- 条件は最低だけど、人として成長させてくれた仕事。
- 縁あって学校の求人を見つけて、生まれて初めて働く楽しさを知ったから。
- 非正規ならではの格差と、学校特有の閉鎖的な社会環境の違和感。
- 「学校」という場所が大嫌いだった。でもこの学校は好き。
- 勉強は終わった。次は「普通の暮らし」を得たい。
- 【まとめ】出会いと成長に感謝して次の職場へ進みます！
条件は最低だけど、人として成長させてくれた仕事。
はじめまして。こんにちは、黒塚アキラ（@free_happy_life）です。
私が運営するブログ「Love! Life! Learn! とりぷるL」では仕事・働き方改革・美容健康・夢・バイク・ブログ運営など様々なジャンルの記事を投稿しています。今回は私の退職体験談をお話しします。
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著者：黒塚アキラさま
Twitter：@free_happy_life
ブログ：Love! Life! Learn! とりぷるL
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実は、2021年の３月31日をもって、学校の非正規職員を退職することにしました。
これで色んなことに振り回されずに済むと思うと、今までのモヤモヤが晴れてスッキリします！なんせ、「通勤片道１時間半」「手取り１０～１２万円台」でしたから(笑)
もうやってられない！契約延長はしません。退職宣言をしたら上司に驚かれましたが、普通にこき使うつもりでいたんでしょうね。そうはいくか！
年収でいうと117万程度。主婦のパートの給料です。大学生の居酒屋のアルバイトみたいな給料(笑)誰がどう見ても転職を勧められる条件で２年半勤務してきました。
こんな給料じゃ貯金なんて出来ません。社会人として当たり前の普通の暮らしなんて夢のまた夢。
最低の条件で働きながらブログも書いて、さらに別ブログで創作活動もやって･･･となると誰もが「転職したほうがいい！」と言うでしょう。
なので、思い切って辞めました。個人的にもう限界かなと。自分の時間を確保したいんです。
職場で学ぶべきものは全て吸収出来ました。逆に言うと天井が見えてきて頭打ち。給料と拘束時間が見っていないし、将来的なことを考えたら時間をもっと確保したい。
「片道１時間半の通勤」を絶対削除しなければならないのです。通勤時間ほど無駄なモノは無い。
築き上げてきた人間関係・信頼・立ち位置・児童たちとの別れ…色々考えたら辞めるのを躊躇してしまいます。が、もうズルズルと続けるわけにはいかない。
どうせ私は非正規ですから。
これ以上のやりがい搾取・低賃金・拘束時間・非正規切り捨て等に振り回されたくありません。
今日は、「なぜそんな職場を続けてきて、なぜ辞めるに至ったのか」を書きました。
縁あって学校の求人を見つけて、生まれて初めて働く楽しさを知ったから。
まず、これまで仕事が２年半も続いたことがありませんでした。
この事実だけで私がどれだけ社会不適合者であるかが理解できると思います(笑)過去に調剤薬局勤務経験やリゾートバイトなどをやりましたが･･･
結局人間関係が合わず、イジメや栄養失調で軽いうつ病や蕁麻疹を発症して長期療養していました。
初めて就職した会社を内部告発するし、とんでもない人間です(笑)リゾートバイトは最短１ヶ月で辞めて悪夢を見るし、働き詰めになるとストレスで咽喉頭異常感症（？）になるし、メチャクチャな職歴です。
仕事に就くことに縁が無いと思っていた人間でした。こんな人間に就職口は見つからない、どこに行っても働けるわけがないと、いつも不安を抱いていました。
何をやっても続かない、やりたいことが見つからない、何年も就職活動しても地元に仕事が無いから仕方なくリゾートバイトを始めて、でも結局うつ・蕁麻疹発症でダメになる。悪夢は見るし毒親は味方にならない。ずっと孤独で辛かった。
「次に仕事が見つからなかったら死ぬしかないのかな」と思っていた矢先の出来事でした。
たまたま見かけた新聞記事で求人を発見したのです！
「多少の遠距離は仕方ない、雑用だから簡単そうだし、どうせ地元に仕事は無いんだからダメ元でやってみるか」と。あっさり受かってとんとん拍子に事が運び、初めて学校で勤務することとなりました。
そうしたら意外に相性が良かったのです。
職業訓練の時に得たWordやExcelなど全般的なPC知識が役に立ち、あっという間に頼られるようになりました。
働き始めた当時はまだ精神的に立ち直っていなかったので気力が追いつかない日もありましたが、段々性格が明るくなる自分に気づき周囲も評価してくれたのです。
「もうここでやるしかない、続けたい！」と考えるようになりました。リゾートバイトの時よりも給料は一応安定してるし(笑)どん底の社会人生活から脱出した爽快感を得て学校に勤務する日々は最高でした。
働くことが楽しい、と初めて思える瞬間だったのです。ようやく牢獄から解放されました。
非正規ならではの格差と、学校特有の閉鎖的な社会環境の違和感。
でも慣れとは恐ろしいもので。短所や学校の闇が徐々に見えてきます。
ウキウキで行った飲み会が最悪で、家に着いた後は号泣、放心。１週間くらいは立ち直れませんでした。やっぱり所詮は非正規。
家・車・結婚・出産・保障・地位・休暇・財産･･･など、みんな「普通の暮らし」を得てました。お酒の席で改めて現実を見ました。羨ましいし、自分自身に腹が立ち悔しかったです。
