昨今、クレジットカードやキャッシュレスサービスの導入により、支払い方法がスマートかつ手軽に行えるようになり、便利に買い物をすることができるようになりました。いまや買い物や支払いを現金で支払う人より、クレジットカードやキャッシュレスで決済する人が圧倒的にに多くなり、約6割以上の人がクレカ払いやキャッシュレスで支払いをするようになりました。
そんな中、クレジットカードの支払い方法をリボ払いにして、返済が長期化して返済が終わらない人、金利によって返済額が大きくなって苦しい・怖い思いをしている人が多数いることも事実として存在しています。
本記事では、『リボ払いは借金と同じなの?』という質問から、クレジットカードのリボ払いの仕組みやメリットとデメリットを解説します。また、リボ払いの残高が払えなくなったらどうなるのかやリボ払いを完済する方法も紹介します。
- リボ払いは借金と同じ?
- リボ払いの危険性とやばい理由【デメリット】
- リボ払いのお得な点【メリット】
- 『リボ払い』と『分割払い』はどっちがいい?
- 『リボ払い』と『カードローン』はどっちがいい?
- リボ払いの残高が払えなくなるとどうなる?
- 終わらないリボ払いの返済地獄を完済する方法
リボ払いは借金と同じ?
クレジットカードのリボ払いは、厳密にいえば借金と同じではありませんが、
『借金と同等、もしくはそれ以上の手数料や年利・金利が発生するため、借金と同じ意識をもたないといけない。』
と言われています。お金を返済していく認識としてはリボ払いと借金は同じものという意識を持つ必要があるということになります。
◎リボ払いと借金は同じものと捉える必要がある理由
- リボ払いの手数料・金利は金融機関で行う借金と同等もしくはそれ以上だから
- 借金と同様に毎月定額の支払い(元金)を返済する必要があるから
リボ払いは購入した商品の代金や支払いなどを、毎月の支払い金額を下げながらほぼ一定の金額を支払う仕組みです。
一方で借金は、金融機関などから直接お金を借りて、借りた金額と手数料や金利を上乗せしたものを毎月返済する仕組みとなっており、『毎月支払いを返済していく必要がある』という点に関してはリボ払いと借金は同じだと言えます。
しかし、冒頭に述べたようにクレジットカードのリボ払いと借金は厳密に言えば同じではないため、次の項目よりリボ払いと借金の違いは何か?借金とは何か?について解説します。
クレジットカードのリボ払いと借金の違いは何?
◎『リボ払い』と『借金』の違いを表で解説
リボ払い(ショッピングリボ) | 借金(キャッシングなど) | |
---|---|---|
お金を借りる理由とタイミング |
・クレジットカードの利用料が高額で翌月にまとめて返済できない時 ・毎月のクレジットカードの支払い金額を一定にしたい時 |
・支払いの期日に間に合わない時 ・突然急な出費が発生し、お金が必要になった時 ・手元に十分なお金がなく、生活に困っている時 ・高額な買い物(家、車など)を一括で購入できない場合 |
お金を借りる種類 | 各金融機関、クレジットカードのリボ払いのみ |
・ローン ・キャッシング ・奨学金 ・保証人、連帯保証人 ・遺産相続(借金や負債の相続) など |
お金を借りる場所 | 各クレジットカード会社 |
・金融機関 ・消費者金融 ・クレジットカード会社 ・親族、友人、知人、友人 など |
手数料 | 実質年利約10%~約15% | 実質年利約15%~約20% |
リボ払いと借金は、『どちらもお金を借りている点』に関してはまぎれもない事実であり、リボ払いも分割した支払いの残額を毎月返済しているという点からも、リボ払いは借金と同じ扱いであることがわかります。
リボ払いと借金の違いは、『借金は目的別にお金を借りている事が多く、お金を借りる場所も複数の窓口がある』ことであり、『リボ払いはクレジットカードの支払いのみを分割にして借金しながら返済している』という点が、リボ払いと借金の大きな違いだと考えられています。
例えば借金の場合、お金がない・支払い期日に間に合わない・急な出費でお金が必要になったなどと様々な理由で借金することが可能ですが、家や車を買うための住宅ローンや自動車ローンなども存在しています。学生が学校に通うために必要な奨学金も借金に含まれます。
このようにお金を借りる目的によって特別に存在している借金の形態も存在しており、借金の利用目的などによっては、金利が低かったり、高額な借り入れが複数の金融機関から可能になるケースもあります。そういったお金を借りる時の窓口が多いのも借金の特徴になります。
『リボ払い』は、クレジットカードの支払い残高を分割して借金と同じように毎月支払っていくだけになるため、リボ払いの利用用途も利用金額も人それぞれ自由に利用することができるため、ローンや奨学金に比べては、お金を借りる理由の幅が広くなることが特徴になります。
しかし、クレジットカードの支払いをなんでも分割にできるため自由度が高い一方、リボ払いの手数料(金利)は割高に設定されており、消費者金融などから借金した時の手数料とさほど変わらない手数料が発生するため、手数料には注意が必要になります。
クレジットカードの『リボ払い』とは何?
