キャッシュレス化が進む中、チャージしすぎたPayPayの残高を現金化したり、お金がないため今すぐPayPayで獲得したポイントなどを現金化したいという需要も高まっています。
PayPayの現金化は残高やポイントなど現金にしたい項目によって換金方法や即日で現金にして引き出しできるかであったり、手数料や注意点も異なります。
本記事は、PayPayの残高を最短即日で現金化する方法からポイント等の現金化の手順、手数料や注意点について紹介します。
- PayPay(ペイペイ)残高を即日現金化する方法
- PayPay(ペイペイ)マネーで最短即日現金化が可能【公式】
- PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントは商品の転売を利用して商品の現金化が可能
- PayPay(ペイペイ)あと払いサービスはクレカ現金化事業者で即日現金化が可能
- PayPay(ペイペイ)現金化の必要期間や手数料
- PayPay(ペイペイ)残高の現金化のリスクと注意点
PayPay(ペイペイ)残高を即日現金化する方法
PayPayの残高を即日最短で現金化する方法は大きく以下の3つの方法になります。
- PayPayマネーから出金申請をする【公式】
- ポイント等で商品を購入し、買取店舗で転売する
- クレカ現金化事業者で現金化する
いずれの方法も今すぐお金が欲しい、今日当日中に現金が必要だという方には即日で現金を手に入れることができます。
しかし、PayPayの残高の現金化の流れや手数料、注意点がそれぞれ違っているので、1つずつ理解しながら自身にあった現金化の方法を用いて安全に現金化を行いましょう。
以下、PayPay残高の種類をまとめた表になります。
PayPay残高の種類 | 口座への出金 | 残高の有効期限 | 本人確認 | チャージ方法 |
---|---|---|---|---|
PayPayマネー | 可能 | なし | 必要 | 銀行口座・セブン銀行ATM・ヤフオクの売上・PayPayフリマの売上 |
PayPayマネーライト | 不可 | なし | 不要 | PayPayカード(ヤフーカード)・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い |
PayPayボーナスライト | 不可 | 60日間 | 不要 | キャンペーン・特典 |
PayPayポイント | 不可 | なし | 不要 | キャンペーン・特典 |
PayPay(ペイペイ)マネーで最短即日現金化が可能【公式】
PayPayが公式として紹介している方法がPayPayマネーの残高を用いてPayPayマネーから現金を引き出して現金化する方法です。
PayPayマネーは銀行口座やセブン銀行、PayPayフリマやヤフオク!の売り上げ金からチャージが可能です。チャージした残高はPayPayアプリから銀行口座に現金引き出しを行い、チャージしたPayPayマネーを現金化することが可能です。
PayPayマネーを現金化する方法はPayPayアプリから出金申請をする
PayPayマネーを出金する方法と手順は以下の通りになります。
- スマホからPayPayアプリを開く
- アプリ内の「ウォレット・財布」をタップ
- 「出金」をタップ
- 出金先の銀行口座
- 出金したい金額を入力して、出金をタップ
上記の手順でPayPayアプリから手続きを行うことでPayPayマネー残高を最短即日で現金に換えることができます。現金化にかかる日数はPayPayに紐づけている銀行口座によって変わります。PayPay銀行のみ、PayPayマネーを即日で銀行口座に振込可能です。
なお、PayPayマネーを利用するにあたってPayPayアプリで本人確認をする必要があります。PayPayアプリから「アカウント」→「詳細」を選択し、「本人確認・口座認証」のページから本人確認が可能です。本人確認書類として、『マイナンバーカードもしくは運転免許証』が、必要になるため、PayPayアプリの本人確認がまだ済んでいない場合は、事前にマイナンバーカードの準備か運転免許証を準備しておくことをおすすめします。
PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントは商品の転売を利用して商品の現金化が可能
PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントは銀行口座へ振り込みができないPayPayマネーであったり、PayPayサービスを利用する中で獲得できる有効期限つきのポイントやマネーです。
多くの利用者は商品やサービスの購入時にポイントをあてて購入したり、近年ではPayPayポイントを運用する仕組みができており、今すぐ商品を購入することがない方はポイント運用を行うことでいずれ商品を購入するときに備えてポイント運用でポイントを増やす方もいます。
PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントの残高やポイントを現金化することも可能です。PayPayマネーとは異なった方法で現金化を行うため、改めて方法や手順を紹介します。
PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントは公式では現金化できない
PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントの現金化は公式で発表されておらず、アプリなどのシステムを使って現金化を行うことはできません。