楽しそうなお酒の席で「給料がもうちょっと上がってくれれば…」と言ったら「調子に乗るな！」とオバチャンから言われました。今でも忘れられません。
安定して手取り１０万超えてほしいと思うのは普通だと思ってたんですが。私は小学校の職員の中で一番待遇が低かったんです。
結局ほとんど誰とも話せず、隅でひとりで飲む始末。惨めです。かつての昔に逆戻り。いや、元からこの姿だったのかも。
今思い出しても涙が出てきます。なんで彼らと対等に生きてると思っていたのか。
いくら先生方の仕事を率先して手伝ってPCスキルを伸ばしまくって貢献しても、所詮は非正規。急激に自分に自信が無くなりました。これが圧倒的格差。
豪華な暮らしや運命的な配偶者を求めているのではなく、ただ自分に自信を持てる働き方をしたかった。彼らは私を頼ってくれるけど、便利屋なだけの人間。
貯金すら出来ない給料で遠隔地に通い、それで「いつも助かってるよ～！ありがとう！」と言われても私には何が残っているのでしょうか？
また、学校に勤務してみて感じ取りましたが、やはり民間の会社とは雰囲気が違いますね。コスト削減！節約！とか言って民間と比べたら贅沢で備品使い放題に見える(笑)
彼らから見たら削減してると思っているみたいです。きっと節約していると思っているに違いない･･･(笑)みんなお金と待遇に余裕があるし、良くも悪くも学校の外の世界のことはあまり知らないんだろうなぁと思います。
ひとりひとりは性格が良く、表情も豊かで優しい。民間にはいないタイプの朗らかさ。しかし集まると･･･。給料の高さが人格の余裕を生み、民間とのズレがあるのが浮き彫りになります。
調剤薬局やリゾートバイトの時なんか怒声と悪口と噂ばっかりだったのに(笑)そういう意味では民間の世界なんて知らなくてもいいのか。
今となっては、ほのぼのとした空気の中で仕事が出来て感謝しかありません。昔と比べて自分に甘くなってるような、ぬるま湯に浸かってる気分になります。
社会人経験のある方が教員になっている人も多数いるので、ひとくくりにして言うべきではないですが、改めて学校という空間は魔物ですね。
「学校」という場所が大嫌いだった。でもこの学校は好き。
昔から学校はとにかく嫌いでした。
早く大人になりたいと思っていた毎日。
死ぬことばかり考えて暮らし、泣きながら就寝する日々。
教師という生き物や職種も大嫌い。誰も信用できず自分自身も嫌いでした。
でもまさか大人になって学校で働くことになろうとは。
「絶対学校で働きたくない！むしろ学校で働く選択肢なんてあるはずない」と思っていたはずなのに(笑)
人生は分からないものですね。学校で散々苦しみ、学校で救われるなんて。
通っていた小学校が老朽化で取り壊されていくのを見て「ヒャッホー！！！もっとやれー！！！」と爽快感を覚えるほど学校嫌いの人間だったのに･･･
この求人を見つけなければ今頃私の人生はどうなっていたことか。想像できません。
勉強は終わった。次は「普通の暮らし」を得たい。
ここで得られた対人スキルや知識は無駄にしません。民間とは違う働き方ではありましたが、仕事の楽しさを初めて得られた場所だったからこそ大切にしていきたい。
辛かったこともあればトラウマになるような事件もありましたが、社会人不適合者がようやく適合者になり始めました(笑)
学校で働けたことは大変貴重な「勉強」です。
これからはその勉強の知識を自分自身へ使っていこう。普通の暮らし、当たり前の生活を得るために。
今回の職場では自分の人生を立て直すほどのお金は得られませんでしたが、社会人としての学びは大いに収穫できました。
次はちゃんとお金と時間に余裕のある暮らしをつかみ取りたい！(笑)ようやく社会人として一歩踏み出せたような気がします。
この境地に到達するまで膨大な時間と貴重な健康を無駄に浪費してしまいました。もっと早く仕事の楽しさを見つけられたらなぁ…。今更後悔しても仕方が無いですが。
転職先は自分の時間を増やし生活の質を取り戻せる仕事を選びます。もうこれ以上自分のことを後回しにする仕事は出来ません。いくら周りから「助かってるよ～」なんて言われても、私は何一つ報われてこなかったわけですから。
むしろ、「助かってる」っていう言葉が嫌いになりました。
私はこんな言葉を絶対に使いたくないですね。「助かってる」という言葉はその人にしか利益が無い言葉ですから。転職先では絶対に使いません(笑)
言われたくないし、言いたくもない。他人の役に立てる仕事がしたいのは変わらないけど、自分を犠牲にするならやりません。
【まとめ】出会いと成長に感謝して次の職場へ進みます！
学校での数々の出会いと仕事とそれに伴う自己の成長を確認できて、感謝しています。
色々ともうお腹いっぱい！もう要らない！必要ない！良いことも悪いことも散々経験しました。何度も泣いたし苦しんだ。本当にお腹いっぱい(笑)
これ以上同じ場所にいても使い潰されるだけと気づきました。更に学校は毎年人事異動で人間関係がジワジワ変化していき、どんどん働きづらくなってきています。
なので逃げるなら今しかない(笑)契約延長しても去年度と同じ時間を過ごすだけだから、今変えるしかない！
存分に蓄えたスキルを手に新しい場所へ旅立ちます。
出会いと別れの季節を自分も経験するなんて思いもしなかったけど、「普通の暮らし」を得るためには必要な通過儀礼。
離れるのは寂しいけど自分の為に乗り越えるしかない。一生会えなくなるわけではないのですから、再び出会うその時が来るまで社会人として内面を豊かに育てていきます。
そうでないと離れた意味も無くなります。使い潰されない人生を獲得する、自分の時間を大切にする生活を作るための仕事を見つけたいです。
