【ドイツ生活】カルチャーショックを受けた!日本とドイツの違い8選

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はじめまして!

 

『ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。』というブロクを運営しているあかねと申します。

 

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著者:あかねさま
Twitter:@akane1033
ブログ:ドイツ人ストリートミュージシャンと結婚しました。
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在独9年目、ドイツ人の旦那とは11年の付き合いになります。

 

「愛する人を追いかけて、、、」と言えば聞こえがいいのですが

裏を返せば「ドイツという国自体には別に興味ないけど来ちゃったテヘペロ」という、なんともスッカスカな理由で渡独した私。

 

ドイツに来る前はそれこそビール!ソーセージ!サッカー!ぐらいの知識しかなかったんですが

ドイツに住んで9年も経つと、あるわあるわカルチャーショックの数々。

 

『ドイツ人と日本人は似ている』なんて言ったのは、どこのドイツだ!?

 

というわけで、今回の記事では

在独9年目の私が知って驚いたドイツと日本の違いを8つ挙げていきます。

 

 

①『冷たい食事』の文化

ドイツには『Kaltes Essen』(カルテス・エッセン=冷たい食事)という食事の文化があります。

 

バリバリ働く女性の多いドイツでは、平日の夜は調理の必要のない『冷たい食事』で済ませるお宅が多いです。

 

では『冷たい食事』とはどんなものかというと

パンにハムやチーズ、ソーセージ、ピクルス、サラダ、果物などを付け合わせたもので、見た目はほぼ朝食。

 

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↑こちらは、クリスマスのお祝いの前日に食べたちょっと豪華な『カルテス・エッセン』。

素敵に見えますが、基本的には買ってきたものをそのまま綺麗に並べただけです。

 

夜に温かいものを食べる日本人にとっては若干味気ない感じもしますが、、、

冷蔵庫から出せば終わりなので、準備も後片付けも楽チン。

 

効率重視のドイツ人らしい夜ご飯です。

 

私のドイツ人旦那も夕食には『冷たい食事』を食べるのが好きなので、ずいぶんラクさせていただいております。

 

、、、ただ日本人の私はずっとパンばっかりだと飽きるので、夕食は旦那とは別に温かいものを作って食べることが多いです。

 

②1日の中に『静かにしなければいけない時間』がある

ドイツには『Ruhezeit』(ルーエ・ツァイト=静かな時間)と呼ばれる時間があります。

 

この時間は1日のうちに2回あって:

  • 夜の10時〜朝の6時頃
  • 昼の1時〜3時

を『ルーエ・ツァイト』と呼びます。

 

上記の時間には、その名の通り大きな音を立てず静かにしていなくてはいけません。

 

マンションやアパートに住んでる場合、この時間に洗濯機や掃除機、はたまた芝刈り機なんか使った日にはご近所さんから白い目で見られてしまいます。

 

、、、とは言うものの、「夜の10時〜朝の6時」に静かにしなくちゃいけないのは言わずもがな。

 

では、なぜ「昼の1〜3時」にも静かにしなくてはいけないのか?

 

それは、この時間が(特におじいちゃん・おばあちゃんの)お昼寝タイムだから。

 

ドイツにはスペインやイタリアにあるシエスタ(=長めのお昼休憩)はないので、日中働いてる人は残念ながらお昼寝出来ませんが、、、

 

お昼寝をする人のため、昼の1時〜3時は音の出る活動(工事など)は一時中断しなくてはいけないことになっています。

 

③カーテンを使わない

ドイツの街を歩いていると、窓にカーテンがかかっていない家をよく見かけます。

 

日本だと昼は薄いカーテンを引いて外から中が見えないようにしますが、ドイツだとレースのカーテンすらないお宅も。

 

道路に面した1階の家でもカーテン使ってなかったりするので、外から家の中が丸見えだったり。

 

、、、以前アパートの4階に住んでいた時は、道路を挟んだ反対側のアパートのほとんどの家の中が丸見えでした。

 

夜は特に家の中がよく見えて、テレビで何の番組を見てるかまで一目瞭然。

 

ではなぜ、ドイツ人はカーテンを使わないのか?