そもそもクレジットのリボ払いとは何なのでしょうか。どういう意味を持っているのかというと、クレジットカードのリボ払いとは、『リボルビング払い』の略称であり、欧米などでは一般的に利用されているクレジットカードの支払い方法のことです。
リボ払いの仕組みは、商品代や代金の支払いを分割にして、手数料(金利)を含めた毎月一定の金額を支払っていくシステムであり、突然出費が増えてしまった時や、手元に十分なお金がない時などでも支払いは毎月一定の金額で抑えることができる仕組みです。
リボ払いは借金と同じように、支払いの残高が終わるまでは毎月の支払いを必ず行う必要があります。
リボ払いの種類
◎リボ払いの種類は大きく分けて3つの方式が存在する
リボ払いの種類 | 定額方式 | 残高スライド方式 | 定率方式 |
---|---|---|---|
支払い方法 |
自身で設定した支払い金額を毎月支払っていく方式 |
リボ払いの残高によって毎月の支払金額が変動する方式 |
リボ払いの利用残高に対して一定の割合を掛けて、その変動した金額を支払う方式 |
特徴 |
・自身で支払い金額(元金)を設定可能 ・支払い金額を低く設定すると支払い期間が長くなり、手数料が膨らむ |
・リボ払いの毎月のリボ残高によって毎月の支払いが高くなったり、低くなったりする。 | リボ払いの利用残高に対して定量を掛け算した金額を支払うため、リボ残高が少ない月があると、支払い期間がのびやすくなる |
リボ払いの種類は大きく3種類あり、①定額方式、②残高スライド方式、③定量方式が存在します。どれもリボ払いには変わりはありませんが、支払う金額を決める基準がそれぞれ異なっています。毎月ほぼ一定の金額の支払いをするのは『定額方式』であり、『残高スライド方式』と『定量方式』は毎月の支払額が変動するため、注意が必要です。
こちらもどのリボ払いの種類がお得か?という判断は、そのリボ払い利用者の環境や状態によって変わるため、一概にどれがお得かという断言はできません。
リボ払いの種類と特徴を理解しておくことで、自身にあったリボ払いの種類を選択し、損のないリボ払いの方法で利用することができます。
『借金』とは何?
借金とは、お金(金銭)を借りる事、もしくは借りたお金のことを意味します。友人や知人・家族からお金を借りる事をはじめ、銀行や消費者金融でお金を借りることも借金になります。
また、ローンも借金に該当します。例でいうと、『自動車ローン』や『住宅ローン』、『教育ローン』なども、銀行や公的金融機関や消費者金融からお金を借りているため、借金に該当します。
また、上記のような自動車ローンや住宅ローンのようにお金の使用用途が決まっているローンも存在すれば、『カードローン』や『フリーローン』と呼ばれるようなお金の利用用途が限定されていないローンも存在します。
リボ払いの危険性とやばい理由【デメリット】
◎リボ払いはなぜやばい?怖い・危険な理由5点
- 手数料・金利・年利が高い
- リボ払いは返済・支払いが長期化しやすい
- リボ払いは高金利の借金と同じ
- リボ払いは自分で使っている金額が把握しづらい
- 気づかないうちにクレカの支払いがリボ払いに設定してしまうことがある
上記の5点がクレジットカードのリボ払いがやばい理由とデメリットになります。①手数料・金利が高い②返済が長期化するという点に関しては、借金も同じように該当するため、やはり性質としてはリボ払いと借金は同じものだと考えられます。
更に、借金にはないリボ払いのデメリットや危険性も存在します。以下でクレジットカードのリボ払いのデメリットや危険性について解説します。
リボ払いは手数料・金利・年利が高い
借金の種類 | リボ払い | 消費者金融からの借り入れ | 銀行からの借り入れ |
---|---|---|---|
金利・手数料 | 約15% | 約18% | 5%~18% |
リボ払いには支払い額に対して手数料とよばれる金利が発生します。リボ払いの手数料(金利)の相場は年利で約15%ほどになります。
そのため、例えば10万円の支払いを1年間のリボ払いにすると、手数料は1万5000円になるため、手数料含めた総支払額は11万5000円になります。
更にリボ払いは支払い金額が大きく・支払い期間が長くなるほど手数料が大きく膨れ上がるため、リボ払いを使い続けると手数料で苦しく辛い思いをするケースもあります。
リボ払いは、借金と比較しても手数料が高めに設定されており、金利が一番高いレイク・アコム・プロミスなどの消費者金融の年利が実質18%ほどに設定されていることからも、リボ払いは借金と同じくらい高い手数料が発生していることがわかります。