しかし全くできないことはなく、『購入した商品を買取店舗またはフリマアプリで転売して現金化』することは可能です。PayPayマネーに比べて手間がかかりますが、公式ではできない現金化が可能で、今すぐ今日中に現金化したい場合も行うことができます。
商品を買取店舗に転売して現金化する手順と方法
- PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントを利用して商品を購入する
- 購入した商品を買取店舗へ持っていく
- 商品を査定してもらった後、買取可能であれば商品を売却する
- 査定した額の現金を受け取る
ポイントは、『PayPayのサービスが利用可能なオンラインショップもしくは実店舗を探すこと』と『本人確認書類を忘れずに持っていくこと』です。
PayPayのサービスが使えないとそもそもPayPa決済で商品を購入することができません。オンラインで商品を購入するときはPayPay利用可能なことが多いですが、実店舗を利用する場合は、必ず事前にPayPayサービスが利用可能かどうか確認しましょう。
また、大黒屋などの買取店舗で商品を売却する際、売却にあたって本人確認書類の提示を必ず求められます。「運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証」などの本人確認書類を必ず持参し買取店舗へ向かう必要があります。
フリマアプリを利用した現金化の手順と方法
- PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントを利用して商品を購入する
- 購入した商品をフリマアプリに出品する
- フリマアプリで商品を購入してもらう
- 商品の発送手続きを行う
- 取引終了後にフリマアプリの残高に売上高が振込される
- フリマアプリの売上高を銀行口座に振込の手続きをする
- 数日後に銀行口座に現金が入金される
PayPayマネーライト・PayPayボーナスライト・PayPayポイントを、フリマアプリを利用して現金化を行う場合、上記の手順になります。
ポイントは、『フリマアプリで商品を販売する必要がある』『フリマアプリに銀行口座の登録が必要』、『即日での現金化は不可』の3点です。
フリマアプリの場合、買い手が見つかるまで商品が売れずに売り上げ高が発生しない点や、成約から発送までの期間、売り上げ高を銀行口座へ入金する期間を考えると最短でも、5~7日ほどの期間が必要です。しかし、販売価格を自身で設定できるため、買取店舗と比べて高い利益率での現金化が可能になります。
PayPay(ペイペイ)あと払いサービスはクレカ現金化事業者で即日現金化が可能
PayPayあと払いというサービスを利用した現金化の方法は、公式では存在しておりません。しかし、当月購入した商品の支払いを来月に後払いすることができる、という仕組みを利用して現金化を行うこともできます。
具体的には『PayPayバーチャルカードとクレカ現金化事業者を利用した現金化』です。
即日最短で現金化が可能ですので、今すぐ現金がほしい、今日中にどうしてもお金が必要だという方は、その日中に現金を手に入れることができます。
クレカ現金化事業者を利用してその日中に今すぐ現金化する方法と手順
PayPayあと払いというシステムとPayPayバーチャルカードを利用して、クレカ現金化事業者で最短即日で現金化を行うことが可能です。手順は以下の通りになります。
- クレカ現金化事業者のサイトにアクセスする
- 自身の情報・口座の情報・PayPayバーチャルカードの情報を登録する
- 現金で欲しい金額を入力する
- 最短即日で銀行口座にクレカ現金化事業者から振込
クレカ現金化事業者を利用する場合、①個人情報 ②振り込む銀行口座の情報 ③PayPayバーチャルカードの情報が必要になります。クレカ現金化事業者にもよりますが、最短で10分で銀行口座に現金が振込可能です。
PayPayあと払いを利用するにあたって、先に口座の登録や審査を済ませておく必要があります。登録は5~10分ほどで完了します。
PayPayバーチャルカードとは
バーチャルカードはインターネットショッピングサイトで通常のクレジット―カード同様にご利用いただけるカードで、カード番号、有効期限、セキュリティコードがPayPayアプリ上で発行されます。 カード番号の表示にはSMS認証が必要となっており、安心してご利用いただけます。「PayPayあと払い」の入会審査完了後に「PayPayカード」も利用できるようになります。
PayPayあと払いに登録が完了した時に、PayPayバーチャルカードが自動発行されます。
PayPayバーチャルカードは、扱いはクレジットカードと同様です。クレジットカード決済加盟店でなら利用可能のカードで、プラスッチクにICチップが入ったカードと異なり、実体で存在せず、画像のようにアプリ内で存在するカードになります。
セキュリティコードやカード番号はPayPayアプリで確認することができ、引き落とし日は毎月27日になります。
PayPay(ペイペイ)現金化の必要期間や手数料
PayPayでの現金化の方法は、
- PayPayマネー残高の現金化(銀行へ振り込み申請)
- 購入した商品の転売(買取店舗・フリマアプリでの販売)
- クレカ現金化事業者での現金化
の3点を紹介しましたが、それぞれで現金化にあたっての必要期間や手数料が異なっています。PayPayマネー残高の現金化でも銀行口座が違えば必要期間や手数料が変わってくるため、自身がいつ現金が必要なのか、どれくらい現金がほしいのかを考え、最適な方法で現金化を行う必要があります。
PayPayマネーはPayPay銀行があれば最短即日で現金化が可能