 

、、、理由はいろいろあるようですが

一般的に『見られても大丈夫なくらい整っていて綺麗なおうち』が理想としてあるからのようです。

 

もちろん外に見せるためにカーテンを付けていないわけではないので、家の中をジロジロ見るのはルール違反。

 

、、、なんですが、やっぱり気になってちょっと見ちゃうんですよね。

そうすると、中にいる人と目が合っちゃったりして気まずいという、、、。

 

④道にタバコの吸い殻がたくさん落ちている

キレイ好きなイメージのあるドイツ人ですが、特に大都市の歩道にはタバコの吸い殻がたくさん落ちており残念に思うことがよくあります。

 

ドイツではレストランなどの建物内は完全禁煙ですが、屋外での喫煙に関しては特に規定がないことが多いです。

 

そのため喫煙者は外なら割とどこでも喫煙出来るんですが、その吸い殻をそのまま道にポイ、、、というのはよく見かける光景。

 

ドイツは日本に比べて街中にあるゴミ箱の数もとても多いんですが、それでもゴミ箱のすぐ近くでポイ捨てする人がいるのは本当に残念。

 

携帯灰皿もまだあまり浸透してないようで、ドイツでは見かけたことがありません。

 

⑤トイレが有料+汚い

日本はコンビニに行くと無料でトイレを貸してもらえますが、ドイツでトイレに行きたくなったらさぁ大変。

 

ドイツにはコンビニという便利な文化がないため、公衆トイレか店でトイレを借りなくてはいけないのですが、、、

ドイツの公衆トイレはほとんどが有料な上、汚い所が非常に多い。

 

(そして数も少ないので、見つけるのが大変。)

 

公衆トイレの料金が50セント〜1ユーロ(約120円)と高いのもネック。

 

レストランなどのお店にトイレを貸してくれるようお願いすることもできますが

トイレだけの利用には50セントほど請求されるのが相場です。

 

(まれにタダで使わせてくれる優しいお店もあるが、特に人の多い観光地の場合はトイレ利用料を取る店が多い。)

 

驚くのは、高速道路(アウトバーン)のパーキングエリアのトイレも有料なこと。

 

(無料の場所もありますが、その場合は大体ものすごく汚い。)

 

そのためパーキングエリア建物内のトイレを使わず、その辺の草むらで済ましちゃう人も多いという。

 

明らかに立ちションしてる男性もよく見かけるんですが

もっと残念なのはパーキングエリアの草むらに使用済みのティッシュがたっくさん落ちていること。

 

タバコの吸い殻といい使用済みティッシュといい、ポイ捨てに関してはガッカリさせられることが多いドイツ。

 

⑥工事がなかなか終わらない

日本に一時帰国した際、テレビでやっていて驚いたCMがあります。

 

それは、高速道路の工事のお知らせ。

 

「この週末の3日間、○○PAから○○PAが通行止めとなります。ご迷惑をおかけしますが、ご協力お願いします。」

 

、、、こんなよくあるCMになぜ驚いたかって

ドイツではまずそんな丁寧なお知らせはないし、そもそも3日で終わる道路工事なんか見たことないから。

 

アウトバーンでも街中でも、道路工事自体はたくさんあるんですが

それがどんなに交通量の多い道路であっても、工事が終わるのにはすごく長い時間がかかります。

 

なぜかと言えば

ドイツのシステムは道路の利用者より建設や工事現場で働く労働者を優先するから。

 

「突貫で工事を終わらせてしまうと、労働者に安定して仕事を供給できなくなる」という理由が背景があるようです

 

というわけで

工事現場で働く人もきちんと週末は休むし、長期休暇もしっかり取ります。

 