リボ払いのリボ残高の返済・支払いが長期化しやすい
リボ払いの残高の返済や支払いは長期化しやすく返済が終わらないとよく言われます。リボ払いが長期化しやすい理由は、『総支払額に対して毎月の支払額(元金)が少なく、手数料ばかり払ってしまっている』ことが原因と考えられます。
リボ払いはどれだけ高額な支払いでも、毎月の支払いは一定であることがメリットでする。しかし、リボ払いの支払い総額が増えれば毎月支払っているお金は手数料の方が高い割合を占めてしまうことあり、なかなか支払いそのものの残高が減らずに、手数料ばかり払ってリボ払いの返済が終わらない、といったことが起きる可能性が高いです。
例として、10万円をリボ払いと100万円のリボ払いを比較してみます。条件は、手数料(年利)は15%、毎月1万円を返済するものとして計算します。
◎リボ払いの料金シミュレーション(10万円をリボ払い・100万円をリボ払い)
リボ払いの支払い金額や期間 | 毎月の支払額(リボ払い) | 手数料(年利15%) | 支払い期間 | 総支払額(支払額+手数料) |
---|---|---|---|---|
10万円円をリボ払い | 10000円 | 6689円 | 10か月 |
106689円 (内手数料:6689円) |
100万をリボ払い | 10000円 | 629300円 | 8年4か月 |
1629300円 (内手数料:629300円) |
表からわかるように、10万円リボ払いした時と100万円をリボ払いした時、毎月の支払いはどちらも変わらず10000円の支払いを行っているにも関わらず、最終の手数料を含めた総支払額が100万円をリボ払いした時の方が遥かに手数料の割合が増えており、毎月の支払いがリボ払いの手数料ばかり払っていることがわかります。
この表からリボ払いは、支払額が大きいのに毎月の支払いを低く設定しているとリボ払いの手数料が膨らみ、リボ払いが長期化してしまうことがわかります。
リボ払いは高金利の借金を毎月返済しているのと同じ
前述の通り、リボ払いは約15%ほどの手数料(年利)が発生しています。リボ払いは商品の購入や支払いの分割を行うための支払い方法であり、借金とは異なったものですが、銀行や消費者金融からの借入と同じように、高金利の借金を毎月返済しているのと同じです。
リボ払いを利用しているユーザーにとっては、商品や支払いの分割であるという認識が強いため、なかなか高金利の借金をしていると気づきにくいのがリボ払いのデメリットの1つであると考えられます。
リボ払いは自分が使っている金額がわかりづらくなる
リボ払いの怖い点の1つとして、リボ払いのリボ支払い残高がわかりづらくなるという点もあげられます。リボ払いのユーザーは毎月定額の支払いを行っているため、支払いが進んでいることはわかりますが、実際にその定額の支払いのうち、何円が手数料で、何円がリボ残高の支払いなのか確認しないとわからないようになっています。
そのため、リボ残高の確認を行わないと残りのリボ残高やいつリボ払いが終わるかがわからないという事態に陥ってしまいます。
ユーザーが気づかないうちにカードの支払いがリボ払いに設定してしまうことがある
実は、クレジットカード利用者の中にはリボ払いに設定したつもりはないのに、勝手に自動でリボ払いになっていた、という声も多くあります。厳密に言うと、『クレジットカード会社がクレジットカード利用者の同意なくリボ払いに変更することはできません』。しかし、利用者が知らないうちにリボ払いに変更してしまうような落とし穴が存在します。
勝手に自動でリボ払いになっていると考えられる原因は4点考えられます。
- キャンペーンの条件にリボ払いが含まれており、気づかず申し込みをした
- カード申し込み時にリボ払いに自動で設定されており、気づかず設定した
- メールやSMSでリボ払い変更の勧誘メールに申し込みをした
- クレカ事業者のリボ払いの名称がリボ払いと気づきにくく設定してしまった
クレジットカードが勝手に自動でリボ払いに変更されていた!と感じるようなケースの多くは、利用者がキャンペーン適用の条件や、リボ払いの勧誘メールと気づかずに自らの手でリボ払いに変更してしまったケースです。
また隠れリボ払いと呼ばれる、Auの『楽Pay』のように名前からリボ払いと判断しづらい名称のサービスや、『ファミマTカード』のような標準の支払いがリボ払いのクレジットカードも存在しているため、カードやキャンペーンの申し込み時には、条件を必ずよく読んで理解する必要があります。
以下は、普段使っているクレジットカードが突然リボ払いに変更されていたユーザーの口コミです。