PayPayマネーはPayPay銀行に紐づけておくのが現金化において一番良いとされています。PayPay銀行はPayPayマネーの入金・出金において手数料が発生しません。また、入金・出金が即日で行うことができるのもPayPay銀行だけとされているため、PayPayマネマネー残高を即日最短で現金化するにはPayPay銀行を作る必要があります。
PayPay銀行の開設はスマホで完結させることができ、即日で口座開設が可能です。
スマホと本人確認書類があればその場で開設手続きが可能ですので、PayPayマネー登録時に合わせて作ると便利に使用することができます。
その他の銀行は1~2日後、ゆうちょ銀行は3~4日後に口座へ振り込み
PayPay銀行以外の他行口座は、PayPayアプリから申請後1~2日後に口座に振込されます。また、ゆうちょ銀行に関しては、アプリ申請後から3~4日後に口座へ振り込まれます。また、アプリからの申請が17時以降になると、翌日の申請と同じ扱いになってしまうため、現金化のタイムラグが発生します。即日で今すぐ現金がほしい方は、あらかじめPayPayとPayPay銀行を紐づけておくことで、PayPayマネー残高を即日で現金化することができます。
PayPay銀行は手数料無料で現金化できる
PayPayとPayPay銀行を紐づけておけば、入金・出金の手数料を無料で利用することができます。回数制限や時間帯による制限もなく、上記で述べた通り、即日で振込も可能なのでPayPay利用者にとってPayPay銀行を持つことは大きなメリットといえます。
PayPay銀行以外は手数料が100円発生する
PayPayマネー残高をPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)以外へ振り込み申請を行うと、一律100円の手数料が発生します。少額の振り込み申請でも手数料の100円が発生してしまう点や、複数回入出金を行うと100円とはいえ無駄なお金が発生してしまうため、そういったデメリットを回避するためにもPayPay銀行を開設してPayPayと紐づけておくことがいいとされています。
PayPay(ペイペイ)残高の現金化のリスクと注意点
PayPay残高の現金化は公式で紹介されている方法を利用すれば安全にノーリスクで最短即日で現金化可能ですが他の方法ではリスクがあったり、注意するポイントがあります。
特に即日で今すぐ現金が欲しいという方こそ、リスクや現金化するときの注意点を理解した上で現金の手順を進めましょう。
PayPay銀行以外は出金に手数料が発生する
PayPay銀行以外の他行口座へPayPayマネーを振込申請すると、100円の手数料が発生します。これはどんな金額の申請であろうと、どの時間帯であろうと発生してしまうため、他行口座に紐づいたPayPayマネーを現金化する時は、振込した金額+100円の手数料がPayPayマネーから減るという認識を持っておきましょう。
2019年2月19日以前のPayPayマネーチャージ分は出金できない
PayPayの仕様の変更により、2019年2月19日より前にチャージしたPayPayマネーは銀行口座に振込申請できません。そのままPayPayの残高として利用するか、どうしても現金が欲しい方は、商品を購入し買取店舗やフリマアプリで転売する方法を使って現金化が可能です。
PayPayではギフト券などの金券を購入できない
PayPayでは現金化対策として、どの決済を利用してもAmazonギフト券のような金券を購入することはできません。PayPayの転売を利用した現金化は基本的には物である商品を購入し転売します。高単価なものや時価が高いものを選んで購入できれば、転売した際に高い換金率で現金を手に入れることができます。
転売やフリマアプリを利用したPayPayの現金化は手間がかかる
買取店舗やフリマアプリを利用したPayPayの現金化は、商品の購入から買取店舗に赴いたり、フリマアプリなら売れてから発送まで自身が作業しないといけないため、かなり手間がかかります。そのため、即日で今すぐ現金がほしいという方にとって、あまりオススメの方法とは言えません。
現金化を急いでおらず、高い利益率で現金化をしたい方はフリマアプリが自分で価格設定できるため、高い換金率で現金化することができます。
クレカ現金化業者を利用したPayPay現金化は換金率が下がる
PayPay現金化の方法の中で、クレカ現金化業者は最短即日で現金化が可能です。しかし、クレカ現金化業者は現金に換金した時の換金率は高くありません。特にPayPayバーチャルカードのクレカ現金化の換金率は60%~80%になります。
例にあげて説明すると、クレカ事業者で10万円分の商品を購入したが、換金率が60%のため現金でもらえるのは6万円になります。現金は即日その場で6万円手に入りますが、実際は4万円ほど損をしていることになります。
どうしても即日現金がほしい方は、PayPay銀行に紐づいたPayPayマネーから口座に申請するか、クレカ現金化事業者の中で、換金率が高い事業者を選ぶことでできる限り損をせずに現金化を行うことができます。
クレカ現金化業者を利用した現金化は詐欺や犯罪に巻き込まれるリスクがある
クレカ現金化事業者選びを失敗すると、換金率が低いどころか、支払いは完了したが現金が振り込まれず詐欺に遭っていた、という可能性もあります。また、クレカ現金化事業者に渡した名前・住所・その他個人情報が悪質な会社に流されている可能性もゼロではありません。
そもそも、PayPayは金券が購入できないため他のサービスに比べ現金化が難しいとされています。
クレカ事業者を利用してリスクを受けながら、換金率を大幅に下げて現金を手に入れるより消費者金融カードローンなど安心できる場所でお金を借りたほうが良いとされています。