にカードローンを返済することで、無利息・金利ゼロでの返済が可能となります。

 

◎消費者金融カードローンの無金利キャンペーン一覧(一部)

消費者金融のカードローン アコム プロミス アイフル レイクALSA
無利息期間キャンペーン 初回30日 初回30日 初回30日

WEB申し込み限定:初回60日

初回5万円まで180日

※申し込み期間によってキャンペーンが異なる場合があります。

専門家(弁護士・司法書士)に相談して債務整理を検討

PayPay後払いの滞納金額が大きすぎて働いて返すことが難しい、新しく借り入れして返済することが難しい状態で、どうしても滞納したPayPayあと払いの未払い金が払えない場合、『債務整理』を行う事で、利息の減額や一括請求でくるPayPayあと払いの滞納分を分割で支払うことができる可能性があります。

債務整理は、専門の弁護士が債権者(PayPay)と直接交渉し、滞納した遅延損害金の減額や、滞納の一括請求を分割で支払うプランを提案し、債務者(滞納した側)を助けてくれる国の制度です。

面倒な手続きや書類の準備等、弁護士が進めてくれるため手軽ではある一方、債務整理を行った場合、信用情報にキズがつき必ずブラックリストに入ります。

ブラックリストになった場合、約5年以上は日常の生活に支障をきたすため、債務整理をする前に他の手段がないか確認して行う必要があります。

PayPay後払いとは?

PayPay後払いとは、チャージ不要で事前に残高へ入金することなく利用することができ、支払いはPayPayカードと一緒に翌月まとめて口座から引き落としされる支払い方法です。

■PayPayあと払いについて

「PayPayあと払い」は、当月に利用した金額を翌月まとめて支払えるPayPayの支払い手段です。
「PayPayあと払い」を使ってお支払いされたご利用代金は、PayPayカードのご利用料金とまとめて、翌月に口座から引き落としされます。

また、「PayPayあと払い」を使ってPayPay残高にチャージすることも可能です。

(引用:PayPay『PayPayあと払いとPayPayカードの違いを知りたい』)

◎PayPay後払いのメリット・デメリット

  メリット デメリット
PayPayあと払い

・年会費:無料

・登録料:無料

・分割払いが2回まで手数料無料

・残高チャージの手続きが不要

・リボ払い、分割払いが利用可能(手数料が発生する)

・PayPayポイントが貯まる

・PayPay加盟店舗以外で使えない

・審査が必要

・利用可能金額に上限がある

PayPay後払いのメリットは年会費や登録料などが無料である点や、PayPay残高チャージが不要で手軽に使える点、PayPayポイントが貯まる点など様々あります。

デメリットはPayPay加盟店舗以外で利用できない点が一番大きなデメリットですが、審査が必要である点や、利用金額に上限がある点はクレジットカードと同じですので、デメリットとも呼びづらいようなデメリットもないため、使うメリットの方が大きいと考えられています。

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