◎クレジットカードが勝手にリボ払いになった人の口コミ①
なんで、PayPay毎月使える金額少ないんだろって思ってたら、勝手にリボ払いになってたんだけど今月あと1万しか使えん。キレそう。 どこも遊びに行けなくて萎えた。 まだ今月始まって5日目です。 ありがとうございました。
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◎クレジットカードが勝手にリボ払いになった人の口コミ②
てか楽天カード更新で手続き中にリボ払いの意味わからんくて自動リボ払いにするにしたら勝手にリボ払いになってて手数料請求された最悪
今度からリボ払いしないにするって心に誓った
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リボ払いのお得な点【メリット】
◎リボ払いのメリット3点
- 毎月の支払いを一定にすることができる
- 家計や毎月の支出が計算しやすい
- リボ払いの途中で一括返済や部分返済ができる
リボ払いはデメリットしかないのでしょうか。実は、リボ払いは利用者によってはメリットになる事もあります。リボ払いのメリット多くは、今目先にある支払いの負担を減らすことができるといった現状のお金の問題を解決してくれるのが、リボ払いのメリットだと考えられています。各メリットの詳細を以下で解説します。
毎月の支払い(負担)を一定にすることができる
リボ払いの最大のメリットは、毎月の支払い・負担額をほぼ一定にして支払う事ができる点です。急に10万円の支払いが発生しても100万円の支払いが発生したとしても、毎月自身が決めた一定の金額を支払い続けることで、返済が可能です。
また、その毎月の支払金額(元金)は、クレジットカード会社のルール内であれば、何円からでもお支払い可能なため、毎月3000円の支払いや、毎月3万円の支払いなど、リボ払い利用者によって後からでも変更することが可能なため、自身のペースで返済が可能となります。
※毎月のお支払い金額(元金)はクレジットカード会社によってあらかじめ設定されているため、各クレジトカード会社の利用規約を確認して設定する必要があります。
毎月の家計や支出が見えやすく計算しやすい
リボ払いの毎月一定の支払いになるというメリットによってもたらされるメリットがあり、家計や毎月の支出が計算しやすくなるという点です。
毎月一定の支払いがクレジットカード会社から引き落としされるため、お金が手元にない方も、銀行口座に引き落としされる分だけ入れておけば、支払いが滞ることもありません。また、家計や収支も毎月定額の引き落としのため計算もしやすく、安定した支出で毎月生活することが可能です。
リボ払いの途中で全額一括返済や増額して返済することが可能
リボ払いのメリットとして、途中でリボ払い残高を一括返済することや部分的な金額だけまとめて支払うことができるのもメリットとしてあげられます。
リボ払いは長期化すると手数料が膨れ上がるため、手元に十分なお金が用意できたタイミングで一括返済やリボ残高の半分をまとめて返済したりすることが可能で、余計な手数料を抑えながら返済することも可能です。
『リボ払い』と『分割払い』はどっちがいい?
◎リボ払いと分割払いの違いのポイント
- 支払い期限を明確にしたい方→分割払い
- 支払い金額を一定にしたい方→リボ払い
支払いの種類 | リボ払い | 分割払い |
---|---|---|
支払い方法 | ・毎月の支払い金額(元金)を決めて支払う | ・あらかじめ支払い回数を決めて支払う |
手数料 | ・発生する | ・2回払いまでは無料 ※3回目以降は手数料が発生 |
メリット |
・支払い金額が一定・調整しやすい ・毎月の支払金額の負担を減らせる |
・支払い回数・期間が明確 ・2回払いまでは手数料無料 |
デメリット |
・支払い期間が長くなりやすい ・支払い金額がわかりづらい |
・支払い金額を自分で設定できない |
リボ払いと分割払いの違いの一番大きなポイントは、支払い方法についてが大きく異なっています。リボ払いは支払い金額を決めて毎月返済するものに対して、分割払いは、支払い回数を決めて毎月返済をしていく点が、リボと分割の大きな違いになります。
そのため、リボ払いと分割払いのどちらがお得か?という判断は、その支払い状況やケースによって異なるため、一概にどちらがお得かという断言は難しいですが、支払い方法の特性を理解した上で、支払い方法を選択することで自身にも損することのない選択をすることができます。
『リボ払い』と『カードローン』はどっちがいい?