夜間の工事なんて、よっぽどの緊急時じゃないとやりません。

 

工事の内容は緩く長期間行うことで、働いてる人を守っている

、、、というドイツのやり方は素晴らしいのですが、道路の利用者からしたらもちろん超絶不便。

 

特に大都市のラッシュアワーには、交通規制のある工事現場付近で大渋滞が起こりがち。

 

通勤なんて毎日のことなのに工事は待てど暮らせど終わらなし

めちゃくちゃ渋滞してる工事現場で作業員がタバコ休憩とかしてると若干イラっとはしてしまいます。

 

⑦相槌を打たない

日本では人の話を聞く時、相槌を打って「あなたの話を聞いていますよ」という姿勢を見せるのがマナーですよね。

 

話を聞いてるのに何の反応も示さないと「この人本当に話聞いてるのかな?」と思われてしまいます。

 

一方ドイツでは、話を聞いてる時に相槌を打つと「集中して話を聞いてない」と思われて失礼にあたります。

 

では、ドイツで「話を聞いている」ということをどのように表現するかというと

話してる人の目をじっと見つめます。 

 

首などは動かさず、何も言わず、ただただ見るだけ。

 

、、、ドイツ人のこの話の聞き方、在独9年経った今も全く慣れません。

 

話をしてるのに何も反応がないと「ちゃんと話聞いてるのかな?ていうかもしかして私のドイツ語通じてない?」と感じてしまい、同じ話を何度も繰り返しちゃう、、、なんてことが未だにしょっちゅうあります。

 

⑧簡単に笑わない

最後に、ドイツに来てすぐの頃から私が1番『苦しめられた』であろうこちらのカルチャーショック。

 

日本では初対面の人でも笑顔で接するのが礼儀ですが

ドイツでは特に知らない人や初対面の人にはあまり笑顔を見せません。

 

それどころか、あんまりニコニコ笑顔を振りまいてるいとバカだと思われて下に見られることも。

 

もちろん知り合って友達になれば笑顔も見せるし笑い合いもしますが、、、。

 

というわけでドイツでは、道ゆく人達は皆口角をぐっと下げて「怒ってる?」というような表情で歩いてる人が多いです。

 

お店に入っても、店員さんはニコニコなんかしてくれません。

 

どんな人に対しても笑顔で接したいし接してもらいたい日本人の私にとって、ドイツ人のこの無意識の習慣は辛いものでしかなかったです。

 

ではなぜ、ドイツ人は笑顔を出し惜しみするのか?

 

いろいろと理由を考えてみたんですが、今のところ『笑顔を見せないことにより力関係を示そうとしている』のではないかと考えています。

 

ドイツ人は自分の意見をはっきりと持った人が多く、意見の異なる人とは議論になることも多いのですが

自分の意見を通すために、人との力関係にも敏感な人が多いと感じます。

 

自分に威厳を持たせるため、無意識のうちに笑顔を封印してるのかな、、、と。

 

悪く言えば、人に対してマウントを取りたい人が多いのかも。

 

日本人は『協調性』を大事にする民族なので、ドイツ人の『個』の感性は理解するのが難しいと未だに感じます。

 

まとめ

というわけで、今回の記事では

ドイツに暮らし始めてショックを受けた、日本とドイツの違いについて書きました。

 

まだまだいろいろと衝撃を受けたことはたくさんありますが、今回はパッと思いついたものを8つ書き出してみました。

 

日々ドイツで暮らしていく中で、日本との違いに直面すると辛いと感じる事の方が多いのは事実ですが

しかしそれがまた海外に住む面白さでもあります。

 

なお上記にまとめたのは私が実際に経験したことではありますが

ドイツという国やドイツ人が全部そうかといえば、もちろんそんなことはありません。

 

個人や家庭、また地域によっても異なる場合もありますのであしからず。

 

おわり!

 

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