◎『リボ払い』と『カードローン』の違い まとめ
- カードローンの方が年利が低い
- リボ払いからカードローンに借り換えが可能
- カードローンは複数のリボを1つにまとめることが可能
- カードローンはリボ払いで圧迫された借入限度額を解消できる
- カードローンは審査が厳しい
支払いの種類 | リボ払い | カードローン |
---|---|---|
支払い方法 | ・毎月の支払い金額(元金)を決めて支払う | ・あらかじめ支払い金額を(元金)を決めて支払う |
手数料 | ・年利約14% | ・年利約2%~14% |
メリット |
・支払い金額が一定・調整しやすい ・毎月の支払金額の負担を減らせる |
・クレジットカードのリボ払いからカードローンに借り換えが可能 ・リボ払いより金利が低い ・複数のリボ払いのを1つにまとめることが可能 ・リボ払いによって圧迫されていた借入限度額が解消される |
デメリット |
・支払い期間が長くなりやすい ・支払い金額がわかりづらい |
・審査が厳しい |
クレジットカードのリボ払いも、カードローンも毎月決まった支払い金額を払っていくシステムは一緒ですが、仕組みが異なります。年利もリボ払いが年利約15%に対して、カードローンの年利は約2%~14%と低くなるため、借り入れによって金利を下げることも可能です。
カードローンの特徴として、カードローンはリボ払いをカードローンに借り換えすることが可能です。複数のリボをまとめたり、リボ払いで圧迫していた借入限度額を解消することもできるため、カードローンはクレジットカードのリボ払いに比べて非常にお得である可能性を持ちますが、その一方で、カードローンの審査はクレジットカードの審査と比べても審査が厳しいとされています。
リボ払いの残高が払えなくなるとどうなる?
◎リボ払いの残高が払えなくなったら起きる可能性があること
- カードの利用停止、ブラックリスト入り
- 支払い金の催促
- リボ残額の一括での請求
- 裁判
- 給料などの差し押さえ
クレジットカードのリボ払いが払えなくなると、そのままにしていたらどうなるのかというと、具体的には上記のような事が起きる可能性があります。
まずはカードの利用が停止されます。ブラックリストに名前が載ってしまうと、今利用しているクレジットカードだけでなく、全ての金融機関に影響が出るため、今後他社金融機関のクレジットカードや口座を作る事ができなくなったり、住宅のローンが組めなくなったりする可能性があります。
更には、給料や金品の差し押さえや、最悪のケースでは未払い所のクレジットカード会社から裁判を起こされるケースも考えられます。
あくまで全て可能性の話ですが、ここには記載されていないペナルティも当然存在します。リボ払いの未払いは、借金を返せない人と同じですのでそういった事が起きることは稀ではないでしょう。
終わらないリボ払いの返済地獄を完済する方法
◎リボ払い地獄を抜け出し完済するコツ
- お金に余裕があれば一括返済を行ってしまう
- 繰上返済を行い、毎月の支払いとは別に一部返済を行う
- 毎月の支払額を増額し、支払い回数を減らす(手数料を減らす)
- リボ払いの支払日を必ず守る(遅延損害金を発生させない)
リボ払いが永遠に続いて終わらない人は少なくありません。この返済地獄を抜け出す方法が上記の4点になります。まず、前提として全額払えるお金を持っている場合は、その場で一括返済した方が手数料を払わなくて済むので、必ず行いましょう。
また、リボ払いには『繰上返済』と呼ばれる、リボ支払い残高の一部をまとめて支払う方法も存在します。臨時収入やお給料に余裕があったときは、繰上返済を利用してリボ残高をコツコツと減らすことが返済のコツの1つになります。
手元のお金に余裕が出てきた時すべきことの1つに、毎月のリボ払いの支払額を増やすことも1つのコツとしてあげられます。とにかく早い支払い回数で完済することで余分な手数料を省くことが可能です。
最後に、リボ払いの期日は必ず守る事も大事なコツになります。しっかり支払う癖をつけることと、遅れてしまうと『遅延損害金』と呼ばれる、支払いが遅れた分だけ発生する罰金が存在しているため、期日には必ず支払うことが大切です。